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「村田エフェンディ滞土録」梨木香歩

村田エフェンディ滞土録タイトル:村田エフェンディ滞土録
著者  :梨木香歩
出版社 :角川書店
読書期間:2006/07/27 - 2006/07/28
お勧め度:★★★★

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町中に響くエザン(祈り)。軽羅をまとう美しい婦人の群れ。異国の若者たちが囲む食卓での語らい。虚をつく鸚鵡の叫び。古代への夢と憧れ。羅馬硝子を掘り当てた高ぶり。守り神同士の勢力争い―スタンブールでの村田の日々は、懐かしくも甘美な青春の光であった。共に過ごした友の、国と国とが戦いを始める、その時までは…。百年前の日本人留学生村田君の土耳古滞在記。
今から100年ほど昔の土耳古(トルコ)に留学した若き考古学者・村田の滞在記。村田は、「家守綺譚」の綿貫の友人で、「家守綺譚」にちょっとだけ登場します。

実はトルコは今一番行ってみたい国なのです。来年勤続10年のため1週間ほど休みがもらえるのですが、その際に訪れてみたいと思っています。ヨーロッパとアジアが交わり、独特な文化が発展していて、街並みや色使いも独特。それでいて食べ物が日本人好みの味付けとなれば、行ってみたくなるのも当然でしょう!

本書は100年前の設定ですが、十分にその異文化の雰囲気を感じ取ることができます。下宿先での人間関係など、話は主に身の回りの小さな出来事ばかり。しかし、その分、文化、思考、宗教が異なる人々たちが異国で生活を共にする上での、些細なようで大きな違いが伝わってきます。

互いに友情を深め合う異国人たちですが、最後に小さくない出来事=戦争が起こってバラバラに。個人同士が憎しみあっているわけじゃないのに、国が、歴史が、互いに戦うことへと導いていくのです。なぜ戦わなければならないのだろう・・・。そのために失われた尊いものの数々に胸が痛くなりました。

「私は人間である。およそ人間に関わることで私に無縁なことは一つもない」

みんなが少しずつ他人に対し配慮と遠慮を持てば、この世から争いごとがなくなるのにと強く感じました。

chiekoaさんjuneさんにおススメいただいてましたが、ようやく読むことが出来ました。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

あおちゃん☆トラバありがとうございます
>私は人間である。およそ人間に関わることで私に無縁なことは一つもない
世界中の人がこう考えることができたら、どんなにいい世界になるだろうか?と思います。

P.S.トルコへは一度行ってみたいですねぇ!

  • Roko
  • 2006/08/22 11:18 PM

トラバありがとうございました。
最初の展開からは、最後の悲しい結末は予想できませんでした。
100年前の歴史がイマイチわかっていないので。
鸚鵡の言葉は切なかったですね。

こんにちは。トラバありがとうございました。
私も、トルコは、ぜひぜひ、行って見たい国です。
といっても具体的な計画は何もないんですけど。
世界史上まれに見る文化の坩堝ですよね。
歴史好きにはたまらない国です。ぞくぞくしちゃいます(笑)
ではでは。

■Rokoさん
トルコ、行きたいですよ〜。来年のために今から勉強しようかと。
まずは文化や慣習などからでしょうか。NGな行動とかあるのかな。

  • あおちゃん
  • 2006/08/24 1:09 PM

■苗坊さん
「家守綺譚」では植物が、本作では鸚鵡や驢馬等の動物がいい味を出してたと思います。
最後の鸚鵡の言葉はつらかったですね。数々の"違い"や"壁"を乗り越えて生まれた友情だっただけに、最後の言葉は胸に響きました。

  • あおちゃん
  • 2006/08/24 1:23 PM

■ゆうきさん
まだ"行く"ではなく"行きたい"というレベルで、具体的な計画はないのですが、
実現できたらと思ってます。海外慣れしていないので、たくさん準備しておかねば。
まずはパスポートの期限確認です(笑

  • あおちゃん
  • 2006/08/24 1:32 PM

トルコいいですよねー。
昔から♪飛んでイスタンブール♪と憧れてました(古っ!)。
日本人にすごく親切だというのも聞いたことあります。
モスクに遺跡に・・計画を立てるだけでも楽しそうです。いいなぁ・・。

  • june
  • 2006/08/26 3:16 PM

トルコ、なんだか遠い遠い国のような気がします。

鸚鵡のセリフが効いていましたね。
この本のタイトルをみるだけで、なんとなくラストを思い出し
悲しくなります。

■juneさん
昨日のF1トルコGPで街並みが映ったのですが、幻想的でうっとり。
はやく具体的な計画が練れればいいなぁと思ってます。
お金を貯めておかねば・・・。

  • あおちゃん
  • 2006/08/28 1:16 PM

■ななさん
序盤の展開からラストは想像できませんよね・・・。
読了後に見ると、表紙は確かに物悲しいです・・・。

  • あおちゃん
  • 2006/08/28 1:21 PM








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