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「メリーゴーランド」荻原浩

メリーゴーランドタイトル:メリーゴーランド
著者  :荻原浩
出版社 :新潮社
読書期間:2007/01/19 - 2007/01/22
お勧め度:★★★★

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この俺が、超赤字テーマパークを立て直す?!たとえ何にもしなくても、毎朝デスクにたどり着きさえすれば満点なのが、正しいお役所ライフのはずなのに…。最愛の妻に可愛い子供と過ごす優雅なアフター5はどうなっちゃうんだ?地方都市の村興しと権力闘争に翻弄される公務員の、可笑しくてやがて哀しき奮闘を描く「宮仕え小説」の傑作。

東京で働いていた会社を辞め、地元「駒谷」に地方公務員としてUターンした遠野。市役所で働いていた遠野が異動となり、出向させられたのは「駒谷アテネ村リニューアル推進室」。超赤字のテーマーパーク「駒谷アテネ村」を立て直すのが、遠野の新たな仕事だった・・・。

昨年は、夕張市の財政破綻が話題となりました。この物語の舞台も夕張市と似た田舎町、いや、おそらくどこにでもある典型的な田舎町です。作ったのはいいけれど、閑古鳥が鳴いているテーマパーク。改善しようにも責任が問われるのを恐れて、次の一手を打てないパーク運営者たち。斬新なアイディアは揉み消される現状維持体質。

数少ないツテを使いながら孤軍奮闘する遠野の姿がとてもいいです。熱血漢でもない、特に秀でた才能があるわけでもない遠野が、今の状況に疑問を感じ、意識を変えてゆく。少しずつ人が集まるようになったテーマパークを見ると、何事もあきらめちゃいけないなぁって感じます。

テーマパークも入場者が増えてめでたしめでたし、と終わるのかと思いきや、最後にもう一つ皮肉の聞いた出来事が・・・。素直に終わらず、こういう一捻りあるところが荻原さんの巧さなんだよなぁ。ほろ苦いラストでしたが、読後感は◎でした。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

>素直に終わらず、こういう一捻りあるところが荻原さんの巧さなんだよなぁ
私もそう思いました(*^_^*)
爽やかなお父さん奮闘記でしたよね♪

■そらさん
子供の感想文がうまく使われていましたね。
お父さんが頑張る一つの原動力になってたのかも。

  • あおちゃん
  • 2007/02/12 4:39 PM

>素直に終わらず、こういう一捻りあるところが荻原さんの巧さなんだよなぁ
 まだこの一冊しか読んでないので、この辺は分かりませんが、あおちゃん(「さん」は要らんよね)お気に入りの作家でしょうか、概ね評価が高いようですね。次は『噂』かなと思ってます。
 それにしても、このデザイン、かっこいいねぇ。

■higeruさん
はじめまして。「あおちゃん」で結構です。
荻原さんの本はどれも面白いですよ。お気に入りの作家さんです。
ただ、読み始めたのは最近なので、割と新しい本はあまり読んでません。
「噂」、面白いですよ。あまり情報を入れずに読んだ方がより楽しめると思います。

>それにしても、このデザイン、かっこいいねぇ。
お褒めいただき、ありがとうございます!
標準テンプレートをちょこちょこっと変更しただけですが、自分でも気に入ってます。

  • あおちゃん
  • 2007/02/12 6:45 PM

こんばんは。役所の人たちの働きぶりや考えは正直腹が立ちましたが、テンポよく進んで面白かったですね。そしておっしゃるとおり、ハッピーエンドで終わり、ではなくて、最後にまた悲しい現実がつきつけられているところも上手いなあと思いました。

■masakoさん
お返事遅くなりました。m(_ _)m
荻原さんは笑いと泣きが絶妙なので大好きな作家の一人です。
直木賞、取れるといいなぁと思っています。

  • あおちゃん
  • 2008/07/11 12:14 PM








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(書評)メリーゴーランド

著者:荻原浩 メリーゴーランド価格:¥ 1,785(税込)発売日:2004-07

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『メリーゴーランド』 荻原浩 新潮社

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  • みかんのReading Diary♪
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「メリーゴーランド」荻原浩

メリーゴーランド 荻原 浩 東京で働いた後、実家である駒谷に戻って地方公務員になった遠野啓一。お役所でおきらくな仕事をしていた遠野啓一が業績不振にあえぐテーマパーク「駒谷アテネ村」の推進室に出向になった。 初荻原さん。「明日の記憶」を読みたい

  • ナナメモ
  • 2007/02/12 12:58 AM

「メリーゴーランド」荻原浩

おもしろかった! 痛快なストーリー展開、個性的な脇役陣、ほろ苦い現実なんかを織り交ぜて、暖かい読後感が残ります。 ★★★★☆ こ、この俺が、超赤字テーマパークを立て直す?!――地方都市の村興しに翻弄され

  • 日だまりで読書
  • 2007/02/12 11:32 AM

○「メリーゴーランド」 荻原浩 新潮社 1785円 2004/7

 最近、評者のクライアントに○○省というのがおられ侍る。毎月何回かは、地下鉄桜田門で降りて、その○○省へ出向き、ある国家機密的事項をコンサルしている。最近、その案件も煮詰まってきたので、そろそろ関係者を集めて説明会をしようという話になった。場所は、80

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