200611
Wednesday
ケッヘル番号が、わたしをこの世の果てまで連れてゆく。モーツァルトの音楽に取り憑かれた男と、過去の亡霊から逃げ続ける女。出会うはずのない二人の人生が交差した瞬間、狂おしい復讐の幕が上がる。(上巻)
真に人間らしい人生とは、誰かをひたむきに愛し、愛される、薔薇色の不安に満ちあふれた人生のことだ。絶望の淵から生まれた恋。だが復讐の連鎖は止まらない。著者新境地にして最高傑作。(下巻)
新刊ベストにエントリありがとうございました。
この本、ずっと気になってたんですよー。評判いいんですよね。
エントリもいただいたことだし、上下巻だけど頑張ります。
全く自分が経験し得ない境地にいけるってのも、読書の楽しみですよねー。
■ざれこさん
結構な厚さだけど、一気読みできると思いますよ。
ぜひぜひ頑張って読んで感想を聞かせてください。
僕は新刊ベストのエントリ本を頑張って読みますよ〜。
この世界にどっぷりひたって、圧倒されました。
今もモーツァルト聞いてますから(笑)。
特に鍵人の人生にひかれたし、それが伽椰の人生に重なっていくところは
鳥肌ものでした。
ほんとよかったです。
でもそれだけにミステリー部分、残念です。
美しい文章にただただ浸りこみました。
ミステリー部分は唐突な印象がありますね。
僕は気になりませんでしたが、気になる方がいても納得できます。
いやあ、すごかったです。ご紹介ありがとうございました。
ミステリ部分の粗にも目をつぶれるくらいのめりこみました。
モーツアルトは、高血圧予防のを今聴いております(笑)
ちゃんとしたCDを買おうと思いました。そして何度も観た映画「アマデウス」ももいっかいみたくなりました。いやしかしモーツアルトより中山可穂、ブラボーです。
■ざれこさん
ほんとすごかったですよね〜。
こんなに喜んでいただけるなんて、新刊本ベストにエントリーしてよかったです。
ざれこさんのことだからいつかは読まれただろうけど、少し後押しできたかなぁと思ってます。
なんと今日「アマデウス」のDVDを買ってきたところでした!
年始に見て、もう一度この興奮を思い出したいと思います。
私もモーツアルトは全然わからない人ですが…
なんかものすごく素晴らしいような気がしてきてしまうほど、
この本が素晴らしかったです…!
なんで直木賞候補にならなかったんでしょうね??
文藝春秋なのに…(ちょっと皮肉)。
■chiekoaさん
昨年はモーツアルトイヤーでテレビで特番も組まれていてよく見ていたのですが、
この本を読んでさらに興味が高まりました。
ほんとなんで直木賞候補にあがらなかったんでしょうね?
あがったら受賞していたと思うのに・・・。
こんばんは♪
TBどうもありがとうございました。
ほんとに読み応えがある小説でしたね。
私もこの物語にどっぷり浸かりました。
図書館で借りたのですが、
買ってじっくり読み返したいなんて思ってたりします。
■miyukichiさん
この本には読書の醍醐味を十分堪能させてもらいました。
どっぷりつかったので、読後しばらく放心してました。
僕も図書館で借りたのですが、買ってもよかったと思ってます。
文庫化したら必ず買います。
こんにちは〜 私は鍵人の少年時代からの話が一番好きでした ちょっと詰め込み過ぎてるな〜と思ったけど、マラケシュに引き続き、とても面白い本でした
■きりりさん
内容盛り沢山でしたね。目の前に情景が思い浮かぶほど、どっぷり浸りました。
その後、中山さんの本は一冊買ったものの積読してます。
どんどん読みたいです。
ケッヘル〈上〉ケッヘル〈下〉 とにかくすごかったです。今年はモーツァルトイヤーだから「ケッヘル」なのね。なんて軽々しく手にとったのですが、やはり中山さんの作品は痛くてすごかった。やられました。愛のために全てを捨てて逃げ続ける女の痛さもすごかったし、
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読み終わってモーツアルトを聴く。 ケッヘルとは、モーツアルトの作品群につけられた番号のことだ。 この物語には過剰にモーツアルトが溢れていて、聴きたくて聴きたくて家中を探す。 私は持っていないのだが、母の「モーツアルトで健康療法 その3 高血圧」と
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ケッヘル(上)中山 可穂 文藝春秋 2006-06 長い海外生活の末、海峡の町で木村伽椰は遠松鍵人という一人の男と出会う。遠松に帰国後の仕事を斡旋された伽椰だが、彼女を待ち受けていた運命は…。 実は中山さんの本は、以前『深爪』を途中リタイアという苦い経験があ
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