200704
Wednesday
主人公、直都が手に入れたのは、出来事を「削除」できる装置だった。削除したいのは深爪の傷、息苦しい現実、それとも忘れられない過ち?生命力に満ちた人物造形と疾走感あふれる筆致が織りなす、まったく新しいリアル・エンターテインメント。第1回ポプラ社小説大賞受賞。
ややネタバレになりますが、この装置が過去の出来事を消すというのは、
実はセットした時間を起点に5分間(故障が進んで更に短い)対象者を
セットした時間だけこの世から対象者を消してその場に居なかったことにし、
その結果辿ってきたルートが変り、結果現在に影響を及ぼす場合がある
というのが作中での説明でしたね。この設定で辻褄合わせを考えると、
単に紙の上に順番に1秒ごとに数字を書くのではなく、秒針の順番合わせて
事前に決めた位置に数字を決め打ちで書くだけという方式ならば
作中の結果もなんとか可能かもしれませんねw
■えんどうまめさん
こんにちは。
時間と空間をペアにしないとうまくいかないですよね。
すっきりしました。ありがとうございました。m(_ _)m
削除ボーイズ0326 方波見 大志 小学校6年生のグッチ。目立たないクラスメイトの浮石を助けたとき、フリマをやっているおじさんからもらった不思議な機械。それは出来事を「削除」出来る装置だった。 ポプラ大賞だそうです。2000万円!すごいなぁ。 主人
私にとって消してしまいたい事ってなんだろう? すぐに思いつかないって事は、それなりに今の自分に満足しているってことなのかな? 悔しかったり苦しかったり辛かったり悲しかったりしたことも、過ぎてしまえばそれなりに昇華されているってことでしょうか? ★