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「誰か Somebody」宮部みゆき

誰か Somebodyタイトル:誰か Somebody
著者  :宮部みゆき
出版社 :実業之日本社
読書期間:2006/11/29 - 2006/12/02
お勧め度:★★★

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財閥会長の運転手・梶田が自転車に轢き逃げされて命を落とした。広報室で働く編集者・杉村三郎は、義父である会長から遺された娘二人の相談相手に指名される。妹の梨子が父親の思い出を本にして、犯人を見つけるきっかけにしたいというのだ。しかし姉の聡美は出版に反対している。聡美は三郎に、幼い頃の“誘拐”事件と、父の死に対する疑念を打ち明けるが、妹には内緒にしてほしいと訴えた。姉妹の相反する思いに突き動かされるように、梶田の人生をたどり直す三郎だったが…。

一言でいうと、日常系ミステリー、でしょうか。

今田コンツェルン会長の娘婿で広報室に籍を置く杉村の元に、義父からある依頼が舞い込む。義父の運転手だった梶田が自転車に撥ねられて死亡し、残された娘二人が父の思い出を本にして犯人を捕まえるきっかけにしたいというのだ。姉・聡美は父親の過去に色々と疑問を持っており、あまり乗り気ではないのだが、妹・梨子はやる気満々。まずは、梶田の人生をたどり直す杉村であったが…。

主人公は逆玉に乗り、何不自由ない生活を送っている杉村三郎。妻は病弱だが美しく、4歳になる娘もいる。毎日定時出勤、定時退社を繰り返し、娘に物語を聞かせて寝かしつけるのが役目。絵に描いたような幸せな生活を送る杉村が探偵役のせいか、あまり緊張感を感じられない調査が延々と続きます。

序盤から中盤にかけては、遅々として捜査が進展しません。読み進めるのが辛いくらい。あっちいっては情報得られず、こっちにいって進展がありそうと思わせて進まず。さすがに終盤に差し掛かっては一気に読ませてくれますが、ある程度先が読める展開だし、大きなどんでん返しもないし、少々拍子抜けしました。ミステリーとして読んだら、物足りなさだけが残るかも。

このお話の中でしみじみと感じたのは「誰にもいえないことが人には一つや二つはある」ってことです。幸せそうに見える杉村だって、実はいつもこの幸せな状況が何時まで続くのか、自分はふさわしいのかと不安に苛まれているし、亡くなった梶田にしても、梶田姉妹にしても、誰にも言えない事情がある。しかし、それを知ってどうなるのか、知らない方がむしろ幸せなのではないかと感じずにはいられませんでした。

最後に知った秘密のせいで、読後感はあまりよくありませんでした。ボリュームの割りに、満足感は今一つです。

+++++

【みなさまのご意見】


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