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「赤い指」東野圭吾

赤い指タイトル:赤い指
著者  :東野圭吾
出版社 :講談社
読書期間:2007/05/09 - 2007/05/10
お勧め度:★★★★★

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この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身によって明かされなければならない-。犯罪を超えたその先に、本当の闇がある。2日間の悪夢と、孤独な愛情の物語。

直木賞受賞後の第一作。巷では駄作だ、愚作だと評判の悪い作品ですが、僕は直木賞受賞作よりも楽しめました。

「容疑者Xの献身」での石神と同様、前原一家の行動、特に両親の行動は理解できませんでした。しかし、石神とは違い、前原父母はリアルさを感じました。家族を省みない父、子供を溺愛する母、引きこもりの息子、痴呆症の祖母。ややステレオタイプ的だけど、社会が抱える問題を全て凝縮した一家のように思います。

加賀とその父親の関係が、前原一家の関係と対比されていたように思います。なぜ父の見舞いを頑なに拒むのか。その理由は最後に明らかになるのですが、それまで前原一家のろくでもない行動に怒りを通り越して呆れ果てていたので、少しほっとしました。

前述の理由が判明した時もドキっとしましたが、加賀が見つけた事件の真相にもドキっとしました。タイトルになるほどと思う反面、結果を知ってしまうとストレート過ぎと思わなくもありません。まぁ、途中で気が付かなかった負け惜しみですが。

加賀を主人公にシリーズ化されているようですね。そのうち数冊は読んだはずなのですが、全く覚えていません。本棚から引っ張り出して、再読してみようと思います。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

こんばんは。
この本、評判良くないのですか?
私は、ラストで加賀刑事が見舞いに行かない理由が明らかになったとき、何ともいえない感動があふれてきました。
「使命と魂のリミット」よりはずっと良かったと思うのですが・・・。
TBさせていただきました♪

  • EKKO
  • 2007/07/01 12:34 AM

こんにちは!!
直木賞受賞第一作・・ということでしたが、「ミステリー」にこだわった東野さんの姿勢が、よかったな、と思います。あざやかでしたね、話の展開が・・。ラストには、やはり、やられた、と思いました。

■EKKOさん
「容疑者〜」と比較して、そこまでの出来ではない、という感想を多々見かけました。
僕はこっちの方が好きですけどね。「使命と〜」は図書館予約中。こちらも楽しみです。

  • あおちゃん
  • 2007/07/04 2:07 AM

■ERIさん
こんばんは。
もう少し書き込んでもらったほうが楽しめたかなぁという感じはしますが、
謎解きを大いに楽しみました。加賀シリーズ、読みたいと思います。

  • あおちゃん
  • 2007/07/04 2:08 AM








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