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「ビフォア・ラン」重松清

ビフォア・ランタイトル:ビフォア・ラン
著者  :重松清
出版社 :幻冬舎文庫
読書期間:2006/02/27 - 2006/02/28
お勧め度:★★★★

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授業で知った「トラウマ」という言葉に心を奪われ、「今の自分に足りないものはこれだ」と思い込んだ平凡な高校生・優は、「トラウマづくり」のために、まだ死んでもいない同級生の墓をつくった。ある日、その同級生まゆみは彼の前に現れ、あらぬ記憶を口走ったばかりか恋人宣言してしまう−。「かっこ悪い青春」を描ききった筆者のデビュー長編小説。
重松清デビュー作。もう10年以上も前のこの作品、荒削りながらも現在の重松さんを感じさせる文章です。

主人公はどこにでもいそうな平凡な高校生・優。勉強もそこそこ、運動もそこそこ。退屈な高校生活をもっと自慢できるようなものにするべく「トラウマ=転校した同級生を死に追いこんだ自分たち」を作りあげようとします。些細な気持ち出始めたトラウマづくりでしたが、まゆみとの偶然の再会で日常に変化が・・・。

一生懸命な姿を友達に見せるのは格好悪い、でも自分がみんなより少し上の人間であると思いたい。そんなもどかしい気持ちから始めた「トラウマづくり」。突拍子がなくて、あまりにも趣味が悪すぎると思うけれど、平凡な日常から飛び出したいという気持ちは共感できます。

メインのテーマは、友達そして自分、でしょうか。「全員に好かれているわけじゃないけど親友と呼べる友人のいる人」と「誰にも好かれるけど一人として親友がいない人」。前者が優で、後者が優の同級生・紀子です。嫌われないために相手に合わせ、それが壁となって今一歩近付ききれない紀子。他人にとっての自分って一体何だろうか?自分らしいってどういうことか?まゆみとの付き合いで自問自答する紀子とそれを見守ることしか出来ない優。ラストに待ち受けるのは予想通り悲しい結末です。

彼らはこの現実を受け入れてどのように成長していくのでしょうか。特に紀子はどうなってしまうのでしょうか。気になります。

※トラキチさん主催「今宵、重松作品を語ろう!」にトラックバック。

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  • : : FLMAX Cafe : :
  • 2006/03/27 11:56 PM

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  • 2006/03/28 6:49 AM

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黒田の〜

久しぶりのカープの話題じゃね。 こないだ偶然買った重松清氏のビフォアランゆう本よみょ〜ったら思いっきり広島弁じゃ〜。 設定の高校もあの市じゃけん、あそこかの〜ここかの〜とか思いながらよみょーりました。(まあ当然フィクションじゃけど{/face_ase2/}) なつか

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