200612
Monday
美しくて、か弱くて、本を愛したミーナ あなたとの思い出は、損なわれることがない―懐かしい時代に育まれたふたりの少女と、家族の物語。
>すべてが揃っていそうで、実はすべてが揃ったことはなく、常にどこかが少し足りない
なので、いつかこの世界が壊れてしまうのではないかと不安でたまらず、この美しい世界を存分に堪能できなかった大ばか者が私です(*^_^*)
またぜひ再読したい作品です。
翳りがあるからこそ、穏やかな毎日がかけがえのない大切な日々に思える、そんな作品でしたね。
そのバランスがとっても良かったと思います♪
■そらさん
僕も不安でしたよ、結末が。なので、ラストを読んでほっとしました。
再読しても、この本の素晴らしさが色あせることはないでしょうね。
■エビノートさん
淡々と日々の出来事をつづっているのに、それが胸に響いてくるお話でした。
感受性が豊かな時期をこんなところで過ごせたなんて、うらやましい限りです。
ジュースを飲み放題ってのもうらやましい限り・・・。
こんばんは。
この本、私的には今年の3本の指に入るものだと思っております。ふふふ。
微妙なバランス感が抜群でした。壊れそうで壊れない、完全そうで不完全…。
じわじわと心にしみこむ物語でした。
フレッシーは気になる飲み物ですね。やはりプラッシーを思い出しますが。
そうでした。
物語の初めから、もしかしたらラストは悲しいのでは?
そんな事を心配しながら一つひとつのエピソードを
朋子の視線でゆっくりと堪能したんでした。
私もこの本は今年のベスト3に入ります。
あおちゃん☆こんばんは
わたしもミーナが死んじゃったらどうしようって、ドキドキしてました。(・_・;)
ああいうラストで良かったです。(^^)v
その時は普通だと思っていたことが、後になってみればかけがえのない思いでいなることってあるんですよね。
この本は、読み終えた直後も好きだ!と思ったんですが、
時間がたっても全く色あせません。
あおちゃんの感想を読んで、再びあの世界にひたっています。
あおちゃんさん、コンニチハ。
どこかが欠けていて、閉ざされていて…そんな世界がわたしはとても好きです。
というか、小川洋子作品なら無条件に好きなのですが(笑)
寂しいのに後味がほっこりあたたかで、いい作品でした。
いまだにその余韻は消えません。
■ちきちきさん
プラッシーって飲み物を知らないのですが・・・、今でも売られているのでしょうか?
このお話、何か大きな出来事があるってわけじゃないけど、胸に響くものがありますよね。
独特の世界が心地よかったです。
■ななさん
もう屋敷はないってことが早々にわかったので、悲しいラストを想像していました。
ああいったラストでほんとよかったです!
■Rokoさん
朋子が芦屋での一年間を大切に思っているってことが、すごく伝わってきました。
自分にはそういう思い出はないかも・・・。
■juneさん
僕は読んだらすぐに内容を忘れてしまうのですが、この本は覚えていられそうです。
特別なことが起こるわけじゃないけれど、印象深い一冊でした。
■ましろさん
小川さんの本をたくさん読まれているようですね。僕はこの本で二冊目です・・・。
これからもっと読みたいと思ってるので、オススメがありましたら、教えてくださいね。
私も最後までちょっと冷や冷やしながら読んでました。
小川さんは、ミーナに幸せになってほしかったんだと思います。
私も小川さんの本は大好きですよ。
個人的には「沈黙博物館」が好きです。あ、ぜひ一度「アンネ・フランクの記憶」を読んでみてください。紀行文ですが、私にとっても大切な本です。
こんばんは。
洋館が存在しない現在の様子が、
回想形式で書かれていたことで、緊張感を持たせていましたね。
素敵な物語でした。
私もこの本は今年のベスト3に入ります。
■ERIさん
そうですね。小川さんの気持ちは、すごい伝わってきました。
オススメありがとうございます。読んでみます!
