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「明日の記憶」荻原浩

明日の記憶タイトル:明日の記憶
著者  :荻原浩
出版社 :光文社
読書期間:2007/01/23 - 2007/01/24
お勧め度:★★★★★

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人ごとだと思っていたことが、我が身に起きてしまった。若年性アルツハイマーと告げられた佐伯。彼には、記憶を全てなくす前に果たさねばならない約束があった…。身につまされる長編小説。

ただの物忘れと思っていたのに、それはアルツハイマーの初期症状だった・・・。50歳にして若年性アルツハイマーと診断された佐伯は、必死に病に闘いを挑むが・・・。主人公を自分に置き換えて読んでしまい、終始恐怖を感じていました。ちょっとした物忘れなんてよくあること。それが、アルツハイマーの初期症状だったら・・・。ほんと怖いです。

主人公の佐伯は、診断が下された後も必死に抵抗を試みます。ポケットが膨れ上がるほど何でもメモを取り、その日の出来事を日記につけ、本で自分の症状を調べ、体に良いといわれるものは何でも試す。プライドを捨てて、とにかくもがきます。それでも悲しいことに症状は進行していきます。

娘の結婚式まではと頑張ったのに会社に症状が知れ渡って左遷され、唯一日々の緊張から解放される陶芸教室では先生にお金を騙し取られる。どうしてこんなにつらいことばかり起きるのか。会社に相談していれば周りがもっと支えてくれただろうか、とか、もし自分がそうなったら、今勤めている会社では言うべきだろうか、とかぐるぐると考えてしまいました。

唯一の救いは、妻・枝実子との強く深い愛情を感じられたところです。ラストで暗示されたこれからの二人の生活が、平穏であることを祈らずにはいられません。

若年性アルツハイマーのきれいな面だけしか描いていないですが、描かれていたらつらくて最後まで読めなかったかも。内容が内容だけに気分が重たかったのですが、最後で優しさと温かさを感じられて少し気持ちが軽くなりました。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

TBありがとうございました。
読んでいてとっても辛い作品でしたけど、読んで良かったと思えましたね。
感動してしまいました。
映画はご覧になりましたか?
映画はきれいな部分だけではなくて、家族の苦悩もちゃんと書かれていたのが、良かったのかなと思います。
涙が止まりませんでした。

  • 苗坊
  • 2007/02/19 9:15 PM

こんばんは。
ここのブログでは、初版の表紙で記事が書かれていてうれしくなりました。
もちろん映画のワンシーンを使った表紙も素敵ですが、私はこちらのほうも気に入っていたので。。。
映画も見に行きました。
原作に忠実ながらも、違うところもちらほらあって、どちらもすばらしかったです。
映画はきれいな部分だけじゃなくて・・・という感想に「そういわれてみれば・・・」と新たな気づきがあり興味深く読ませていただきました。

こんばんは。
TBありがとうございました。
DVDを借りてきてるのですが、みなさんのコメントを拝見する限りでは素晴らしい作品のようですね。

これは初めて読んだ荻原さんの作品でした。
そういう事もあって、余計に心に残る作品でもありました。

  • 2007/02/19 10:18 PM

■苗坊さん
映画はまだ見ていません。おそらく辛いだろうから、怖くて見れないってのが本音です。
家族の苦悩は描くべきですよね。本人は忘れていくだけなのだから・・・。
機会があれば見てみたいと思います。

  • あおちゃん
  • 2007/02/20 11:46 AM

■sonatineさん
僕も表紙はこっちの方が好きです。ほんとは購入しようと思っていたのですが、
いつの間にか映画版に切り替わってしまい、タイミングを逃してしまいました。
主人公・佐伯の気持ちが痛いほど伝わってきました。

  • あおちゃん
  • 2007/02/20 11:52 AM

>これは初めて読んだ荻原さんの作品でした。
>そういう事もあって、余計に心に残る作品でもありました。

遅ればせながら一昨年荻原さんの存在を知って読み始めてから嵌っています。
ユーモアと温かみのある文章がとても心地いいです。
この本は、重たい内容ですが重くなり過ぎず、とても読みやすかったですね。
直木賞では候補にも挙がりませんでしたが、さすがは山本周五郎賞を受賞しただけあるなと思いました。

  • あおちゃん
  • 2007/02/20 12:04 PM

 こんばんは♪
 TBどうもありがとうございました。

>唯一の救いは、妻・枝実子との強く深い愛情を感じられたところです。

 これ、同感です。
 現実にはなかなかそうもいかないのかもしれないけど、
 それでもやっぱり救われますよね。

 ラストには号泣でした。
 よい夫婦だなぁって。

■miyukichiさん
ラストはきれいに終わってますが、これからのことを考えると気が重くなりますね。
実際祖母が認知症だったのですが、介護をしていた母はすごく大変だったと思います。
近くに母の姉が住んでいるので、一人で背負い込まなくてよかったのが救いでした・・・。
何か良い薬が開発されることを祈るばかりです・・・。

  • あおちゃん
  • 2007/06/11 7:17 PM








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