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「145gの孤独」伊岡瞬

145gの孤独タイトル:145gの孤独
著者  :伊岡瞬
出版社 :角川書店
読書期間:2007/01/26 - 2007/01/28
お勧め度:★★★★

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プロ野球投手として活躍していた倉沢修介は、試合中の死球事故が原因で現役を引退した。その後、雑用専門の便利屋を始めた倉沢だが、その業務の一環として「付き添い屋」の仕事を立ち上げることになる。そんな倉沢のもとに、ひとりの人妻が訪れる。それは「今週の水曜、私の息子がサッカーの観戦をするので、それに付き添ってほしい」という依頼だった。不可思議な内容に首を傾げながらも、少年に付き添うことになる倉沢。その仕事が終わるや、またも彼女から「来週の水曜もお願いします」という電話が入る。不審に思った倉沢は…。情感豊かな筆致で綴りあげた、ハートウォーミング・ミステリ。第25回横溝正史ミステリ大賞受賞第一作。

割と好きです、この暗さ。

試合中のデットボールが原因でプロ野球選手を引退した倉沢修介が主人公。。倉沢は、飲み屋で知り合ったフランチャイズの便利屋「アリエス」を経営する戸部の紹介で「ヴェスタ・サービス」という便利屋を始める。従業員は、倉沢がデッドボールを当てた西野真佐夫とその妹・晴香。ある日、「アリエス」から小学生の「付き添い」の依頼が舞い込む・・・。

章立てになっているけど、連作短編集といっていいと思います。基本的にちょっと不思議な「付き添い」の依頼が舞い込み、そこにある裏事情を解く、という謎解きのストーリーですが、バックにはプロ野球を引退した倉沢の鬱々とした心の動きが描かれていています。最初から最後まで一貫してトーンが低く、事件も非常に地味なのですが、微妙な心の揺れ具合とか葛藤とかうまく描けていると思います。

登場人物の中では、花屋の二代目・田中が良かったです。嫌がる倉沢をめげずに野球に誘うというシーンが唯一、作中では明るいシーンでした。倉沢にとっても、そしで読者にとっても、何度となく登場する田中は救いになると思います。

最後の最後に明るいラストが待っていると想像していたので、このラストは衝撃でした・・・。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

TBありがとうございました〜
これは最後の最後で驚かされた作品でした。
ま、倉沢の物言いを寛容に受けとめられるかどうかは別ですが・・・
身近にいたら、カチンときちゃいそうです(^_^;)
田中の存在はオアシスみたいでしたね〜

■エビノートさん
正直設定はありえないと感じたのですが、
「付き添い屋」という発想は面白いなぁと感じました。
倉沢が身近にいたら、煮え切らない態度にイライラしそうですね。

  • あおちゃん
  • 2007/03/02 2:26 PM








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145gの孤独 〔伊岡瞬〕

145gの孤独 ≪内容≫ 第25回横溝正史ミステリ大賞受賞第一作! プロ野球の投手として活躍していた倉沢は、試合中の死球事故が原因で現役を引退した。 その後彼が始めた仕事「付き添い屋」には、奇妙な依頼をする客が次々と訪れてきて…。 第25回横溝正史ミス

  • まったり読書日記
  • 2007/03/01 11:15 PM