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「優しい子よ」大崎善生

優しい子よタイトル:優しい子よ
著者  :大崎善生
出版社 :講談社
読書期間:2007/01/29 - 2007/01/30
お勧め度:★★★★★

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少年の強い祈りが“奇跡の三ヵ月”を生んだ。他人の幸せを願いながら逝った少年との交流を描く、感動の私小説。少年との出会いから始まり、ひとつの命の誕生で終わる、実話をもとに描く感涙の作品集。

表題作「優しい子よ」のほか、「テレビの虚空」「故郷」「誕生」の四編が収録されています。読むとわかると思いますが、明らかに実話で自分自身に関するノンフィクション小説です。

初読みなのにノンフィクション小説かとちょっと読む気を失いかけましたが(エッセイとかはあまり好きではないので)、読み始めるとうそのように夢中になってしまいました。柔らかな文体、的確な心情描写、そして何より「優しい子」の存在に一気に引き込まれてしまいました。

大崎さんの妻・高橋和さん(元女流棋士)の元に届いた一通の手紙。まさに命が燃え尽きようとしている九歳の少年からのラブレターとも思えるファンレター。苦しい闘病生活を送る状況にありながら、高橋さんの足の痛みが消えることを祈る少年。大崎さん、高橋さんがこの少年との交流で得たことが、今後の二人の人生に大きな影響があったことを知ることが出来ました。静かな筆致から、逆に大崎さんの熱い思いを感じることが出来た気がします。

「誕生」は、「優しい子よ」と対になる短編。死の痛みをいくつか経験した大崎夫妻に訪れる生の喜び。戸惑いながらも、おそらく親バカと呼ばれる父になるんだろうなと思わせる大崎さんの様子が微笑ましかったです。

生と死について考えさせられた一冊でした。本編だけでなく、あとがきもしっかり楽しめました。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

命とか、魂の輝きというものを、教えてくれる本でした。
やっぱり、物凄く親ばかになってはるような気がしますよね。
その光景を想像すると、ほっとしますよね。

  • ERI
  • 2007/03/06 12:50 AM

■ERIさん
優しい心、忘れがちです。僕はいつも何かに対して怒っている気がします。
命が燃え尽きるまで他人を思いやるなんて・・・。
これまでを反省しなくちゃいけないかなぁと思いました。

  • あおちゃん
  • 2007/03/07 12:13 PM








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trackback

優しい子よ 大崎善生 講談社

ドキュメンタリーと小説・・。その違いはどこにあるのだろうか。 そんな事を考えながらこの小説を読んでいた。 この本に納められた4編の小説は、どれも実話も元にしたもの。 元々ドキュメンタリーからこの世界に入られた 作者であり、この物語もそこから始まった二

  • おいしい本箱Diary
  • 2007/03/06 12:47 AM

優しい子よ 大崎善生

不治の病に冒された少年と、棋士である妻との交流を綴った表題作をはじめ、友人の死や我が子の誕生など、生と死に関する出来事をありのままに綴った私小説。 とにかく最初の表題作から号泣してしまった。 不治の病に冒されながらも、自分の妻の足の怪我を心配している

  • かみさまの贈りもの〜読書日記〜
  • 2007/03/06 10:14 AM

「優しい子よ」大崎善生

【生と死の物語】 大崎氏の書く小説が好きだ。文体が好きだ。 彼の描く死生観がなんとなく好きだ。 痛感するし共感できるし・・ なんとなく漠然としているけれど、なんとなく好きなのだ。 「優しい子よ」はそんな大崎氏が書いた4つの短編私小説である ・優

  • 雑板屋
  • 2007/03/06 1:29 PM

『優しい子よ』 大崎 善生 講談社

優しい子よ 大崎さんの運命的な出会い4編…といった感じでしょうか。 人前で読まないほうがいいと思います〜(^^ゞ 「優しい子よ」 大崎さんの奥さんは元有名美人プロ棋士、その奥さんがまだプロ棋士だけれど、このままプロで居続けるか悩んでいたところに、

  • みかんのReading Diary♪
  • 2007/03/28 11:44 PM