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「十兵衛両断」荒山徹

十兵衛両断タイトル:十兵衛両断
著者  :荒山徹
出版社 :新潮社
読書期間:2006/09/26 - 2006/09/28
お勧め度:★★★★

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柳生十兵衛は三たび死した! 徳川体制の裏で跳梁する朝鮮の陰陽師。おぞましき対日謀略、渦巻く恨、閃く魔剣。そして「剣の一族」が封印した、たとえ死すとも口外してはならない秘密とは。柳生三代の歴史小説巨編。

剣豪で知られる柳生十兵衛が三度死ぬとはどういうことか!? 帯の文章ですっかり引き込まれてしまいました。

朝鮮妖術ノッカラノウムにより鍛え上げた肉体を朝鮮人に奪われた柳生十兵衛。心は十兵衛、体は別人。頭ではわかっていても、体がついてこないもどかしさを感じ続ける日々を送る。そんなある日、実の父から命を狙われ、寸での所で辛くも逃げ出した。朝鮮人への復讐のため、体を鍛えなおすことを誓い、死をも恐れず鍛錬に明け暮れて十年。遂に以前と同等、いやそれ以上の肉体を作り上げた。そして、朝鮮へと渡る・・・。

ここから朝鮮妖術師との激闘を経て、宿敵へ・・・とつながるのかと思いきや、割とあっさり宿敵と出会いってしまいました・・・。そうです、短編なのでした。表題作「十兵衛両断」のほか、「柳生外道剣」「陰陽師・坂崎出羽守」「太閤呪殺陣」「剣法正宗溯源」と柳生一族つながりで展開する5編から構成されていました。

伝奇小説での見せ場である妖術シーンが少ないのが残念ですが、短編といってもそれぞれに読み応え十分です。特に「十兵衛両断」「太閤呪殺陣」「剣法正宗溯源」が秀逸。歴史的事実の上に、創造の部分をうまく織り込まれていて、うなること頻り。

さて、柳生十兵衛が三度死ぬどういうことだったのか? 当然、ここに書くわけにはいきませんので、ご自分で確かめてみてください。間違いなく「そういうことだったのか・・・」と感心させられるでしょう。

+++++

【みなさまのご意見】


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03/09/06 荒山徹 『十兵衛両断』 めちゃくちゃに面白い伝奇小説が登場した 

「朝鮮は古より文を尊ぶ国柄。剣術の如き野蛮なるもの、絶えて我が国に存在せし例はござらぬ」 よって妖術ノッカラノウムにより柳生十兵衛の肉体と剣技を奪いその指導のもとに朝鮮国内に正統の柳生新陰流を継承する強力な暗殺部隊を養成する。 古来中国の属国であっ

  • 日記風雑読書きなぐり
  • 2006/10/21 7:46 AM

○「十兵衛両断」 荒山徹 新潮社 1890円 2003/6

あの剣豪柳生十兵衛が、朝鮮の妖術により二人になる。その妖術というのが、二人の人間の心を入れ替えるというものである。青白い瓢箪野郎を十兵衛の前に連れてくる。術がかかる。見た目十兵衛の体に、瓢箪野郎の精神が宿る。瓢箪野郎の体に、剣豪十兵衛の精神が宿る。こ

  • 「本のことども」by聖月
  • 2006/10/21 8:23 AM

荒山徹のことども

◎◎ 『高麗秘帖』 ◎◎ 『魔風海峡』 ◎◎ 『魔岩伝説』   ○ 『十兵衛両断』   ◎ 『サラン 哀しみを越えて』 ◎◎ 『柳生薔薇剣』   ○ 『柳生雨月抄』

  • 「本のことども」by聖月
  • 2006/10/21 8:23 AM