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「夜市」恒川光太郎

夜市タイトル:夜市
著者  :恒川光太郎
出版社 :角川書店
読書期間:2007/01/09 - 2007/01/10
お勧め度:★★★★

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大学生のいずみは、高校時代の同級生・裕司から「夜市にいかないか」と誘われた。裕司に連れられて出かけた岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る、この世ならぬ不思議な市場が開かれていた。夜市では望むものが何でも手に入る。小学生のころに夜市に迷い込んだ裕司は、自分の幼い弟と引き換えに「野球の才能」を買ったのだという。野球部のヒーローとして成長し、甲子園にも出場した裕司だが、弟を売ったことにずっと罪悪感を抱いていた。そして今夜、弟を買い戻すために夜市を訪れたというのだが―。第12回日本ホラー小説大賞受賞作。

読んでいて気持ち悪くなるような作品をイメージしていましたが、切なくて郷愁すら感じさせるようなホラーでした。ファンタジーといってもいいのかも。表題作「夜市」と「風の古道」の二編が収録されています。

どちらの作品も、日常生活から一歩足を踏み出したところにある、普通の人には見えない世界が描かれています。妖怪たちがさまざまな品物を売り、欲しいものが何でも手に入るという「夜市」や、ある決まった出入り口しか出入りできない「古道」など、シチュエーションが新鮮でした。主人公たちに対する人物が、今ひとつ何を考えているのかわからなくって、読み手に不安な気持ちを抱かせます。ここが"ホラー"なのかな。

日常と非日常が交錯しながら、人間の孤独さや寂しさ、身勝手さなどを描き出しています。そんな作品なのに、ラストはほっこりと暖かさを感じさせてくれる、読後感が非常によい作品でした。どちらかというと「風の古道」の方が好みでした。

直木賞の選評を読んだのですが、高評価をしている方が多かったです。でも、最後には必ず「もう少し見守りたい」とか「次回に期待」という文字が並びます。直木賞は候補に挙がった実績(回数)重視というのが如実に伺いしれて、とても残念です。

感想を拝見していて、朱川さんと比較されている方が多かったので、そのうち読んでみたいと思います。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

あおちゃん☆こんばんは
不思議な世界にわたしも引き込まれてしまいました。
「雷の季節の終わりに」も良かったですよ!

  • Roko
  • 2007/02/06 11:51 PM

■Rokoさん
独特な世界を描き出す作家さんですよね。
次にも期待していたのですが、面白かったですか!
早速図書館に予約しました!

  • あおちゃん
  • 2007/02/08 2:21 PM

こんにちは!
ファンタジーのような、郷愁の物語でしたね。
独特の世界観にとても引き込まれました。
↑でRokoさんがオススメしている「雷の季節の終わりに」も読んでみようと思います。

■tomekitiさん
切ないホラーって新しいジャンルのような気がしますね。
これからの活躍に期待したいと思います。

  • あおちゃん
  • 2007/02/18 11:15 PM








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