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「黒と茶の幻想」恩田陸

黒と茶の幻想 (上)黒と茶の幻想 (下)タイトル:黒と茶の幻想
著者  :恩田陸
出版社 :講談社文庫
読書期間:2006/06/23 - 2006/06/30
お勧め度:★★★★

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下巻 → [ Amazon | bk1 | 楽天ブックス ]


太古の森をいだく島へ―学生時代の同窓生だった男女四人は、俗世と隔絶された目的地を目指す。過去を取り戻す旅は、ある夜を境に消息を絶った共通の知人、梶原憂理を浮かび上がらせる。あまりにも美しかった女の影は、十数年を経た今でも各人の胸に深く刻み込まれていた。「美しい謎」に満ちた切ない物語。(上巻)

雨の音を聞きながら、静かな森の中を進んでいく大学時代の同窓生たち。元恋人も含む四人の関係は、何気ない会話にも微妙な陰翳をにじませる。一人芝居を披露したあと永遠に姿を消した憂理は既に死んでいた。全員を巻き込んだ一夜の真相とは?太古の杉に伝説の桜の木。巨樹の森で展開する渾身の最高長編。(下巻)
どっぷりと「三月」シリーズの世界にはまっています。上下2冊を一気読み。

学生時代の同級生である利枝子、彰彦、蒔生、節子の四人が、「美しい謎を解決する旅」「過去の取り戻す旅」と銘を打ち、Y島への三泊四日旅行を企画。すぐに昔の雰囲気を取り戻した四人は、それぞれが胸に秘めていた"過去の謎"をぶつけ合っていくのだが・・・。

Y島(屋久島ですね)を舞台に、日常と非日常が折り重なって独特な雰囲気を作り出しています。なんだか眩暈がしそう。語られている内容は、わざわざ旅に出てまでしなくても・・・というものから、それぞれが"トラウマ"となっている過去の思い出までと、硬軟取り揃えられていて読む手が止まりません。

四人それぞれの目線で書かれた四章からなるのですが、一癖も二癖もある蒔生が当然トリを飾るものと思っていたら、一番普通の人と思っていた節子がラスト。意外と思っていたのですが、読んでみるとこうなるべくしてなったのだとすごく納得しました。

「三月は深き紅の淵を」をほとんど忘れてしまったのですが、その中で語られる「黒と茶の幻想」とまさに同じ話のようですね。「三月」は1997年刊行で、「黒茶」は2001年刊行。「三月」刊行当時に、ここまでの内容を考え付いていたのかは定かではないですが、恩田さんの構想力、想像力はすごいなぁって思いました。

引き続き読んだ「黄昏の百合の骨」も読了しました。こちらもすごく面白かった〜。感想は後日。

+++++

【みなさまのご意見】
+ChiekoaLibrary+さん
+++こんな一冊+++さん
本のある生活さん
ナナメモさん
本を読む女。改訂版さん
こばけんdaysさん
日だまりで読書さん
サラリーマンの読書エッセイさん('06/07/19追加)
苗坊の読書日記さん('06/07/19追加)
"やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!!さん('06/09/25追加)
まろ茶らいふるさん('06/10/26追加)
ぱんどらの本箱さん('07/11/21追加)
たこの感想文さん('07/12/21追加)


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comment

あおちゃん、早速のTBありがとでした♪
この作品、おもしろさを言葉で伝えきれない、そんな魅力がありますよね。同時に感想が書きにくいという、もどかしさも(汗)

>読んでみるとこうなるべくしてなったのだとすごく納得しました。
私も、読んでる途中までは、最後はマキオちゃんでしょ、と思っていたけど、とっても納得しました。
この構成じゃなきゃダメ!というぐらい、練られているように感じました。

『黄昏の百合の骨』。やっぱ面白かったですか〜!私も読みたいっ!

トラバ&リンクありがとうございます^ ^
私も、おー「三月」の中の「黒茶」とそっくりだぁ!と思って、
「三月」の「待っている人々(一話目)」を再読したのですよ。
すると、微妙〜に、設定が違うのですね。
おそらく「三月」の中の「黒茶」でY島へ行った男女4人は、
50代半ばじゃないかと!
というふうに私は推理したのですが、如何でしょうか。

■そらさん
そうそう、面白いんだけど感想を書くと面白くかけないというか。
自分の語彙の貧困さを改めて痛感しました・・・。
「黄昏」も面白いですよ。理瀬の物語です。

  • あおちゃん
  • 2006/07/10 2:34 PM

■こばけんさん
「三月」をすっかり忘れてしまっていて・・・。
確かに次回の旅行にも触れていましたね。
僕も「三月」の一話目だけでも読み返してみます。

  • あおちゃん
  • 2006/07/10 2:36 PM

こんばんは。TBさせていただきました。
今年のゴールデンウィーク頃、「三月」シリーズにハマってました。
中でもこの「黒茶」は、僕にとっては最も理解しやすい構成でした。
複雑なサスペンス仕立てはあまり得意でないもので・・・。
これ、中年が読むと昔のことをいろいろ考えてしまいます。
昔の友だちって、もうあまりたくさん付き合っていないなあ・・・なんて。

■the salarymanさん
こんにちは。TBありがとうございます。最近、ようやくシリーズを読了しました。
章ごとに目線が入れ替わるなかなか面白い構成でしたね。
思い立って旅行にいけるような気の置けない仲間っていいなぁと思います。
ただ、だんだん疎遠になりますよね。年賀状だけのやりとりって友達もたくさんいます。
たまには会いたいのですが・・・。

  • あおちゃん
  • 2006/07/19 11:46 AM

『黒と茶の幻想』読了です。
謎がいっぱいつまっていて面白かったです。
憂理のその後も出てきたし。
しかし、次で「三月シリーズ」終わりなんですか!?
もっとつづくと思っていました。ちょっとショック・・・。
でも、どんな結末なのかすごく気になります。
すでに図書館から借り済なので早速読みますー。

■tomekitiさん
ものすごい勢いで読んでますね(笑
今のところ、次の「黄昏の百合の骨」で終わり。
ただ今後はどうなんでしょう。続きは刊行されるのかなぁ。
次も感想をお待ちしてますね〜。

  • あおちゃん
  • 2006/07/20 8:55 PM








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trackback

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