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「ひまわりの祝祭」藤原伊織

ひまわりの祝祭タイトル:ひまわりの祝祭
著者  :藤原伊織
出版社 :講談社文庫
読書期間:2007/06/21 - 2007/06/26
お勧め度:★★★★★

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自殺した妻は妊娠を隠していた。何年か経ち彼女にそっくりな女と出会った秋山だが、突然まわりが騒々しくなる。ヤクザ、闇の大物、昔の会社のスポンサー筋などの影がちらつく中、キーワードはゴッホの「ひまわり」だと気づくが…。名作『テロリストのパラソル』をしのぐ、ハードボイルド・ミステリーの傑作長編。

妻を自殺で亡くして以来、引きこもった生活を送っていた主人公。人との接触もほとんどない生活が続いていた。そんな生活も、元上司からの奇妙な依頼で一変する。カジノで500万を使い切って(負けて)欲しいという依頼である。カジノへ行ってみるとそこには妻とよく似た一人の女性が・・・。ファン・ゴッホの「ひまわり」をキーワードに、妻の自殺の真相が徐々に明らかとなってゆく。

「テロリストのパラソル」に負けず劣らず面白かったです。「テロリストのパラソル」と同様、主人公は世捨て人のような生活を送っています。ただ、高校時代から絵画の腕前は一級で、デザイナーとして名を馳せていた時代もあります。ギャンブルに関して特殊な才能を持っている点もあわせて、話は見事に展開していきます。

序盤は登場人物たちの軽快な会話に、終盤は「ひまわり」の謎にとページをめくる手が止まりませんでした。軽さと重さを兼ね備えた文章・雰囲気作りには脱帽です。単純なハードボイルドはあまり好きではないですが、ミステリーの要素が絡む著者の作品は大好きです。

終盤はやや難解となってきてリーダビリティが低下するのが残念ですが、それも無理に粗を探せばといった程度と思います。直木賞、乱歩賞受賞後の第一作からくる期待で、本書は十分面白いのに巷の評価は低くなってしまったように思います。未読の方は是非読んでみてください。

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【みなさまのご意見】


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◎「ひまわりの祝祭」 藤原伊織

何故、この本を読もうとしなかったのだろうと後悔している。今回読んだから、それはもう後悔ではないのだが、今後の読書に対するひとつの指針が浮かび上がったような気がする。 江戸川乱歩賞、直木賞をダブルで受賞した代表作「テロリストのパラソル」は、もう細かい

  • 「本のことども」by聖月
  • 2007/09/08 7:55 AM

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  • 2011/06/13 8:10 PM