2018/10

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

<< >>


スポンサーサイト

  • -
  • スポンサードリンク
  • -
  • -

一定期間更新がないため広告を表示しています


「暗黒館の殺人」綾辻行人

暗黒館の殺人 (上)暗黒館の殺人 (下)タイトル:暗黒館の殺人
著者  :綾辻行人
出版社 :講談社ノベルス
読書期間:2004/10/05 - 2004/10/16
お勧め度:★★
上巻 → [ Amazon | bk1 ]
下巻 → [ Amazon | bk1 ]


「黒猫館の殺人」から12年、今年9月にようやく発刊された「館シリーズ」最新刊。あおちゃんは、最新刊が出てから読み始めたクチなのでいいけれど、長々と待たされた人にとってはさぞかし期待大だったことだろうと思います。でもなぁ、12年待たされてこれではね・・・。

+++++

熊本の山奥、湖上の島を丸ごと敷地とする館は、外壁すべてが光沢のない黒一色に塗り潰されている。暗黒館、近隣の村の人は浦登一族の住むこの館をこう呼び、近寄ることを避けていた。ひょんなことから当主の息子・玄児と知り合った大学生・中也は、玄児に招かれて暗黒館を訪れる。年に一度行われる「ダリアの日」の宴に参加してほしいというのだ。「ダリヤ」とは誰なのか?その宴席上に饗された怪しげな料理は果たして何なのか?

+++++

とにかく長い。ひたすら長い。上下巻合わせて約1300ページ。読み進めるのは苦行に等しい。最初の600ページは特に事件らしいことも起こらず、ただ淡々と登場人物と館の説明、今までのシリーズとのつながりが語られます。この部分、少なくとも半分には出来るんじゃないか。半分だったら楽しめたかな。いや、そういう問題じゃないか。久しぶりに途中で投げ出そうかと本気で思いました、、、。

端々で「・・・のような、いや・・・」って感じでやたらと「・・・」で終わる文章が多く、今までの館モノとは違い切れが悪い。「・・・」の部分がはっきりしないまま、どんどん先に進んでいくもんだから、イライラしちゃいました。少しでも推理できるような題材を散らばせてくれていたら、長文でも楽しく読めるのに。

下巻のラスト200ページ、いよいよクライマックスとなり、この館の秘密が明らかになる時には、薄々こんなことだろうなぁと想像がついていて、でも裏切る結果になってくれると期待していたら、何とその通りの結末。なんだかなぁ。綾辻さんは「一箇所でも"おっ"と思ってくれるところがあれば本望」とあとがきに書いているけど、こんな長文読まされて"あっ"がたった一つじゃ納得いかないぞ!実際はたくさんの驚きがあったけど。まぁ、小さな驚きの寄せ集めですが。

執筆自体に8年もかかっていると聞きました。本書からは綾辻さんの生みの苦しみを感じてしまいます。これで館モノはおしまいかなと思っていたら、まだ続くそうなんで、一応次に期待してみることにします。

【みなさまのご意見】 おもしろくないっていうのは少数のようです。


スポンサーサイト

  • 17:16
  • -
  • スポンサードリンク
  • -
  • -


related search by amazon
comment

待ってました!

そうですか、星ふたつか・・・(他の方のコメントは
まだ読んでおりませぬ)
最近、私は綾辻さんの本はほとんど読んでいません。
ホラー系に流れてから、なんかダメになって。
こわいとかそういうのじゃなくて、この人にはもう論理の
展開はできないのでは?と思っていたので。
数年前に「どんどん橋おちた」やっけ?それを読んだときも
一応本格物なんだけど、楽屋落ちみたいなので、話を
膨らませているという感想。
それだけに、久々の館シリーズと言うことで、かなり
期待していました。
あおちゃんの書評で、読まないと決めたわけじゃないけど、
あおちゃんがつまらないと思っていた部分が、最近、
私が綾辻さんを読まなくなった理由そのものだったので、
たぶん読まないと思う。
またきっと、いつか返り咲くことがあるような気もして
るんだけど・・・
読者のワガママとして、面白いミステリーを綾辻さんには
期待してしまいます。

  • こむぎ
  • 2004/10/20 10:13 PM

読了するのに10日もかかってしまった。
上巻がなかなか読み進められなくて苦労しましたよ。
とっても期待してたんですけどねー。安い買い物じゃなかったし。
「暗黒館」っていうタイトルは決めていたようだけど、ネタをひねり出すのに苦労したんじゃないかな。それが歳月に表れてる気がします。

でもまだまだ見限れない。「十角館」の衝撃が忘れられんのですよ。
次作も出たら買っちゃうんだろうなぁ。

  • あおちゃん
  • 2004/10/21 12:54 AM

ども。
今回の暗黒館はどうなんでしょうねぇ。

綾辻さんの産みの苦しみってのは分かるんですが、
期待値が高かったので、どうにもこうにもってカンジなんですが。

これまた自作を期待するってことでいいんでしょうか...

  • 3104
  • 2004/10/21 8:40 AM

>3104さん
どもども。
この本で帯の言葉を信用しちゃだめってことを再確認しました。(笑
ここのところ妙に執筆ペースが落ちている綾辻さんなので、次作はいつでるのだろう?期待しないで待つってのがいいのかもしれませんね。

  • あおちゃん
  • 2004/10/21 2:13 PM

TBさせていただきました。
賛否両論あるみたいですが、この無意味な長さにすべての意味が込められていたんだと思います。

■アトマツさん
残念ながら僕にはこの長さに意味は見出すことはできませんでした。
綾辻さんの苦悩は感じましたが。

  • あおちゃん
  • 2005/10/10 6:59 PM








preview on
ご利用のブラウザ、設定ではご利用になれません。

trackback

暗黒館の殺人(上)(下)/綾辻行人 2004

  • 世界が終わるのをここで見て居よう、と思う
  • 2004/11/14 3:19 PM

暗黒の館に秘められた謎

図書館で予約した本が半年以上の時を経て、やっと手元に届きました。本日ご紹介するミステリーは綾辻行人さんの「暗黒館の殺人 上」です。(綾辻さんの「辻」は実際は「しんにょう」にもう一つ点がつきます。) 何はともあれ、「館」シリーズの最新作が読めたことが

  • フォーチュンな日々
  • 2005/06/07 11:26 PM

「暗黒館の殺人」綾辻行人

こまったちゃんはミステリ好き。でも、ハンパなミステリ好きなので海外ものはほとんど読みません。 好きな作家はいろいろいますが、その中の一人が綾辻行人。 館シリーズをはじめ、この人の作品はほとんど読んでいます。 2004年には久しぶりの館シリーズ「暗黒館の

  • こまったちゃんのきまぐれ感想記
  • 2005/08/18 1:09 PM

綾辻行人『 暗黒館の殺人 (上・下) 』

  • アトノマツリ【after_you-festa】 〜アトマツ家のミステリな読書日記
  • 2005/10/10 2:24 PM

暗黒館の殺人 (上)

綾辻行人さんの『館』シリーズ7作目。 今までの作品と比べると、確かに長い。 けれどもその長さには訳があると、自分は感じる。 確かに好き嫌いは分かれると思う。 「ミステリはトリックだ。」と思われる人にとっては、ただぐだぐだと無意味な描写・表現が並

  • 本を読もう
  • 2007/04/01 8:27 AM