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「鳴風荘事件 殺人方程式II」綾辻行人

鳴風荘事件 殺人方程式IIタイトル:鳴風荘事件 殺人方程式II
著者  :綾辻行人
出版社 :講談社文庫
読書期間:2006/05/29 - 2006/05/31
お勧め度:★★★★

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奇天烈な洋館に集まった人々は目を疑った。六年前に殺された女流作家そっくりに、その妹が変貌していたのだ。そして姉の事件と同じ月蝕の晩、惨劇が彼女を襲う。"不思議な力"を持っているという黒髪を切られる手口も酷似して−。必要な手掛かりをすべて提示して「読者へ挑戦」する新本格ミステリの白眉。

引き続き綾辻さんの本。「殺人方程式 切断された死体の問題」の続編で、明日香井響、叶の双子の兄弟が密室トリックの謎を解き明かします。全作では叶の出番は多少ありましたが、今回は響の独壇場でした・・・。

タイムカプセルを掘り起こすため、叶の妻・深雪は、叶ではなく響を伴い鳴風荘を訪れた。再開した同級生の一人を見て誰もが驚く。六年前の月蝕の夜、自宅で殺された姉・美島紗月そっくりに変貌した夕海の姿があったのだ・・・。再開した夜、その夕海が紗月と同じように無残な姿となって発見された。髪の毛を切る手口まで真似て・・・。犯人は何故、死体の髪を切る必要があったのか。

正式に「読者への挑戦状」が挿入されている本作。謎解きを始める前までにすべてのデータを読者に提示しなくてはならず、さらに導出される結論は一つでなければならない分、著者に要求される難易度は高いものとなります。現場の状況、人間関係、登場人物の些細な仕草まで詳細に書かれており、話の展開が遅くていらいらしてしまうかもしれません。しかし、ここで焦って読み飛ばしていると、あとで後悔することに・・・。

普段はさっさと読み進めていくのですが、せっかくだから珍しく考えながら読み進めることにしてみました。その結果わかったのは、被害者の無くなった所持品は、○○○として使ったのではないかということくらい。犯人の特定はおろか動機すらも思い浮かびませんでした。思わず建物の抜け道を考えてみたりしました。シリーズが違うのに・・・。

そして迎えた解決編。大いに唸らせられました。あの伏線がそういうことだったとは・・・。思わずページを行ったり来たり。導き出された結論は、全く異論を挟む余地はありませんでした。完全な敗北です。

最後に大きなサプライズがある話も好きですが、こういう丹念な推理小説も大好きです。綾辻さんのあとがきや貫井さんによる解説も面白いので、最後の一ページまで楽しめます。


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