■藍色さん
素敵なお話でしたね。どきどきしながら読んで、最後にはほっとさせられて。
みなさんの評価が高い理由も納得です。
特別なことはないけれど私が朋子だったら特別な思い出になりそうです
哀しくてそして素敵なお話でした
■きりりさん
大きな盛り上がりはないけれど、独特な空気がとても心地よかったのを覚えています。
この本は、昨年読んだ本の中でも上位にくる本でした。
小さいときにこんな体験が出来るなんて、少しうらやましいです。
ミーナの行進 小川 洋子 寺田 順三 中央公論新社 2006-04-22 家の事情で、芦屋に住む伯母の家に預けられた中学1年生の朋子と、伯母一家との1年間にわたる交流を描いた物語です。基本的には、1970年代前半の、古き良き少女時代を描いた本。万博博覧会、浅間
『博士を愛した数式』が、ほろほろと壊れてしまいそうな砂糖菓子のようだとしたら、 この作品は、作品中に登場した甘くて透明な清涼飲料水、「フレッシー」のような作品でした。 ★★★☆☆ 父親を亡くし、母の事情により
ミーナの行進 ≪内容≫ 美しくて、か弱くて、本を愛したミーナ あなたとの思い出は、損なわれることがない―懐かしい時代に育まれたふたりの少女と、家族の物語。 (BOOKデータベースより)
生まれ育った岡山を離れ、母方の伯母夫婦の住む芦屋で暮らす事になった中学生の朋子。 当時の素敵な洋館での静かな暮らしを、大人になった朋子が回想する物語。 病弱なミーナ、ミーナのペットであるコビトカバのポチ子、誤植探しが趣味の伯母、ダンディな伯父、ドイツ
ミーナの行進 小川 洋子, 寺田 順三 『ミーナの行進』小川洋子(中央公論新社) これはほんとうに素敵な物語。 読売新聞の土曜日の夕刊で連載していてそのときから気にはなってたのです(ちなみに読売新聞の夕刊は文化面が充実してて好きだった。今は違う新
ミーナの行進 小川 洋子, 寺田 順三 1972年。ミュンヘンオリンピックが開催された年。中学生になった朋子は単身東京で裁縫の勉強する母と別れ、伯母の家に1年間お世話になる。従妹のミーナと過ごした芦屋での1年間。 物語は主人公の朋子が忘れられな
ミーナの行進posted with amazlet on 06.12.09 小
ミーナの行進発売元: 中央公論新社価格: ¥ 1,680発売日: 2006/04/22売上ランキング: 20169おすすめ度 posted with Socialtunes at 2006/11/14 友達が芦屋に住んでいる。その子は残念ながら?マンション住まいだが、 泊まりに行ったときに、「すごいよ」と誘われて
ミーナの行進 はじめのうちは、今は亡き王国の話を読んでいるような、うそうそとした寂しさが漂っているように思えて、読んでいてなんだか寂しかったんです。でも、主人公の少女朋子の過ごす1年を読むうちに、寂しいけれどその中に優しさを感じたし、ラストの現在を
閉ざされた世界。ごくごくちいさな世界。思えばわたしは、ずっとそんな世界で時間を埋めてきた気がする。ひとりきりで。ひとりよがりに。数年前よりもずいぶん上手に埋めることができる、と言いきれるくらいに。わたしが、小川洋子著『ミーナの行進』(中央公論新社)
この物語の中に流れる時間がえらく気持ちよくて、 一息に読み終わるのがもったいなく毎日ちょっとずつ 読んでました。時々ありますね、こういういつまでもひたって いたい本、というのが・・。懐かしくて、暖かくて、快い。 さよならしたくなかったなあ。
装幀・装画は寺田順三。 岡山在住で主人公で語り手の朋子は、1966年に父親を亡くした後、母親が東京の専門学校で1年間洋裁の勉強することにしたため、1972年、中学1年生の4月から翌年3月まで、芦屋に住む伯母夫婦のもと
ミーナの行進 小川 洋子, 寺田 順三 「いいねえ。とてもいい漢字。だってお月様は二つないもの。ないものなのにこうして二つある。ということは、とっても大事な仲間同士ってことよ。同じ大きさで、上と下じゃない。横に並んでる。そこがいいね。平等なの。一人ぼっ
小川洋子の最新作、とはいえ今年の4月末に出たものですが、「ミーナの行進」を読みました。小川洋子は「博士の愛した数式」で、第1回の「本屋大賞」を受賞して話題になりました。「ミーナの行進」は、たぶん彼女の作品の中では、今のところ最高傑作に位置づけられるでし
ミーナの行進小川 洋子 寺田 順三 中央公論新社 2006-04-22 家の都合で、岡山から芦屋にある親戚の家に1年間預けられることになった13歳の朋子。そのお屋敷で彼女が出会った人々との思い出は…。 はぁ、いい本でした。ほんとうにほんとうに、心からいい本でした。
善人しか出てこない本を読んだってのはあまり記憶にない。善人しか出てこないのだから物語は当然激しい起伏があまりない。でもそれが時と場合によっては心地良い。
ミーナの行進 美しくて、か弱くて、本を愛したミーナ あなたとの思い出は、損なわれることがない―懐かしい時代に育まれたふたりの少女と、家族の物語。 1972年、中学1年生の私(朋子)は1年間芦屋の伯母の家で暮らすことになった。清涼飲料水フレッシーの会
『博士の愛した数式』と同じくらい、 ゆっくりとじんわりと心に沁みる、物語。 淡々と、そして優しく過ぎてゆく日々。 でもそれは、決して色あせることのない、 宝物のようにきらきらといつまでも輝く思い出。 田舎の母子暮らしだった朋子にとって、 飲料
ミーナの行進 この本はふわごこちのゆかさんにオススメいただきました。ありがとうございました。 ■やぎっちょ書評 オススメ頂いたのはかなり前なんですよね。ほんぶろの小川洋子さんのところで皆さんがこぞってこの本をオススメしていたので、そのうちの一人ゆ
もし自分の人生が木の年輪のように見るコトが出来れば ちょっと他の年と違う色をしている年を見つけられるかもしれない 1年なんてとても短いけど、思えば長く特別な年と言うのがある 時間が経てば記憶は美しい別のものに変わってしまうだけかもしれないけど 普段忘