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「包帯クラブ」天童荒太

包帯クラブタイトル:包帯クラブ
著者  :天童荒太
出版社 :ちくまプリマー新書
読書期間:2006/04/05 - 2006/04/06
お勧め度:★★★★★

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これは、戦わないかたちで、自分たちの大切なものを守ることにした、ある小さなクラブの記録であり、途中報告書だ…。いまの社会を生きがたいと感じている若い人たちに語りかける、傷ついた少年少女たちの感動的な物語。
著者6年ぶりの書き下ろし。待ちに待ってたはずなのに、今までの著作を考えると調子がいいときに手にしないとだめだと思い、しばらく購入を控えてました。意を決して購入してからは比較的早め(それでも1ヶ月積読状態・・・)に読了。

主人公はワラ。たまたま訪れた病院の屋上でディノと出会い、ふとしたきっかけで屋上の柵に包帯を巻くことになる。なぜだかその行動により心が癒されたと感じたワラ。友達5人と「包帯クラブ」を結成し、ホームページを立ち上げて、みんなが抱えている傷に包帯を巻いてまわる。この行動は口コミで広がり、街中の至るところで包帯が目に付くようになるのだが・・・。

"包帯を巻く"という行動が、心の中に留めておいた傷、自分で気づかないふりをして放っておいている傷に包帯を巻くことで顕在化させ、うちに溜めておく必要はない、いつか必ず治る日が来ることを予感させてくれます。さらには包帯を巻かれたものを見ることで、いつのまにか他人を傷つけていたかもしれないことに気が付き、そして他人にも優しく出来るようになるのです。本当に深い傷なら包帯を巻いたくらいじゃ治るわけがない、なんて考えてしまいそうですが、それもすべて話の展開に盛り込まれています。んー、考え抜かれてる。

物語の途中には、その後の「包帯クラブ」の姿が挿入され、「包帯クラブ」によって癒され、「包帯クラブ」があったからこその人生を進む関係者たちの今を知ることが出来ます。みんなすばらしくいい人になってるよ・・・。

やや説教臭い面もありますが、何だか心が温まりました。

+++++

【みなさまのご意見】
まっしろな気持ちさん
ひなたでゆるりさん
読むなび!(裏)さん('06/05/29追加)
たこの感想文さん('06/09/22追加)
末っ子長女にしえみのイラスト日記さん('07/03/20追加)
<花>の本と映画の感想さん('07/05/26追加)
miyukichin' mu*me*mo*さん('07/09/18追加)
苗坊の読書日記さん('07/10/28追加)


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comment

あおちゃんさん、コンバンハ。
ホント考え抜かれていましたよね。
読者の不満をまるごと呑み込んでしまうくらいに。
今後も続きそうな余韻を感じたのですが、続くのでしょうか…。
ちくまプリマーは油断なりません。なんて思ってます。

■ましろさん
ひさびさに読んでいて胸にぐっときた本です。
ちくまプリマー、侮れませんね。装丁もすごくいいし。
続きはどうでしょうね。個人的にはないんじゃないかなぁって思ってます。

  • あおちゃん
  • 2006/05/13 7:46 PM

こんばんわ。病院の屋上の金網に巻かれた包帯・・・想像するだけで癒されますよね。私も、読後は心温まりました!

  • KORO
  • 2006/05/28 11:56 PM

■KOROさん
評価が二分しそうですね、この本は。僕は楽しめましたが、現実感のなさは否めないので、そこが気になる方もいそうです。中高生とかに読んでもらって多少なりとも"他人の気持ち"について考えてもらえればなぁなんて思いました。人のことを偉そうには言えませんが。

  • あおちゃん
  • 2006/05/29 1:52 PM

 こんばんは。

 優しい気持ちを本全体から感じて、
 読み終わるとあたたかい気持ちになってますよね。
 よい小説だったなーと思います。
 映画もなかなかよかったですよ!

■miyukichiさん
ちょっと説教くさいけど、心温まるいいお話でしたね。
映画はちょっと気恥ずかしいので・・・、気が向いたら見てみます。

  • あおちゃん
  • 2007/09/21 1:44 PM








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trackback

包帯クラブ

 心に負った傷というのは見えにくい。見えにくいゆえに、その痛みや深さは自分自身にすら分かりづらい。痛みを目に見えるカタチとして認識すること。痛みを痛みとして見つめること。それは単なる自己満足に過ぎず、救いにも癒しにもならないかもしれない。けれど、生き

  • まっしろな気持ち
  • 2006/05/12 8:52 PM

『包帯クラブ』天童荒太

包帯クラブ The Bandage Club天童 荒太ちくまプリマー新書2006-02-07by G-Tools これは、戦わないかたちで、自分たちの大切なものを守ることにした、ある小さなクラブの記録であり、途中報告書だ…。いまの社会を生きがたいと感じている若い人たちに語りかける、傷つい

  • ひなたでゆるり
  • 2006/05/12 10:55 PM

包帯クラブ 著者:天童 荒太

≪採点(読むなび!参照)≫ 合計:80点 http://koroxkoro.web.fc2.com/ ≪梗概≫ これは、戦わないかたちで、自分たちの大切なものを守ることにした、ある小さなクラブの記録であり、

  • 読むなび!(裏)
  • 2006/05/28 11:53 PM

(書評)包帯クラブ

著者:天童荒太 包帯クラブ The Bandage Club価格:¥ 798(税

  • たこの感想文
  • 2006/09/21 9:49 PM

「包帯クラブ」天童荒太。あるんだよ愛も傷も。

「だれにでもあることだから、って、 ひとまとめにしちまうのは 相手の心を思いやるのを おっくうがったり、面倒がったりする、 精神の怠慢からくるんじゃねえの」 わわわわ。 精神の怠慢、という言葉が心に刺さる。 「永遠の仔」 ワタシ、天童荒太の

  • 末っ子長女にしえみのイラスト日記
  • 2007/03/19 11:42 PM

本「包帯クラブ」

包帯クラブ 天童 荒太? 筑摩プリマー新書  2006年2月 ワラは、総合病院の屋上で会ったディノが、「心が傷ついている。耐えているのがしんどうになってなってる。」という言葉に対し、「だったら血を止めればいいんじゃないの」と思い付きを口にした。

  • <花>の本と映画の感想
  • 2007/05/25 7:23 PM

包帯クラブ/天童荒太 [Book]

 天童荒太:著 『包帯クラブ』  包帯クラブ The Bandage Club (ちくまプリマー新書)天童 荒太筑摩書房このアイテムの詳細を見る  現在公開中の映画もなかなか好評な本作。  映画は未見なのですが、  読もうと思ったのは、映画化がきっかけでした。  で、読んでよ

  • miyukichin’mu*me*mo*
  • 2007/09/18 10:45 PM

包帯クラブ 天童荒太

包帯クラブ The Bandage Club (ちくまプリマー新書) ワラこと笑美子は病院の屋上で、ディノと名乗る不思議な少年に出会う。 それがきっかけとなり「包帯クラブ」を立ち上げた。 心の傷口から流れる血を止めるために、傷ついた場所へ、包帯を巻く。 それだけなのに、

  • 苗坊の読書日記
  • 2007/10/28 10:22 PM