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「フィッシュストーリー」伊坂幸太郎

フィッシュストーリータイトル:フィッシュストーリー
著者  :伊坂幸太郎
出版社 :新潮社
読書期間:2007/05/11 - 2007/05/14
お勧め度:★★★★

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あの作品に登場した脇役達の日常は? 人気の高い「あの人」が、今度は主役に! デビュー第1短編から最新書き下ろし(150枚!)まで、小気味よい会話と伏線の妙が冴える伊坂ワールドの饗宴。

「動物園のエンジン」「サクリファイス」「フィッシュストーリー」「ポテチ」の四編を収録。今までの作品に登場した人物がちょこちょこ出てるそうですが、気が付いたのは黒澤くらい。こんな恥ずかしいくらいに前の作品を覚えていない僕でも、十分楽しめる作品でした。

「動物のエンジン」
十年前、僕と河原崎さんと動物園職員の恩田は深夜の動物園にいた。そこには、狼の檻の前で横たわって眠る元動物職員の姿が。恩田曰く「動物園のエンジン」とのこと。

「サクリファイス」
人探しのため、小暮村を訪れた黒澤。その村には、未だ「生贄」の風習が残るという。抽選で決まるはずの「生贄」に、高い確率で当たる一人の男。黒澤は、疑問を抱く。

「フィッシュストーリー」
解散寸前のロックバンドが最後に出したアルバム中の一曲から連なる現在、過去そして未来の奇跡のお話。

「ポテチ」
控えのプロ野球選手・尾崎と空き巣・今村、そして今村の家族の物語。万有引力やピタゴラスの定理を発見した今村が見つけたもう一つの事実とは・・・。

全編伊坂節前回全開でした。書き下ろしは「ポテチ」のみですが、ぜんぜん古さは感じません。唯一気が付いた黒澤は、以前と雰囲気が変わっていて少々丸くなったような感じがしますが、こういう一面も持ち合わせているのかとうれしく感じました。

「動物園のエンジン」がやや劣るものの、その他の三編は甲乙つけがたいです。無理やり一番を選ぶと「ポテチ」でしょうか。途中でオチが読めるベタな展開でしたが、心地よいラストでした。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

あおちゃん☆こんばんは
ミステリーっぽい時でも、得意の「?」なセリフで笑っちゃうんですよね。
伊坂さんの描く世界は、どこか浮世離れしていて大好きです。(#^.^#)
それにしても、黒沢さんよく働いてますねぇ!

  • Roko
  • 2007/07/02 10:43 PM

前から誰かが活躍となってて陣内が期待されてたようですが、黒澤が好きなので堪能いたしました 

■Rokoさん
こんばんは。
忘れたころにやってくる他の作品とのリンクが今回は目白押し!のはずが、
ほとんど気がつかず・・・。でも、楽しめました。伊坂さんワールドが全開でしたね。

  • あおちゃん
  • 2007/07/04 2:05 AM

■きりりさん
黒澤以外にも過去の登場人物たちがたくさん登場するようですね。
全部読む元気はないので、どこか載っているサイトを探します・・・。

  • あおちゃん
  • 2007/07/04 2:06 AM

伊坂作品は2冊目だったんですけど、ドンピシャ!って感じで好きになりました。
それにしてもリンクが多そうで、私の記憶力では不可能です。
そういえば繋がりが載ってるサイトを、ゆうさんに教えてもらったのですが、
http://www.mtnk.net/isakaworld.html
いかがでしょうか。

  • じゃじゃまま
  • 2007/07/05 12:20 PM

■じゃじゃままさん
まさにそのサイトは先日発見したものでした。紹介ありがとうございます。
なるほど〜と思いながらも、思い出せないものもあり、
こうなるともう一度読み返してみないといけないかなと感じてます。
伊坂作品はまだ2冊目ですか。どの作品も例外なく面白いので、楽しんでくださいね。

  • あおちゃん
  • 2007/07/06 1:16 PM

こんにちは。
私も「ポテチ」がいいな!と思いました。
個性的すぎるキャラがほほえましく感じてしまう作品でした。

■らぶほんさん
「ポテチ」は、今村の母がいいですよね。
オチが読めたのですが、なんだかあたたかい気持ちになりました。

  • あおちゃん
  • 2007/08/07 9:21 PM








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