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「どうで死ぬ身の一踊り」西村賢太

どうで死ぬ身の一踊りタイトル:どうで死ぬ身の一踊り
著者  :西村賢太
出版社 :講談社
読書期間:2006/04/20 - 2006/04/21
お勧め度:★★★

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唯一の憧憬にすがって生きる男の、無様で惨めな「一踊り」を描いた、あまりに暗くて、惨めで、だから可笑しくて、稲光が目の前に閃く創作集。表題作のほか、「墓前生活」「一夜」の2篇を収録。
大正期の作家・藤澤清造に傾倒するある男の日常を綴った作品。芥川賞候補となった表題作を含む全3編が収録されています。

藤澤清造という作家は、おそらくほとんど知られていないのではないでしょうか。この本の表紙となっている「根津権現裏」で文壇デビューを果たしたもののあまり売れず、生活は困窮。最後は公園で凍死体となって発見されたとのことです。

なぜ主人公はそんな藤澤清造に傾倒するのか。最大の疑問ですが、そのことについては全く触れられていません。ただただ一途に藤澤清造を追いかけます。所縁の品を集めて家に飾ったり、大枚叩いて文学全集を出版しようとしたり、卒塔婆をもらってきて家に飾ったりと常軌を逸した行動の数々ですが、それが気持ち悪いながらもおもしろい。

当然といっていいのかわかりませんが、お金など全く持っていなくって、しかも自分で稼ぐことなど最初から考えてなくて、全部女とその親から借金をしてます。何でそんな男に女が寄り添うのか。かなり不思議ですが、こればかりは当人しかわからないでしょうね。そんな女とのやり取りは、藤澤清造を巡る奇行よりもおもしろかったりします。

著者は藤澤清造の全集を持っているということですが、この本は私小説なのでしょうか。だとすると、ちょっとお近付きになりたくないタイプかも。

主人公の姿は偏執的と言ってもいいくらいなので、読む人によっては途中で投げ出してしまうかも。僕は投げ出しませんでしたが、結局何が言いたいのかは、あまりわかりませんでした。


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