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「4teen」石田衣良

4teenタイトル:4teen
著者  :石田衣良
出版社 :新潮文庫
読書期間:2006/04/03
お勧め度:★★★

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銀座から地下鉄で10分、木造の長屋ともんじゃ焼きとスカイラインを切り取る超高層マンションが調和して共存する町・月島。この町で僕たちは恋をし、傷つき、死と出会い、いたわり合い、そして大人になっていく…。14歳の中学生4人組が1年間に出会った8つの瑞々しい物語。
石田さんの本は始めて読みます。何となく気取った小説を書くのではと思っていて、今まで意識して遠ざけていました。本書で直木賞受賞、14歳の中学生4人が体験する濃密な一年間を描いていた連作短編集です。

家庭内暴力に悩まされながらも明るいダイ、チビだけど頭の回転が速いジュン、お金持ちだけど難病を患うナオト、そして主人公のテツロー。四者四様の個性を巧く書き分けており、思春期の男の子の心情がとてもリアルです(自分の時と比較するとかなりクール・・・)。4人がそれぞれ悩みを抱えながら、とても強い友情で結びつき、一歩一歩お成長していきます。

14歳という年齢の主人公たちですが、"死"への考えを問う題材が多かったのが気になりました。平均寿命が30歳という難病のナオトの存在、偶然とはいえ自分の行動で父を亡くしてしまったダイ、癌患者との出会いと別れ。DVに悩む主婦や過食と拒食を繰り返す少女も一歩間違えば命を落とす可能性があったし、"死"を匂わせることで一瞬一瞬の行動を重く、さらに意味あるものに高めているように感じました。

人物描写もさることながら、銀座や月島といった町の描写も巧みで、あたかも自分がそこにいるかのような気分になりました。ただこれは多少の土地勘があるからとも考えられるので、印象に個人差があるかもしれません。

ここまで色々なことが1年に起こるものかと思う気持ちもありますが、重い題材の割にさらりと読めてしまう辺りは著者の技量と思います。ドラマがヒットしたIWGPシリーズは後回しにするとして(あまのじゃくなもので・・・)、他の著作を読んでみようかと思っています。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

あくまで私個人の好みですが、石田さんの恋愛小説はどうも苦手なのです。
でも石田さんの描く少年の話はいいですよー。
IWGPは、ドラマの暴力的なイメージが苦手で避けていたのですが、
読んでみたらおもしろくて、結局シリーズ全部読んでます。
(と、さりげなくオススメ 笑)

  • june
  • 2006/05/10 11:11 PM

あおちゃん☆こんばんは
わたしは石田衣良さんの本はほとんど読んでいますが、これは特に好きな本です。
最近だと「40」も気に入ってます。
「うつくしい子ども」も良かったなぁ。
IWGPは最初の頃の方が良かったなぁ、といいながら全部読んでます。
(^^ゞ

  • Roko
  • 2006/05/10 11:38 PM

■juneさん
オススメ上手ですね〜(笑)
IWGPシリーズが何冊出ているのかと思ってWikipediaで調べていたら、
ペンネーム"石田衣良"が本名の名字"石平"を分割したものとしってびっくり。
もちろんしっかり刊行作品もチェックしましたよ〜。

  • あおちゃん
  • 2006/05/11 7:14 PM

■Rokoさん
こんにちは。ほとんど読んでいるとはすごい!
「40」と「うつくしい子ども」ですね。φ(。。)メモメモっと。
次に読む候補として参考にさせてもらいますね。

  • あおちゃん
  • 2006/05/11 7:51 PM

こんにちは。TBありがとうございました。
juneさんと同じなんですが、私も、石田さんの恋愛小説はどうも・・・。
「4teen」が気に入って、2冊目を選ぶなら、避けたほうがいいと思いますよ。
IWGP、後回しなんですか?うーん、そうなんだー。
IWGPなら、そう大きな間違いはないとおもうんだけどなあ(笑)。

■ゆうきさん
どんな恋愛小説なのかと気にはなりますが(笑)、
もともと恋愛小説があまり得意ではないので手を出すのをやめておきます。
IWGP、面白いですか?後回しにするのを撤回しようかな〜(笑)

  • あおちゃん
  • 2006/05/13 7:30 PM








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