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「風に舞いあがるビニールシート」森絵都

風に舞いあがるビニールシートタイトル:風に舞いあがるビニールシート
著者  :森絵都
出版社 :文藝春秋
読書期間:2006/09/05 - 2006/09/07
お勧め度:★★★★

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愛しぬくことも愛されぬくこともできなかった日々を、今日も思っている。大切な何かのために懸命に生きる人たちの、6つの物語。

受賞選考に納得いかないとか言いつつも、受賞決定後すぐに図書館に予約申し込みしたおかげで、わりと早く手にすることが出来ました。6編からなる短編集。「大切な何かのために懸命に生きる人たちの、6つの物語」とのこと。

確かに面白いのだけれど、読書中からのモヤモヤ感が読み終わってもずっと残っていました。んー、これは何なのだろう? 期待していた展開と違うというのもありますが、何だか森さんっぽくない印象を受けました。たった二冊、しかも初期の作品しか読んでいないので、あまりえらそうなことは言えないのですが、他の方が書いたと言われても納得出来そうというか・・・。

"直木賞候補作"の間に読んでおけば、また違った印象を受けたのかなぁと思っています。どうしてもフィルタがかかっちゃいますからね。気を取り直して「DIVE!」を読みます。

以下短評。

「器を探して」
序盤なかなかいい感じで、引き込まれましたが、ラストが・・・。これで終わり?! これでいいの?!ってくらいに、詰めの甘いラストでした。笑う話なのでしょうか?

「犬の散歩」
ボランティアって出来る範囲でするのがよいのであって、ボランティアのために水商売を始めるってのがなんだか本末転倒のような・・・。自分なりの尺度の話は、共感は出来ました。

「守護神」
最初祐介を受け入れられなかったのだけれど、後半は割と楽しめました。几帳面な性格って大変ですねぇ。それにしても、レポートの代筆ってそんなに簡単なのだろうかと疑問が残ります。

「鐘の音」
これを書くために森さんは仏像の調査を念入りに行ったんだろうなぁ。ラストがぴったりと収まった温かみのあるお話になっていたけれど、どうせならホラーモノにしてもらった方が楽しめたかも。

「ジェネレーションX」
これは単純によかった。この中では一番いいかも。作中で石津がいう言葉に納得しました。こういう男って魅力的じゃないですか? ラストのオチもくすっと笑えます。

「風に舞いあがるビニールシート」
エドの志の高さは、幼いころのトラウマが影響しているのかな。事件は現場で起きてるわけで、フィールドワークに出なければ始まらないというのもわかるけど、エドには危うさが漂ってます。ただ、俺はいいことをしてるんだぜぇって感じじゃないのは好感が持てます。

一方、里佳が受け入れられないというか魅力がないというか。決まりきった型の中で物事を解決しようとしています。ラストが予定通りですが、狭い視野を広げるという意味で最適な解でしょうね。それを見抜いたリンダは優秀な上司だと思います。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

こんばんわ^^
TBさせていただきました。
正直、賞を獲る前に読みたかった作品ですね。
いい話だとは思ったんですけど。
どれも短編じゃなくて、長編向きな感じがしました。
内容が全然違うし、濃いので次に勧めるのに時間がかかりました。
私も「ジェネレーションX」が1番好きです。
爽やかだし、1番森さんっぽいと思いました。

TBしてくださっているのね。反映されていなくてごめんなさい(^^;)
私も、「ジェネレーションX」が一番好きです。
「器を探して」
>笑う話なのでしょうか?
に、ちょっと笑えたそらでした(^^)

「DIVE!!」好きです。楽しんでくださいね♪

■苗坊さん
確かにページ数がもっと割かれていれば、趣の違う作品になったかもしれませんね。
一応テーマを持った短編集のようですが、内容がぜんぜん違いますよね。
寄せ集めたのかなぁって思いました。
「ジェネレーションX」、いいですよね。オチも秀逸です。

  • あおちゃん
  • 2006/09/26 1:35 PM

■そらさん
jugemもちょっとTBが安定してないようです(俺だけ?)。
エラーが出ちゃって。再チャレンジしてみます。
「器を探して」って、ラストをどう捕らえてよいか悩みまして・・・。
ヒロミも弥生も変な人だなぁと。で、みんなはこの二人を見て笑うのかなと思った次第です。
んー、あまり理解できてないかも。。。

  • あおちゃん
  • 2006/09/26 1:42 PM

こんばんは!!私は直木賞前に読んだのですが、「取りにいったね」と思いましたよ、正直いって(爆)森さんにしては固いんですよね、やはり。森さんには、もっと自由な空気の中で呼吸するような小説を書いていただきたい・・とファンは思いますが、オジサマたちの支持もなければ直木賞は無理だったでしょうから、これはある意味仕方ないのかも・・。

  • ERI
  • 2006/09/26 11:20 PM

■ERIさん
直木賞作家となり、今後の作品には注目ですね。もっと瑞々しい話を森作品には求めているのだけど、これからはどうしても"直木賞受賞"という看板が付いて回りますから・・・。
奥田さんのように、受賞前にも増して自分の書きたいことを書く作家さんになっていただけたらなぁと思います。とりあえず既刊本を制覇したいと思います。

  • あおちゃん
  • 2006/09/27 12:12 PM

あおちゃんさん、こんばんは。
TBありがとうございます。
私はこの本すごく良くできた本だと思うんですけど、結局良い本っていうよりは良くできた本と思ってしまうのが、ひっかかる人にはひっかかるんでしょうか。直木賞のお手本みたいな本ですもんね。
でも好きです(笑)

■ちきちきさん
僕もとてもいい本と思います。社会的な内容だし、きれいにまとまってるし。
ただ、森さんに期待していたものからちょっとずれていたので・・・。
この本って、森作品の中では異色になるのかな? 既刊本を読んで確かめてみます。

  • あおちゃん
  • 2006/09/28 8:03 PM

こんばんは。
私も1話目の『器をさがして』はよくわからなかったです…。
>笑う話なのでしょうか?
笑う話なんでしょうかね〜(笑)
私は『守護神』『ジェネレーションX』が特に好きです。
バラバラに見えたお話がぴたっと最後ハマッタ感じが爽快でした。

■tomekitiさん
こんばんは。
「器をさがして」はわからないですよね。そうですよね!
これが一話目で正直どうしようか・・・と思いました。
また、全体的にイメージしていたものと違ったので
森さんが違う作風に挑んだ意欲作なのかなぁと好意的に考えてます。

  • あおちゃん
  • 2007/03/18 8:44 PM

 こんばんは♪
 TBどうもありがとうございました。

 「DIVE!!」とはかなり趣が違いましたね。
 それだけ筆力がある方なんでしょうね。

 「器を探して」の感想、同感です。
 「え??? こういう終わり方??」って唖然でした^^;;

 「風に舞いあがるビニールシート」、
 たしかにリンダはすばらしい上司でしたね^^

■miyukichiさん
こんにちは。
改めて自分の感想を読み返すと、星四つ付けている割にはひどいこと書いてますね・・・。
これまで読んだ作品と毛色が違って少々なじめなかったことも事実です。
「DIVE!」、まだ読んでません。そろそろ消化しないと、と思ってます。

  • あおちゃん
  • 2007/07/10 1:55 PM








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