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「一応の推定」広川純

一応の推定タイトル:一応の推定
著者  :広川純
出版社 :文芸春秋
読書期間:2007/01/12 - 2007/01/14
お勧め度:★★★★

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轢死した老人は事故死だったのか、それとも愛しい孫娘のために自殺したのか。ベテラン保険調査員・村越の執念の調査行が、二転三転の末にたどり着いた真実とは?第13回松本清張賞受賞作品。

松本清張賞受賞作品。地味だけどなかなか読み応えのある本。

主人公は保険調査員・村越。保険調査員とは、果たして保険金を支払うのが妥当なものかを調査する人です。タイトルになっている「一応の推定」とは、「確たる証拠、例えば遺書などを残さずに自殺した場合、自殺の状況証拠が説明できれば、自殺として裁判官に認定される」という理論です。

村越が調査することになったのは、死亡時に数千万の借金を抱え、しかも心臓移植をしなければ治らない重度の心臓疾患を抱えた孫娘がいるという男性。一日でも早い保険金を願う遺族らですが、保険会社は「自殺」を疑い、支払いを拒否したいと考えています。

死亡した男性には非常に不利な状況です。至急お金が必要ということに加え、自分から保険外交員を呼んで契約したことから、保険金目当ての自殺という考えが膨らんでいきます。村越の調査で「一応の推定」を覆すような事実が明らかになる、といきたいところですが、村越が調べれば調べるほど、男性は自殺であったという方向へと結論が流れていきます。

保険会社が自殺と結論付ける直前に、村越がたどり着いた真実とは? キーとなるものとは? 亡くなった男性の孫への深い愛と先入観に捕らわれない村越の地道な調査が、結論へと導いてくれました。

著者自身、保険調査会社を経営しているということで内部事情が窺い知れ、なかなかに興味深いです。あまり期待せずに読みましたが、後味も非常によくてとても満足できました。

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(書評)一応の推定

著者:広川純 一応の推定価格:¥ 1,500(税込)発売日:2006-06 年の

  • たこの感想文
  • 2007/08/25 5:31 PM