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「削除ボーイズ0326」方波見大志

削除ボーイズ0326タイトル:削除ボーイズ0326
著者  :方波見大志
出版社 :ポプラ社
読書期間:2007/03/07 - 2007/03/08
お勧め度:★★★★

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主人公、直都が手に入れたのは、出来事を「削除」できる装置だった。削除したいのは深爪の傷、息苦しい現実、それとも忘れられない過ち?生命力に満ちた人物造形と疾走感あふれる筆致が織りなす、まったく新しいリアル・エンターテインメント。第1回ポプラ社小説大賞受賞。

大賞賞金二千万円のポプラ社小説大賞受賞作。

主人公の直都は、フリマにいたおじさんにデジカメの様な奇妙な機械をもらう。おじさん曰く「起きた出来事を削除出来る機械」。半信半疑の直都であったが、色々と試すうちに機械の力を実感、仲間と共に過去の出来事を消してゆく。思ってもいなかった"副作用"があることも露知らず・・・。次第に機械に頼るようになった直都は、ある事件に巻き込まれてゆく。

少年少女たちの心の動きが細かく描かれていて、とても楽しく読めました。主人公の直都はもちろんのこと、事故で車椅子生活を余儀なくされた親友、その事故の原因を作り、ひきこもりになってしまった兄、口数の少ないクラスメイトの少女など、悩みを抱えた彼らの内面が丁寧に書かれていたと思います。小道具の設定(デジカメ風の機械とか株で失敗とか)も今風で、なかなかよかったです。

出来事を消すという行為に対する思慮の浅さは、小学生らしいですね。自分だったら何を消すかと考えてみたのですが、全く思い浮かびませんでした。現在を変える必要がないってことでしょうか。割と満足しているのかな、現状に。

一点、ん?と思ったところがありました。「1秒ごとに数字を1、2、3・・・と書いていって、どこまで消えているかで削除出来る時間を計る」ってところなのですが、1の時点から削除してしまったら、数字を書いたこと自体がなくなってしまうのではないかって思いました。また、数字の途中から消したとしても、削除後の出来事が変わってしまって、消した時間に書いた数字だけなくなるってことはないとも思いました。

まぁ、多少矛盾があったとしても、楽しめたのでよしとします。

+++++

【みなさまのご意見】
ナナメモさん
宙の本棚さん


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comment

ややネタバレになりますが、この装置が過去の出来事を消すというのは、
実はセットした時間を起点に5分間(故障が進んで更に短い)対象者を
セットした時間だけこの世から対象者を消してその場に居なかったことにし、
その結果辿ってきたルートが変り、結果現在に影響を及ぼす場合がある
というのが作中での説明でしたね。この設定で辻褄合わせを考えると、
単に紙の上に順番に1秒ごとに数字を書くのではなく、秒針の順番合わせて
事前に決めた位置に数字を決め打ちで書くだけという方式ならば
作中の結果もなんとか可能かもしれませんねw

  • えんどうまめ
  • 2009/04/20 6:22 AM

■えんどうまめさん
こんにちは。
時間と空間をペアにしないとうまくいかないですよね。
すっきりしました。ありがとうございました。m(_ _)m

  • あおちゃん
  • 2009/04/22 8:24 PM








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trackback

「削除ボーイズ0326」方波見大志

削除ボーイズ0326 方波見 大志 小学校6年生のグッチ。目立たないクラスメイトの浮石を助けたとき、フリマをやっているおじさんからもらった不思議な機械。それは出来事を「削除」出来る装置だった。 ポプラ大賞だそうです。2000万円!すごいなぁ。 主人

  • ナナメモ
  • 2007/04/06 4:26 PM

「削除ボーイズ0326」方波見大志

私にとって消してしまいたい事ってなんだろう? すぐに思いつかないって事は、それなりに今の自分に満足しているってことなのかな? 悔しかったり苦しかったり辛かったり悲しかったりしたことも、過ぎてしまえばそれなりに昇華されているってことでしょうか?  ★

  • 宙の本棚
  • 2007/04/07 4:17 PM