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「プリズンホテル 夏」浅田次郎

プリズンホテル 夏タイトル:プリズンホテル 夏
著者  :浅田次郎
出版社 :集英社
読書期間:2007/12/04
お勧め度:★★★

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極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。招待されたそのホテルはなんと任侠団体専用。人はそれを「プリズンホテル」と呼ぶ―。熱血ホテルマン、天才シェフ、心中志願の一家…不思議な宿につどう奇妙な人々がくりひろげる、笑いと涙のスペシャル・ツアーへようこそ。

ヤクザ専用のホテル・奥湯元あじさいホテル、通称「プリズンホテル」を舞台として人間ドラマ。

捻じれた小説家とそれを取り巻く親類縁者の話が中心ですが、「プリズンホテル」に集う訳ありの人々の話が平行に展開してゆき、ページをめくる手が止まりません。誠実だが不遇のホテルマン、名門ホテルを追われた天才シェフ、小説家の叔父でホテルオーナーのヤクザの親分とその子分などなどホテル側の人々が非常に個性的で魅力的です。

ロビーにはその筋の人が気に入る贅を凝らした調度品が並びます。読む限り全くコンセプトのない場末のホテルの様相を呈していますが、訪れた客はなぜか落ち着いてくつろぐことが出来る不思議なホテルです。離婚を決意していた夫婦はみんなと交わるうちに離婚を取りやめ、一家心中をするつもりの家族は温かい料理に生きる希望を見出します。

ただ、捻くれた小説家が改心するまでにはもうしばらくかかりそうです。残り三冊で生まれ変わるのでしょうか。楽しみです。

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comment

あおちゃんさん、あけましておめでとうございます!

『プリズンホテル』は浅田次郎にハマるきっかけになった作品で、もう何年も前に読んだので若干ストーリーはわすれてしまったんですが(爆)、
とっても好きな作品でまた読み直してみたいなぁなんて思っています。

今年もよろしくお願いします!

■tomekitiさん
あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。
知人から「浅田さんらしい本」ということで本書を借りてきました。
人情味あふれるいいお話だったと思います。
どっぷりハマるかはわかりませんが、有名な作品くらいは読んでみようかと
思っています。

  • あおちゃん
  • 2008/01/07 6:20 PM








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プリズンホテル1 夏

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  • 読書マン
  • 2009/01/03 11:30 PM