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「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦

夜は短し歩けよ乙女 タイトル:夜は短し歩けよ乙女
著者  :森見登美彦
出版社 :角川書店
読書期間:2007/04/11 - 2007/04/13
お勧め度:★★★★★

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私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。「あ!先輩、奇遇ですねえ!」…「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった。天然キャラ女子に萌える男子の純情!キュートで奇抜な恋愛小説in京都。

第四回本屋大賞二位、そして第二十回山本周五郎賞受賞作。

恋下手な「先輩」が、思いを寄せる後輩の「黒髪の乙女」になんとか気に入ってもらおうと取った行動は、外堀を埋めること。後輩の行く先々に偶然を装って出没することで、「まぁ、なんて気が合うのだろう・・・」なんて展開を思い描いているのだけど、天真爛漫な後輩は毎回「奇遇ですねぇ」の一言で終わってしまう。そうこうしているうちに月日はどんどん流れて、数々の騒動に巻き込まれてゆくのであった・・・。

涙ぐましい努力をする先輩に拍手! もう完全にストーカーなんだけど、下品な手を打っているわけじゃないので、まぁよしとしましょう。こんなに一生懸命なのに、当人は全く気が付かず。そのおかげで読んでるこっちは十分に楽しめたのだけど、先輩にはほんと同情してしまいます・・・。

出てくる人たちはみんな一癖も蓋癖もある人たちばかりなのに、嫌なヤツがぜんぜんいないのです。完全にキャラ立ちしてて、もうこれでこの作品の成功は決まったようなもの。錦鯉を売る東堂さん、謎の老人李白さん、願掛けのためパンツを履き替えないパンツ総番長とか、もう誰にも思い入れたっぷりで読みました。「ナカメ作戦」に「おともだちパンチ」、「偽電気ブラン」に「韋駄天コタツ」など独特のネーミングセンスにも脱帽です。

第二章「深海魚たち」も良かったのですが、一番好きなのは第三章「御都合主義者かく語りき」。小さなことから大きなことまで独特の世界が全開で、それぞれが有機的に繋がる面白さ。結末もよかったけど、そしてそこへたどり着くまでの展開が用意周到でした。完全に森見さんの手のひらで転がされた気もしますが、わかっていながらハマる面白さがありました。

完全に漫画の世界で「めぞん一刻」を思い出してしまいました。両方とも恋愛がメインですしね。最後までずっとほのぼのした気持ちでした。オススメ。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

この本面白かったですよね。
恋愛モノなのに恋愛じゃない、みたいな感じが良かった。
これを読んだ直後は、「なむなむ」がマイブームでした。

こんばんは。
面白かったですよね。
先輩は一歩間違えばただの気持ち悪い人なのに、なんだかものすごく応援してしまいました。
登場人物がみんな魅力的で、世界観も素敵でした。

こんばんは!
独特の世界観でとっても楽しい小説でしたね♪
これが森見さん初読みだったんですが、関連図書の『四畳半神話体系』というのも面白く読みました。
樋口さんとかメチャ出てきますよぅ!
好き嫌いが別れるようですが私的にはオススメです。

■しんちゃん
コメント遅くなり、すみません。m(_ _)m
登場人物たちみんなが「ほほえましい」んですよね。
独特の世界を堪能できました。

  • あおちゃん
  • 2007/06/05 6:22 PM

■ちきちきさん
コメント遅くなり、すみません。m(_ _)m
僕も先輩を応援してました。もっとストレートに行けばいいのに・・・。でも、憎めませんね。
突き抜けてるお話で、とても楽しめました。

  • あおちゃん
  • 2007/06/05 6:34 PM

■tomekitiさん
コメント遅くなり、すみません。m(_ _)m
この本を読んで、片っ端から図書館に予約を入れました。
「四畳半神話体系」はつながりがあるのですね。楽しみです!

  • あおちゃん
  • 2007/06/05 6:35 PM








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「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦

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