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「十角館の殺人」綾辻行人

十角館の殺人タイトル:十角館の殺人
著者  :綾辻行人
出版社 :講談社文庫
読書期間:2004/09/18 - 2004/09/19
お勧め度:★★★★

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+++++

九州の孤島・角島。半年前、この島では青屋敷という建物が焼失、その焼け跡から建物の設計者で主の中村青司、その妻、そして使用人夫妻が発見されるという痛ましい事故があった。使用人のひとりが行方不明になっているが手がかりなく、事件はその使用人による犯行として片付けられている。

そんな島を大学ミステリ研究会7名が訪れる。「十角館」と呼ばれるその名の通り十角形の奇妙な建物で寝泊りするメンバー7名。楽しい空気が一転、メンバーが一人また一人殺されていく。

犯人はこの中にいるのか?それとも外部の犯行か?

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閉鎖された空間、メンバー間に広がる疑心暗鬼、半年前に起こった凄惨な事件が混在し、緊迫感のあふれる作品となっています。犯人は誰か、次に犠牲になるのは、などなど先が気になって仕方ない。読み始めてからしばらくは、「エラリイ」、「ポー」など有名作家の名前で呼ばれる登場人物の人物像を記憶するのに時間がかかりましたが、しばらくすると気にならなくなりました。

島と本土を交互に章立てて進んでいくのが絶妙。読者は本土で行われる推理を知り、島の連続殺人を上から眺めながら、あれこれと犯人の可能性を考え続けるでしょう。

しかしラストは・・・予想できませんでした。犯人の告白を読み、「えっ・・・」となって最初からざっと読み返してしまいました。なるほど答えを知って読み返すとあれこれと気になることが山のように。

10年以上も前の作品なのに今読んでも(初読みですが、、)まったく色褪せてません。面白い本がないかと聞かれたとき、自身を持ってお勧めできる一冊と思います。