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「沖で待つ」絲山秋子

沖で待つタイトル:沖で待つ
著者  :絲山秋子
出版社 :文藝春秋
読書期間:2006/12/04
お勧め度:★★★

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仕事のことだったら、そいつのために何だってしてやる。そんな同期の太っちゃんが死んだ。約束を果たすべく、私は彼の部屋にしのびこむ-。仕事を通して結ばれた男女の信頼と友情を描く表題作のほか、「勤労感謝の日」を収録。

同期入社の「太っちゃん」と「私」の友情を描く表題作と、大安吉日にお見合いをした36歳独身・無職女性の心理を描く「勤労感謝の日」の2編が収録されています。

同期って何だか特別なんですよね。僕の場合、新入社員研修で大阪に行った時の同期五人が特別な存在。基本的に会社の愚痴が多いのが難点だけど何でも言い合えるし、同じ釜の飯を食った連帯感がありますね。年に数度しか会わないけれど、奴らだったら理解してくれる、と思えて安心感もあります。

「太っちゃん」と「私」も一緒に福岡に配属されて「同じ釜の飯」という感覚なのかなぁと。それか、何も知らない土地で一緒に戦った「戦友」という感覚か。僕の同期に対する思いよりも、もっと強い思いを次の一文から感じました。

「仕事のことだったら,そいつのためになんだってしてやる。それが同期ってものだと思う」

僕にとって同期は特別な存在ですが、果たしてそこまで言えるかどうか・・・。ちょっぴりうらやましい関係です。

どっちかというと、「勤労感謝の日」の方が好みでした。「沖で待つ」は静かな作品でしたが、「勤労感謝の日」は主人公女性の毒舌っぷりがいつもの絲山節顕在という感じで。ただ、蚕の話が聞いていて痛々しかったですが。

男っぽいけど弱さも持ち合わせている女性を描いた作品でした。それほど深くは感情移入は出来ませんでしたが(僕が男だからかも)、悲哀や辛さは伝わってきました。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

TBさせて頂きました。
読んでいて感情移入するほどは盛り上がりませんでしたが、
一緒に切磋琢磨した同期の存在の貴重さは、感じながら仕事をしたことがあったので、違和感はなかったです。
ただちょっと美しく描きすぎかな?とは思いました。

こんにちは。
絲山さんの本にしてはわかりやすいないようでしたね。
あっという間に読んでしまい、それほどこみ上げて来るものはなかったのですが、
気持ちは理解できました。そこまで出来るかどうかは別として。

  • あおちゃん
  • 2006/12/17 8:14 PM

はじめまして、お邪魔します。
ちょっと前の記事ですが、トラックバックさせていただきました。

ふむふむ、男性はそう感じるのねぇ〜とあおちゃんさんの感想を
とってもおもしろく読みました。
男性がひとりで生きていくことと、女性がひとりで生きていくこと、
そのことに対する周囲の視線って今でもけっこう違いますよね。
そういう意味でも、なんだか女性としてやっぱりリアリティを
感じたのかもしれません。

またぜひ遊びにきますね。
ありがとうございました!

■しろちささん
はじめまして。
絲山さんのお話には「男らしい女性」がよく出てきますよね。
深い共感は出来ませんでしたが、そういう方は嫌いではないです。

トラックバックをお待ちしてます。また遊びに来てくださいね!

  • あおちゃん
  • 2007/03/09 10:24 PM

こんにちは☆
あおちゃんさんの感想を読んで男性の目線ではこう感じるのか〜と思いました。
私はどちらかというと、社会人目線と学生目線の違いを考えてしまいました。初社会人の時の不安とドキドキってわかってもらえるのかなぁって。
『勤労感謝の日』は『逃亡くそたわけ』のような毒舌な女性の一人称で面白かったですね!

■tomekitiさん
内容に共感できるかは、自分の経験によるところは大きいですよね。
学生目線だと・・・、たしかに理解できないかも。
「勤労感謝の日」の方が絲山さんらしくて好きです。

  • あおちゃん
  • 2007/04/06 1:14 PM








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trackback

沖で待つ*絲山秋子

☆☆☆・・ 芥川賞受賞作 すべての働くひとに―― 同期入社の太っちゃんが死んだ。 約束を果たすべく、彼の部屋にしのびこむ私。 仕事を通して結ばれた男女の信頼と友情を描く傑作。 「悪いな」 震えながら太っちゃんが

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◎「沖で待つ」 絲山秋子 文藝春秋 1000円 2006/3

 「勤労感謝の日」と芥川賞受賞作「沖で待つ」の2編の短編が収められた本書である。ちなみにどちらも芥川賞候補となった作品であり、たまたま「沖で待つ」のほうが脚光を浴びることとなったが、候補作2編が一度に読めるというのには贅沢な嬉しさがある。「勤労感謝の

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「沖で待つ」絲山秋子

沖で待つ 絲山 秋子 「勤労感謝の日」と「沖で待つ」の2つの短編。薄い、薄い本です。表題作が後ろに来てるのがちょっと不思議。 「勤労感謝の日」 職安に通う36歳独身の恭子。車に轢かれたときに助けてくれた命の恩人、長谷川さんの紹介でお見合いをす

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沖で待つposted with 簡単リンクくん at 2006. 6.25糸山 秋子著文芸春秋 (2006.2)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る

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  • 2007/04/05 5:42 PM

沖で待つ 絲山秋子

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