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「忘れないと誓ったぼくがいた」平山瑞穂

忘れないと誓ったぼくがいたタイトル:忘れないと誓ったぼくがいた
著者  :平山瑞穂
出版社 :新潮社
読書期間:2006/10/01 - 2006/10/03
お勧め度:★★★★

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世界中が君を忘れてしまっても、僕だけは君を憶えてる!――時の裂け目に消えゆく少女と、運命をも変えようと必死にもがく少年。激しく、切ない恋愛小説。

最近初読みの作家さんが増えてます。この本もそうで、おそらくブログを始めていなかったら読まなかっただろう一冊。ジャンルは、恋愛ファンタジーでしょうか。恋愛小説はかなり苦手なのですが、この本の内容はすーっと頭の中に浸透していきました。ファンタジックな設定に違和感は全く感じません。

「ぼく」こと葉山タカシは、私立進学高校三年生。夏休みも終わる頃、はじめて訪れたメガネショップで、アルバイトをしていた彼女・織部あずさと出会う。一目惚れ。しかし奇妙なことに、どうしてもどんな顔だったのか思い出せないのだった…。

記憶の片隅から消え行くあずさとそれを止めようと必死で忘れない努力を続けるタカシ。狂気とも取れるほど、自分の全てを「忘れないこと」に注ぎ込むタカシの姿は、あきらめたかのように現実を淡々と見つめるあずさと姿と対比され、ものすごく痛々しさが伝わってきます。あずさを覚えているのはタカシ一人という境遇に、タカシに共感し、応援せずにはいられない気持ちになりました。

存在が消えるというのは特殊な設定ですが、絶対に忘れないと思った(誓った)ことであろうとも、記憶が薄れていって忘れてしまうということは悲しいけど現実によくあります。こんなに一生懸命に人を好きになれるのは素敵だなと思いながら、自分にもこういうことが一つくらいあったかなとちょっと昔懐しい気持ちにもなりました。

+++++

【みなさまのご意見】
+ChiekoaLibrary+さん
今日何読んだ? どうだった??さん
ナナメモさん
図書館で本を借りよう!〜小説・物語〜さん
本を読む女。改訂版さん('06/10/25追加)
猛読醉書さん('06/11/06追加)
きつねの本読みさん('06/11/19追加)


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  • 2010/10/03 5:43 PM