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「ウランバーナの森」奥田英朗

ウランバーナの森タイトル:ウランバーナの森
著者  :奥田英朗
出版社 :講談社文庫
読書期間:2005/11/09 - 2005/11/11
お勧め度:★★★

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その夏、世紀のポップスター・ジョンは軽井沢で過ごした。家族との素敵な避暑が、ひどい便秘でぶち壊し。あまりの苦しさに病院通いをはじめたジョンの元へ、過去からの亡霊が次々と訪れ始めた…。大ベストセラー小説『最悪』の著者が贈る、ウイットとユーモア、そして温かい思いに溢れた喪失と再生の物語。
直木賞作家・奥田英朗さんデビュー作品。リバプール出身の人気バンドグループの一員で、東洋人と結婚しているジョンって人が主人公のお話。誰でも想像の付くあのお方がモチーフなのだが、「この作品はフィクションであり、実在する人物(あるいは実在した人物)とは一切関係がありません。」っておいおい・・・。

1975年にグループが解散し、その後1980年に復帰するまでの5年間の空白期間をジョンは主夫として日本の軽井沢で過ごした。いろいろな書籍を当たってもその空白期間に関する記述はない。では、空白部分を自らの手で埋めてしまえと奥田さんは思いたったのだという。相当コアなビートルズファンのようです、、、。

そんな奥田さんが書いているのだからジョンの人となりは書かれている通りなのでしょう。家族からの愛に飢えた幼少期を過ごしたジョン、突っ張っているが実は小心者のジョン、結婚し子供が出来てから考えが一変したジョン、などなど。5年間で作風ががらりと変わった期間=浄化の期間をファンタジックにうまくまとめたなぁと思いました。

しかし、物語の作りはありがちな印象は否めません。ビートルズファンには堪えられない一作かもしれないけれど、ビートルズに何の思い入れもない人が読んでもそれほど訴えるものがないかも・・・。

アネモネ医院の院長が気になったのですが、これが「空中ブランコ」「インザプール」の伊良部先生へと繋がるのでしょうか。ちょっと楽しみです。

+++++

【みなさまのご意見】
本のことどもさん
りょーちの駄文と書評さん
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陽だまりで読書さん('05/12/02追加)
itchy1976の日記さん('06/01/06追加)