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「高麗秘帖 朝鮮出兵異聞」荒山徹

高麗秘帖タイトル:高麗秘帖 朝鮮出兵異聞
著者  :荒山徹
出版社 :祥伝社文庫
読書期間:2006/01/03 - 2006/01/10
お勧め度:★★★★

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慶長2年(1597)、再び朝鮮の地に上陸した秀吉の征明軍は雪辱に燃えていた。5年前(文禄の役)、亀船を操りわが水軍を撃破した敵将・李舜臣を必ずや斃す!水将・藤堂高虎、来島通総らは、舜臣を暗殺すべく密かに養成した秘密戦士団を放った。一方、講和派の将・小西行長はそれを阻止するため極秘作戦を開始、ついに舜臣を巻き込む三つ巴の死闘に突入した…。綿密な取材、類稀な着想、圧倒的筆力で放つ鮮烈の歴史ロマン巨編。
2006年は聖月さんオススメのこの本からスタート。「時間のあるときにどっぷりと浸かるのがよろし」ということだったので正月休みを利用しました。なかなかのボリュームと読み応え。

日本国内を統一した豊臣秀吉が海外にも覇権を伸ばそうと企てた2度の朝鮮出兵を文禄の役、慶長の役とよびます。陸戦では連戦連勝したものの、海戦では李舜臣率いる海軍に主導権を握られ、飢饉により兵糧が尽きたことも重なって撤退することとなった文禄の役(1592年)。本書はそれから5年後の慶長2年(1597年)、雪辱を誓っての再出兵した慶長の役を舞台とし、日朝の陸海戦を詳細に描いた伝奇小説です。

馬鹿な朝鮮政府の高官により左遷されていた李舜臣が再び海軍の将に付くまでは淡々と流れていましたが、その後は一変、妖術・忍術を駆使した李舜臣の暗殺計画や亀甲船の破壊計画などの数々の見せ場・山場があってページをめくる手が止まりませんでした。赴任地へ向かう李舜臣。彼を亡き者にしようと忍びを差し向ける日本の将。李舜臣を助けようとする降和兵や日本の将も出てきて入り乱れ。目がキラーンと光る忍術やくのいち(女忍者)が駆使する必殺戦法まで出てきたり。でも、最大の見せ場は何と言っても最後の海戦でしょう。たった13隻の船で200隻もの船と対峙する方法、地の利を生かした方法には驚きました。

読み始めたときはカタカナで振られた朝鮮語読みに戸惑ったのですが、読みにこだわらないで好きなように読み進めていくとスピード感がアップして面白さが増します。伝奇小説というのは始めて読んだのですが、史実だけでなくファンタジックな要素も盛り込まれていて、非常にエンタテインメント性が高い。正直聖月さんに教えていただくまで名前も聞いたことがない作家さんでしたが、新年早々いい出会いが出来たなぁと思います。もちろん次作以降も読み進めます。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

TBありがとうございました。
娯楽系時代小説家でこの作者はあぶらが乗り切っています。
朝鮮と柳生の戦いを描いて最新作の『柳生薔薇剣』も傑作だと思いますがこの題材なら『魔岩伝説』『十兵衛両断』をおすすめします。
また伝奇時代小説では宮本昌孝『ふたり道三』、これが凄い。

呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン。
どの作品も素晴らしい力のある作家です。
中でも『魔岩伝説』は好きだったなあ。

どの作品にも朝鮮半島出てきますので、意外に当時の事情が飲み込める教本でもあります。

■よっちゃん
昔は好んで時代小説を読んでいましたが、
この本のように多少娯楽色が入ってくるとさらに面白いですね。
荒山さんのオススメ本と合わせ、宮本昌孝さんの本も読んでみたいと思います。

  • あおちゃん
  • 2006/01/29 7:33 PM

■聖月さん
オススメしていただきありがとうございました。
頭の奥底にしまわれた知識を引っ張り出しながらじっくり読みました。
すごい面白かったです。2作目以降を読むのも楽しみです!

  • あおちゃん
  • 2006/01/29 7:37 PM








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trackback

荒山徹 『朝鮮出兵異聞・高麗秘帖』 李舜臣将軍を暗殺せよ

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  • 日記風雑読書きなぐり
  • 2006/01/29 12:17 PM

再掲 この作家を読むべし ◎◎「高麗秘帖」 荒山徹 書評No247より

司馬遼太郎の『竜馬が行く』を全巻楽しく読んだ以外は、同じ司馬『項羽と劉邦』は、読破したけどまったく面白く感じず、同じく『翔ぶが如く』は薩摩隼人が題材だというので、とりあえず3巻目まで買って読み始めたが、1巻目100頁で放り投げてしまうし、人から貰った池

  • 「本のことども」by聖月
  • 2006/01/29 3:52 PM

荒山徹のことども

◎◎ 『高麗秘帖』 ◎◎ 『魔風海峡』 ◎◎ 『魔岩伝説』   ○ 『十兵衛両断』   ◎ 『サラン 哀しみを越えて』 ◎◎ 『柳生薔薇剣』

  • 「本のことども」by聖月
  • 2006/01/29 6:45 PM

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