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「ガダラの豚(3)」中島らも

ガダラの豚 (3)タイトル:ガダラの豚(3)
著者  :中島らも
出版社 :集英社文庫
読書期間:2004/08/11
お勧め度:★★★★


+++++

テレビ局スタッフ他6人もの犠牲者を出して大生部は何とか娘を取り戻し、アフリカから日本へ帰国した。帰国して数ヶ月は平穏な生活が続いたが、番組関係者の回りでは次々奇怪な事件が起こり始める。番組司会者の惨殺、清川の変死。呪術師バキリは東京に来ている!元プロデューサー・馬飼は大生部一家と大呪術師バキリが対決する生番組を企画する。

+++++

日本、アフリカときて、最終巻はまた日本。次巻を読み始めるたび気持ちも新たにという感じ。まさかそんなことはないと思うけど、当初から文庫本で分冊することも視野に入れていたのならすばらしい。最終巻は、第二巻の大冒険劇をさらに一回りスケールアップした大大冒険劇となっています。狭い場所で逃げ場が無い圧迫感と、どうなるか先が読めない不安感から、なんか妙にドキドキしてしまいました。あまり無い感覚。

全部読み終えたところで改めて振り返ってみて感じたのは、なんといろいろな話題を詰め込んだ、お得な本なのだろうということ。呪術を芯に据えてはいるけど、超能力とトリックの違いとか新興宗教の暗い部分、広大なアフリカ大陸の情景と野生動物たち、マスメディアの裏側、家族の絆など、話題は枚挙に暇はないです。それが、散漫にならずに、それぞれの話題のスパイスになっています。本当に惜しい方が亡くなってしまった、と今更ながら深く感じます。

単行本を三冊とも買ってきて自分の横に積み上げ、一気に最後まで読むことをお奨めします。おそらくあっという間に読み終えてしまうでしょう。


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comment

読了されましたね。

私も記憶がハッキリしないのですが、
ラストの方での大生部の目覚めに、ものすごく興奮
しました。
宮部みゆきさんとはまた違う、読む人を話さない
語りぶりは、らもさんならでは。
らもさんも、まだまだ名作があるし、もう二度と書かれる
ことはなくても、読み続けるその瞬間は、彼が生きている
・・・私はそういう風に思います。

  • こむぎ
  • 2004/08/13 8:37 PM

そうですね。読ませ方がうまい。
まじめな話を書いていても、くすっと笑わせてくれるし。
再読ってほとんどしない人なんだけど、
時間をあけてまた読み直すつもりです。

  • あおちゃん
  • 2004/08/14 7:31 PM

ども。
ちょっと昔の記事ですからレスはし辛いかも知れませんが(苦笑)
エンターテイメント、と言うものを細分化してみた『アクション』『謎解き』『ホラー』と言った様なものを混ぜ合わせる事無くざっくりと一つにまとめた、って意味でも当時としても傑作でした(自分は当時ハードカバーで読んだので古さとかは無かったです)
とはいえ作者のらも氏が階段から転げ落ちて死ぬ、なんて言うあまりにも似合いな死に方をしてしまって。寂しいですね。
『空のオルゴール』も類似作品ですが『ガダラ〜』の方が完成度は高いですね。

  • jesus
  • 2004/11/14 3:26 PM

■jesusさん
読了して3ヶ月ほど経ちますが、内容ははっきり覚えています。インパクトの強い作品でした。その後、らもさんの本は読んでませんが、映画化された「お父さんのバックドロップ」が気になっているところです。

  • あおちゃん
  • 2004/11/15 12:09 AM








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trackback

今は亡きらもさんへ、旨い酒と言祝ぎを。

「ガダラの豚」【amazon】  中島らもが亡くなってから、すでに3週間以上経つ。  酔っぱらって階段から落ちた怪我が死因へとつながった、ときかされたときは、なんて意表をついた死に方だと落胆するより前に、半ば呆れて顎が下がった。そして、もうこの世に

  • @hsh Blog
  • 2004/08/20 7:00 PM