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「贄の夜会」香納諒一

贄の夜会タイトル:贄の夜会
著者  :香納諒一
出版社 :文芸春秋
読書期間:2007/01/30 - 2007/02/03
お勧め度:★★★★★

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“犯罪被害者家族の集い”に参加したふたりの女性が殺された。ハープ奏者は両手首を切り落とされ、もうひとりは後頭部を石段に叩き付けられて―。刑事の大河内は被害者の夫の行動に疑問を覚えるが、なぜか公安部からストップがかかる。また、“集い”にパネラーとして出席した弁護士は、19年前に起きた少年猟奇事件の犯人だったことを知る。洗脳によって社会の暗闇に潜みつづける真犯人は…。猟奇的殺人鬼とプロの殺し屋がぶつかる時、警察組織の腐敗を目の当たりにした刑事も孤独な一匹狼として暴走を始めた。執筆に6年を費やし、かつてないスケールとスピードで展開する待望のサスペンス巨編。

内容盛りだくさん、ページも盛りだくさんの一冊。

本書は色々な要素が絡み合って構成されています。神戸連続児童殺傷事件をモデルにしたと思われるサイコサスペンスの一面。「ゴルゴ13」クラスの凄腕ヒットマンが、自分の信念の元に犯人を追うハードボイルドの一面。猟奇殺人を追う警察小説としての一面。過去に犯罪を犯した少年に対する周囲の視線を描く社会派の一面。かなりスケールの大きな話になっているのですが、どれにも明確な回答が準備されており、ラストにはきちんと収束する点に著者の筆力を感じました。

登場する人物たちが背負う過去も、物語の構成要素に負けず劣らずものすごく濃くって、最後にどのような未来が待っているのか気になって仕方ありませんでした。特に目取間渉。一つの事件により裏から表に引きずり出された男。数人の視点で描かれた章が交互に展開していくのだけど、主人公は間違いなくこの男でしょう。

どの人物も生き生きと描かれているんだけど、唯一心理学者・田宮恵子が登場する意味と犯人がこの犯罪に及んだ心理だけは理解し切れませんでした。ただ、それでこの作品が持つ魅力が失われるということはありませんでした。

初読みの作家さんだったのですが、ものすごく大当たり。既刊新刊をチェックしたいと思います。

+++++

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