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「逃亡くそたわけ」絲山秋子

逃亡くそたわけ タイトル:逃亡くそたわけ
著者  :絲山秋子
出版社 :中央公論新社
読書期間:2005/12/31
お勧め度:★★★★

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21歳の夏は一度しか来ない。あたしは逃げ出すことにした。
軽い気持ちの自殺未遂がばれて、入院させられた病院から。
逃げるのに思いつきで顔見知りを誘った。24歳の茶髪で気弱な会社員。
すぐに「帰ろう」と主張する彼を脅してすかして車を出させた。東へ。そして南へ。
おんぼろ車で九州の田舎町を駆け抜けるふたりの前にひろがった暑い夏の物語。
この本が2005年ラスト本となりました(記事のアップはこんな時期になりましたが)。直木賞候補作。

精神病院から車で逃亡する若い男女の九州縦断逃避行を描いたロードノベル。21歳の花ちゃんは躁病を患っている。毎日飲まされる薬に嫌気が差し、病院を抜け出すことにした。病院で顔見知りのなごやんを誘って。なごやんのぼろぼろな車で東へ、そして南へ。二人の逃亡の先にあるものとは・・・。

ご自身もかつて躁鬱病を患っていたこともあるせいか、病気への距離感が程よく感じます。難しい題材と思うのですがあまりに誇張しすぎもせず、美化したり悪く書き過ぎたりもせず。友達以上恋人未満の男女といい、この辺のバランス感覚は絲山さんの才能ですね。

ただ、タイトルのインパクトと比較して、内容にさほどインパクトがない点が不満。自分の読解力が足りないせいかもしれないけど。再読したらもう少し深いところまで読み取れるかなぁなんて思います。

ご当地観光案内のようで、ただただ単純に楽しみました。なかでも「椎葉村」という地名に反応。「椎葉村」は入社直後、同期と旅行したときに泊まった村でした。花ちゃん、なごやんと同じく車での旅行(逃避行ではありません)。ここで食べたサクラマスはとてもおいしかったなぁ・・・。

【関連ページ】

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【みなさまのご意見】


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comment

あおちゃん☆こんばんは

花ちゃんの勢いに振り回されて、なごやんがオロオロするところが何だか好きなんですよ。
動機はともかく、こういう旅もいいかなぁなんて思っちゃいます。

  • Roko
  • 2006/01/28 12:43 AM

TBありがとうございます。記憶を思い返しても(結構、この作品は覚えてました)、評価がちょっと難しいですね。主人公のいま、ここにある姿が描かれているのだけれど、その先に何があるのか・・が分からない作品。まさに、文学ですね。

■Rokoさん
後先考えず旅に出るなんて普通出来ないですもんね。
そう考えれば確かにうらやましいですね〜。
イトヤマさんが本当に伝えたい深いところまでは読み取れませんでしたが・・・。

  • あおちゃん
  • 2006/01/28 3:00 PM

■すのさん
直木賞候補作ということでエンタ性が高く面白いには面白かったのですが、
で、何が言いたかったのかと考えてみると???となりました。
時間を置いてから再読してみようと思います。

  • あおちゃん
  • 2006/01/28 3:05 PM








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trackback

逃亡くそたわけ (絲山秋子)

この作家の本はこれで3冊目。 とりあえず面白いです。ノリノリで一気に読み上げてしまいました。読後感はやや不完全燃焼ながら、エンターテイメントとしてはかなりイケてます。 精神病院から逃げ出した一組の男女がひたすら車で九州を縦断するだけなのですが、二

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逃亡くそたわけ絲山秋子中央公論新社 2005-02-26 躁病と鬱病で入院している「花ちゃん」と「なごやん」。これ以上ここにはいたくない!病院から脱走することに決めた花ちゃんと、ひきずられていっしょに脱走してしまったなごやん、二人のとんでも逃避行の行方は…。

  • + ChiekoaLibrary +
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  • 2007/04/24 1:40 AM

絲山秋子の「逃亡くそたわけ」を読んだ!

著者の絲山秋子は、1966年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。「イッツ・オンリー・トーク」で文学界新人賞、「袋小路の男」で川端康成文学賞、「沖で待つ」で第134回芥川賞を受賞。と経歴にあります。この作品「逃亡くそたわけ」は、2005年2月25日初版発行とあ

  • とんとん・にっき
  • 2007/06/26 9:59 PM

逃亡くそたわけ 絲山秋子

逃亡くそたわけ この本は「本のことども」by聖月の聖月さんにオススメいただきました。ありがとうございました。 ■やぎっちょ書評 はじめて絲山さんの小説を読んで(「海の仙人」)、やっぱ移動は良い。移動の小説読みたいと書いたら聖月さんがこの本を教えて

  • "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!!
  • 2007/07/29 3:11 AM