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「SPEED」金城一紀

SPEEDタイトル:SPEED
著者  :金城一紀
出版社 :集英社
読書期間:2006/02/20 - 2006/02/21
お勧め度:★★★★★

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私の憧れの女性だった家庭教師の彩子さんが自殺!? 後悔なんかするもんか。岡本佳奈子、16歳、真面目で平凡な女子高生。そして−。家庭教師の謎の死+ザ・ゾンビーズ+憎むべき敵+赤い車=初めての冒険!
「レヴォリューション No.3」「フライ、ダディ、フライ」に続く、ザ・ゾンビーズシリーズの第三弾。「フライ〜」同様、本作でもザ・ゾンビーズは脇役で、主役は女子高生・岡本佳奈子となっています。これから読む人は必ず刊行順に読んでください。既刊本とのつながりがちらほらと書かれているので、読んでからのほうが絶対に楽しめますから。

岡本佳奈子は有名なお嬢様学校・聖和女学院に通う平凡な高校一年生。家庭教師の女子大生・彩子さんが自殺したことから、佳奈子の生活は急変していきます。彩子さんの死に疑問を持ち調査を開始した佳奈子、そんな彼女の身に危険が迫ります。自宅への帰り道で暴漢に襲われ、工事現場へと連れ込まれてしまうのです。そこに現れたのが(というかたまたま居合わせたのが)、ザ・ゾンビーズの面々。目の前にある悪には完全と立ち向かう彼ら、いや、聖和と聞いては黙っていられない彼らは佳奈子を助け、襲われた真相、そして彩子さんの謎の死を一緒に追っていきます。

「フライ〜」を読んでまだそれほど時間がたってないのに、ザ・ゾンビーズに会ったら何だか妙に懐かしい気分になりました。久しぶり〜って声をかけたいほど。冒頭いきなり無敵を誇る舜臣が倒れてる場面では何があったのかとドキッとし、その時点で完全に引き付けられてしまったのでした。

もちろん今回も大活躍のザ・ゾンビーズの面々だけど、今作はこれまでやや陰の薄かった「アギー」こと佐藤健の活躍が大きいです。その類い稀な容貌を武器に、次々と証言を引き出す手腕。お母さんまで登場しちゃって、みんなでご飯食べるシーンはその輪に加わりたいと思ってみたり。アギーが登場すると決まって書かれる"お約束"ににんまりとしてみたり。そして、なぜ金を取るのかと聞かれ「やつらとまじめに向かい合うのが恥ずかしい」と答えるアギーを見て、何だかじわっとくるものがあったり。

主人公・岡本佳奈子もよかったです。冒険後にはお互いきっぱりとゾンビーズと関わりを絶つ佳奈子。自分の世界から一歩踏み出した佳奈子だけど、自分が彼らの中に積極的に飛び込んでいいものかと自問します。それはまた別の話として書かれるのでしょうか。うまく"ジュテ"が出来るようになった頃に。

評価は文句なく星五つ。シリーズ中で一番好きな作品です。読者大賞blog「2005年新刊ベスト」での一位にしましたし。金城作品の未読本は残すところ「対話篇」のみとなりました。既に購入済み。早く読みたいけど、これで終わりなのかと思うともったいなくってなかなか手が付けられないのです。この気持ち、わかる?

+++++

【みなさまのご意見】
本を読む女。改訂版さん
ナナメモさん
今日何読んだ?どうだった??さん
Ciel Bleuさん
*milk and honey*さん
たりぃの読書三昧な日々さん
本のある生活さん('06/04/17追加)
ぱんどら日記さん('06/06/04追加)
"やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!!さん('06/07/04追加)
粋な提案さん('06/08/06追加)


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comment

あおちゃんさん、こんにちわ。
ラストの爽やかさいいですよね。岡本佳奈子が走っている途中泣いてしまう理由とか、
その後に選んだ一歩とか、すごく好きなのです。
3冊一気に読んでしまったせいか、今すごく寂しいです。
またゾンビーズに会いたいです。

  • june
  • 2006/04/18 1:05 PM

■juneさん
立て続けにTBしたのに、コメントもせずすみません。
「ゾンビーズ」シリーズのうち、この本が一番好きです。「やつらとまじめに向かい合うのが恥ずかしい」と答えるアギーがとてもよかった。おそらく僕の周りにゾンビーズがいても同じように感じるかもしれません。
次回作が待ち遠しいですよね。金城さんは、もうちょっと刊行ペースをあげてくれるとうれしいのですが・・・。

  • あおちゃん
  • 2006/04/18 3:57 PM








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