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「マドンナ」奥田英朗

マドンナタイトル:マドンナ
著者  :奥田英朗
出版社 :講談社文庫
読書期間:2006/06/14
お勧め度:★★★★

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人事異動で新しい部下がやってきた。入社四年目の彼女は、素直で有能、その上、まずいことに好みのタイプ。苦しい片思いが始まってしまった(表題作)ほか四十代・課長達の毎日をユーモアとペーソス溢れる筆致で描く短編5編を収録。上司の事、お父さんの事、夫の事を知りたいあなたにもぴったりの一冊です。
表題作含む5編の短編を含む短編集。

四十代の課長さんが主人公の短編集。職業は違えど課長という職は同じ。中間管理職で何かと締め付けが多くって羽目を外せない、そんな課長さんたちです。その上、家庭の問題も絶妙に絡んできて、悩みの尽きないお年頃ですね。

表題作「マドンナ」は、部下に片思いしてしまった課長さんの話。部下(男性)に対抗心を燃やしたり、わざと残業を言いつけたりする課長が人間臭いです。その癖、一線を越えるほどの勇気はなし。妻には部下への恋心をしっかり察知されていて、手のひらで転がされています。世の課長さんもこんな感じかなぁと妙に納得しました。

「ダンス」は、ダンサーを目指したいという息子に反対する課長さんの話。息子が出来て「サラリーマンのどこがいいのか」と聞かれたら、自分は何て答えるだろうかなぁ。人には向き不向きがある、なんて言っていたけど、自分がサラリーマンに向いてるかなんて今だにわかりません・・・。

「総務は女房」は、営業部の最前線を渡り歩いてきた課長さんの話。総務への異動と同時に、生ぬるい総務課に改革を断行しようとするが・・・。僕は技術屋ですが、主人公と同じ感覚を持っているかもしれません。少々耳が痛いです。考え方自体を改革しなければ。

「ボス」では、同じ年の女性上司が着任、合理化をどんどん進めようとする上司に反発する課長さんの話。ただ、上司が進める合理化には大きな理由があって・・・。ラストのところで上司の意外な姿を見た主人公の後日譚をもう少し読みたかったなぁ。その後、どういう風に上司と接していくかに興味があります。

「パティオ」は、とある複合施設のパティオで読書する老人に父を重ね合わせる課長さんの話。自分が40歳になったとすると、親も結構いい年になってますね。親孝行は出来るうちにしておかないと。でも、自分に出来るのは、電話したり、長期休暇に顔を出したりすることくらいかなぁ。もうちょっとまめにしないと。

普通のサラリーマンが、日常よくある普通の出来事に普通に悩み解決する、普通にいい話。悩みとして規模は小さいけど、その分、誰でも共感し、感情移入できる話ばかりです。全編ハートフルで読了感がよく、自身を持ってオススメ出来ます。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

おはようございます。
TBありがとうございました。
最近でた「ガール」という作品も、とてもいいですよ!
この作品と似た読後感が味わえます!

  • ゆう
  • 2006/06/22 9:48 AM

■ゆうさん
こんにちは。
オススメありがとうごじます。「ガール」は評判いいですね。
どこかのブログで伊良部シリーズより面白いと書いていた方も見かけました。
もうちょっと先になりそうだけど、読んでみます!!

  • あおちゃん
  • 2006/06/22 4:52 PM

TBありがとでした♪
この作品、読後感がとてもよくて、私も好きです♪
自信を持ってオススメ、ですよね。

『ガール』もおもしろいのか〜。私ももうちょっと先になるとは思うけど、読んでみよ♪と思いました。

■そらさん
そうです、自信を持ってオススメです!
そらさんも「ガール」は未読ですか。
じゃあ、ご一緒しましょう、もうちょっと先に(笑

  • あおちゃん
  • 2006/06/23 1:14 AM








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trackback

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