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「赤朽葉家の伝説」桜庭一樹

赤朽葉家の伝説タイトル:赤朽葉家の伝説
著者  :桜庭一樹
出版社 :東京創元社
読書期間:2007/10/18 - 2007/10/23
お勧め度:★★★★

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"辺境の人"に置き忘れられた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の"千里眼奥様"と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。―千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもないわたし。高度経済成長、バブル景気を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる三代の女たち、そして彼女たちを取り巻く不思議な一族の姿を、比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。

第60回日本推理作家協会賞受賞作。ですが、推理の部分はラストにほんの少し・・・。

鳥取の旧家で製鉄業を営む赤朽葉家に生きる女たちの三代(祖母の万葉、母親の毛鞠、その娘の瞳子)に渡る物語が語れています。戦後の動乱期から平成までを、瞳子が万葉から聞いた話として語られる構成。不思議な千里眼を持つ祖母・万葉。暴走族から少女漫画家へと転身をして一世を風靡する母・毛毬。偉大な祖母、母と比べて自分には何もないと感じる瞳子。しかし、最後にその瞳子が、万葉の残した謎を解き明かします。

山陰地方には行ったことがないのですが、頭の中で思っていてイメージと一、二章で語られる情景がばっちり一致しました(実際は異なると思いますが)。ただ、登場人物の設定や生きざまからはあまりリアリティは感じられず、どこかファンタジックな印象を受けました。漫画っぽい?

一番印象に残ったのは、そのファンタジックさの大元である第一章の万葉の物語。不思議な力を持つゆえ息子や夫の生涯を見通してしまい、一人で苦しみを背負い込みます。ただその力が赤朽葉家の繁栄に大きく貢献しているのは皮肉なものです。

第一章と第二章で語られる破天荒な毛毬の生涯は楽しく読んだのですが、第三章での瞳子の謎解きに入ると一気にパワーダウンしていったように感じました。第二章、第三章の空気の違いから、現在の人々には"熱"が足りないのを感じ取ることを出来ましたが・・・。

登場人物の名前の付け方といい、設定といい、大真面目なんだか笑わせようとしているのかよくわからないけど、そこが妙に後を引きました。

+++++

【みなさまのご意見】
ぱんどらの本棚さん('07/11/29追加)
多趣味が趣味♪さん('07/11/29追加)
かみさまの贈りもの〜読書日記〜さん('07/12/21追加)
栞のさんぽみちさん('08/01/05追加)
聞いてあげるよ君の話をさん('08/01/22追加)


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comment

こんにちは 万葉の話は全盛期の赤朽葉家と相まって、この時代の人の生き方を思わせる感じがよく出ていて面白かったです 漫画のような感じもして、たしかに不思議な感じもする本ですね

■きりりさん
もう少し読みやすければもっと楽しめたと思いますが、
それでも十分楽しめました。
初読みだったので、他の作品も読んでみようと思ってます。

  • あおちゃん
  • 2008/01/22 9:02 PM








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trackback

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  • 2007/11/29 9:03 PM

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  • かみさまの贈りもの〜読書日記〜
  • 2007/12/12 9:08 AM

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シェアブログ1152に投稿 こ、これは…欲しいかも!! ハードカバー、しかも二段組と言うボリュームなのに、全然飽きさせないんですね。 じっくり時間をかけて、ゆっくり読ませていただ...

  • 栞のさんぽみち
  • 2007/12/26 10:31 PM

桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」

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  • 聞いてあげるよ君の話を
  • 2008/01/20 2:33 PM