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「夏のロケット」川端裕人

夏のロケットタイトル:夏のロケット
著者  :川端裕人
出版社 :文春文庫
読書期間:2006/07/21 - 2006/07/25
お勧め度:★★★★

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火星に憧れる高校生だったぼくは、現在は新聞社の科学部担当記者。過激派のミサイル爆発事件の取材で同期の女性記者を手伝ううち、高校時代の天文部ロケット班の仲間の影に気づく。非合法ロケットの打ち上げと事件は関係があるのか。ライトミステリーの筋立てで宇宙に憑かれた大人の夢と冒険を描いた青春小説。第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞のデビュー作。
サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞作。ミステリーの要素は皆無と思いますが・・・。高校生のころの夢を忘れられない大人たちの青春小説。

高校時代に「天文部ロケット班」でロケットの打ち上げ実験を繰り返していた主人公・高野。社会人となり、新聞社で科学記事を書く新聞記者となった。あるとき、そのロケットの知識を買われて、過激派のミサイル爆発事件を手伝う事になった。現場写真を見てみると、そこには何やら特徴のある部品が・・・。事件を追ううちに、「ロケット班」のメンバーが勢ぞろいする。

高野を始め、ロケット班のメンバーがすごく魅力的。みんなから「教授」と呼ばれ、ロケットの設計図を書くリーダー・日高。手先がものすごく器用で何でも手作り、機会を使うのを嫌う職人気質の・清水。歌手、そして事務所も経営する、現在のロケット班のスポンサー・氷川。巧みな話術を武器に、交渉を一手に引き受ける・北見。どの一人が欠けても、今回の計画−ロケットを作って宇宙へ−はうまくいかなかったと思われます。

純粋に火星を目指していた高校時代と違い、年月を経て集まったメンバーはそれぞれに大人の事情を抱えていますが、ロケット作りの最中は一心不乱に打ち込みます。大人になっても何かに熱中できるのは、うらやましい限り。僕の場合、飛行機さえ苦手なのに、ロケットに乗るのは絶対無理。でも、彼らと同じ時間と空間を共有してみたいなぁと思わせられました。

川端さんは、ロケットの構造や歴史など入念な下調べを行って、本書を仕上げたのでしょうね。日高の薀蓄や高野のロシア訪問に現れていると思います。ただ、調べたことを全部書こうとしたせいか裂かれたページ数が膨大で、メインストーリーのスピード感を損なっているのが残念です。

とは言っても魅力ある作品出ることは間違いありません。おススメです。

+++++

【みなさまのご意見】


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「夏のロケット」川端裕人

夏のロケット よかったですー。こういう話ってすごく好きなのです。サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞と帯にありましたが、これはミステリーというよりも青春小説です。それも、大人になった宇宙少年たちのちょっと苦くて爽快な青春小説。ロケットのことなど何

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