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「コールドゲーム」荻原浩

コールドゲームタイトル:コールドゲーム
著者  :荻原浩
出版社 :新潮文庫
読書期間:2006/03/28 - 2006/03/31
お勧め度:★★★

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高3の夏、復讐は突然はじまった。中2時代のクラスメートが、一人また一人と襲われていく…。犯行予告からトロ吉が浮び上がる。4年前クラス中のイジメの標的だったトロ吉こと廣吉。だが、転校したトロ吉の行方は誰も知らなかった。光也たち有志は、「北中防衛隊」をつくり、トロ吉を捜しはじめるのだが−。やるせない真実、驚愕の結末。高3の終らない夏休みを描く青春ミステリ。
久しぶりに読んだ荻原さんの本でしたが、今までの本とはちょっと雰囲気が異なっていました。これまでのコメディ路線から一転、今回扱っているのは「いじめ」です。

高3の夏。中学時代の同級生に次々に奇妙な事件が起る。ホンの些細なものから、悪戯と一言で終わらせることの出来ないものまで。事件の犯人はいじめられていたクラスメート・トロ吉なのか・・・。光也たちは「北中防衛隊」をつくり、トロ吉を捜しはじめる。

テーマがテーマだけに終始重い展開。実際にいじめを行っていた時から4年後ということで、いじめを行っていた当人たちも「当時はなぜあんなことをしたのか」と考えています。しかし、一方で「いじめなければ、自分がいじめられていた」という思いもあって、悪いことをしたという認識は薄いです。そんな中、主人公光也は唯一手を出さなかったのですが、当時助けることが出来なかったことを悔いていて、率先してトロ吉探しを行います。

光也の気持ちはわからないでもないですが、登場人物の誰とも自分の気持ちがはまらなくて、読み進めるのが少々辛かったです。仲間を救いたいという正義感から動いているように見える光也らの行動は、所詮いじめの延長からトロ吉を自分たちより下の存在と扱っているように思えてなりません。いじめられる側にも問題があるという言葉を耳にしたりしますが、やはりいじめる側のほうが悪いのです。

姿を見せない敵に追われる恐怖や最後のあっと驚く展開にミステリの要素を感じたし面白いとも感じましたが、ラストの展開に少々疑問が残ります。いじめる側/いじめられる側に対する世間の反応。手のひらを返したようなマスコミの姿勢。荻原さんはこの作品の読者にどのようなことを感じてほしいと思ったのでしょうか。今でもよくわかりません。

+++++

【みなさまのご意見】
+ChiekoaLibrary+さん
IN MY BOOKさん
たこの感想文さん
+++こんな一冊+++さん
たりぃの読書三昧な日々さん
That's the Way Life Goesさん
聞いてあげるよ君の話をさん('06/07/25追加)
まったり読書日記さん('06/08/06追加)
フラグ・ソウルさん('07/10/27追加)
黒猫の隠れ処さん('07/11/04追加)


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comment

こんにちは。TBありがとうございました。
ちょっと読むのが辛い作品でした。
ただ、私は主人公が「謝りたい」という気持ちで居ることを信じて
読み進めていったような記憶があります。
脳内映画化しながらでなければ、ついていけなかったかも知れませんが
私はそのせいで、案外爽やかに読み終えることが出来てしまいました。

■mambotaxiさん
こんばんは。
"いじめ"のほうに強く引っかかってて、裏表紙にある"青春ミステリ"の"青春"の部分を全く感じることが出来ませんでした。配役を考えて本を読めば、mambotaxiさんのようにさわやかに読めたかもしれませんね。いじめを題材にした本を読むと何が正しいのか、どう対応すればよいのかわからなくなります・・・。

  • あおちゃん
  • 2006/05/07 11:33 PM

こんばんは!
青春ってどうしても爽やか系をイメージしてしまうんですが、この作品は全然違いましたね〜
読むのが私も辛かったです。
でも、この先どうなっちゃうの〜?と気になってしまって、結局最後まで読んでしまいました。
読み終えても、スッキリというわけにはいかず、ウ〜ンと考え込ませる、妙に印象に残る一冊でした。

■エビノートさん
荻原さんが本書で何を言いたかったのかがよくわからなくて、読後はもやもや感がいっぱいでした。いじめ問題は難しいから、正解はこれって言えないのはわかるのですが。
今までの作風とガラッと変わっていて印象深かったのですが、今後おそらく再読はしないだろうなぁって思っています。

  • あおちゃん
  • 2006/08/07 7:55 PM








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trackback

コールドゲーム*荻原浩

☆☆☆☆・ 高校野球か何かの爽やかだが残念でした、という物語なのかと思って読み始めたのだが、まったく違う様相だった。語り手はコールドゲームで甲子園を諦め 引退したばかり

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コールドゲーム [荻原浩]

コールドゲーム荻原 浩 講談社 2002-09 高校三年生の夏。中学時代のクラスメイトに次々に降りかかる奇妙な事件。犯人はいじめられっこだったあの男なのか??事実を突き止めるべく動き始めた光也たちでしたが…。 この物語のテーマになっているのは「いじめ」。と

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  • 聞いてあげるよ君の話を
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コールドゲーム ≪内容≫ 高3の夏、復讐は突然はじまった。 中2時代のクラスメートが、一人また一人と襲われていく…。 犯行予告からトロ吉が浮び上がる。 4年前クラス中のイジメの標的だったトロ吉こと廣吉。 だが、転校したトロ吉の行方は誰も知らなかった

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予告していた本の感想です。 ○タイトル 『コールドゲーム (新潮文庫) 』 ○作者 荻原 浩 コールドゲーム (新潮文庫)/荻原 浩 ¥700 Amazon.co.jp ○内容   高3の夏、復讐は突然はじまった。  中2時代のクラスメートが、一人また

  • フラグ・ソウル
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