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「夫婦茶碗」町田康

夫婦茶碗タイトル:夫婦茶碗
著者  :町田康
出版社 :新潮文庫
読書期間:2005/10/17 - 2005/10/18
お勧め度:★★★

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金がない、仕事もない、うるおいすらない無為の日々を一発逆転する最後の秘策。それはメルヘン執筆。こんなわたしに人生の茶柱は立つのか?!あまりにも過激な堕落の美学に大反響を呼んだ「夫婦茶碗」。金とドラッグと女に翻弄される元パンクロッカー(愛猫家)の大逃避行「人間の屑」。すべてを失った時にこそ、新世界の福音が鳴り響く!日本文芸最強の堕天使の傑作二編。
町田さんの本の感想を書こうとすると、さて何を書いたらよいかと手が止まってしまいます。んー、何が言いたかったのだろうと。でも、ようやく楽しみ方がわかったような気する・・・。

「文章に身を任せて、あまり深く考えすぎないこと」

これに尽きます。アバンギャルドな文体を楽しみ、その時々で大笑いすること。抜群のリズム感、スピード感に身を委ねること。思いついたことを書きなぐってるんだから、話の筋なんか求めちゃいけない。でも、その"思いつくこと"が万人は思いつかない発想というか。褒めているようで、あまり褒めていないですね・・・。でもまぁ、面白いものは面白い。

短編二編収録されてますが、どちらも基本的には同じ内容。ダメ男が何とかお金を稼ごうとあの手この手と策を打つ。茶碗洗いで金を稼ぐとかメルヘン作家になるとか。傍から見ればうまく行きそうにないことを、ダメ男はうまくいくと信じて疑わない。己の信念をとことん貫く。そして失敗してへこむ。これの繰り返し。進歩が全くない。でも、その進歩の無さ、発想の豊かさ、これと決めたら突き進むパワーが愛らしいんですよ。親友にいたら嫌だけど、遠くから眺めていたいタイプ。

Amazonの感想などを読むと大絶賛している人が多いのだけれど、面白い/面白くないの評価が大きく分かれそうな本ですね。芥川賞受賞作「きれぎれ」や谷川潤一郎賞受賞作「告白」もこんな感じなのでしょうか。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

私はこれが初・町田さんで、どうしてもなじめずリタイアしたのですが、その後「告白」で衝撃を受け、評価が180度ひっくりかえりました。今もう一度読んでみたいかもです。

「告白」!私の中では2005年度のナンバーワンかも…。

『告白』の完成度は凄いですね。

町田作品、『夫婦茶碗』も『きれぎれ』もA地点から物語は始まり、どこにも行かず、A地点で話が終るタイプ。評価は読み人の琴線で変わります。

『パンク侍、斬られて候』や『告白』は、物語が流れていくタイプですね。どちらもオモロ。万人向けですね。特に『告白』は今年一番の押さえ本です。

お、「告白」について語ろうと思ったら予想通りの先客がおられましたね。私の中でも今年のベスト3には入ります。機会があれば是非。
「きれぎれ」は、聖月さんのおっしゃるように、基本は「夫婦茶碗」と同じなんですが、私はかなりいっちゃってる感じがして、ちょっとついていけなかったかも・・・。

コメントありがとです。>みなさま
「告白」は大絶賛ですね。こりゃ早く読まなくては。

■chiekoaさん
僕も「供花(くうげ)」はリタイアしそうになりました。
買ったのにもったいないという一心で読みきりました。貧乏性です・・・。

■聖月さん
「パンク侍〜」は◎◎でしたね。こちらも是非読んでみたい。
「告白」は今年一番ですか!では、何とか今年中に押さえておかねば、、、。

■ざれこさん
「くっすん大黒」「夫婦茶碗」共に結構いってると思いますが、「きれぎれ」はそれ以上とは・・・。
んー、芥川賞作ということで次はこれかと思っていのですが、後回しにしようかなぁ・・・。

  • あおちゃん
  • 2005/11/04 11:41 AM

TBどうもありがとう。

「夫婦茶碗」は初・町田康作品でした。記事を投稿した時にTB先を探して気づいたのですが、やはりみなさんが言われているように好き嫌いが分かれてましたね。というよりどうしてもあの文章がなじめない、よく分からないという意見がありました。

 そういう方が不安になるのは、ずるずると語り尽くされたあげくどこに連れ去られるのかよく分からないという文章にあるような気がします。ところが同じところを僕なんかは面白いと思うのです。どこに連れていかれるか分からないその先の見えなさが町田さんの文章には際だっています。

 「告白」なんてその最たるものですよね。だって本の紹介を先に読まなければ、大量殺人の話なんて思いもしないですよ。と言いながらまだ前半で中断したまま。なぜなら図書館の返却日に阻まれたため。また手元に来たので楽しみです。

■アスランさん
こんにちは。

>どこに連れ去られるのかよく分からないという文章
たしかにそのとおりですね。このままどこに行っちゃうか不安なわけです。
で、わからないならそれに流されちゃえと思って読み進めると、それがまた心地いい。

こういう本もあるだのだなぁと新鮮な感覚がありました。

  • あおちゃん
  • 2005/11/05 12:34 PM








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trackback

再掲 ◎◎「夫婦茶碗」 町田康 新潮社 1,400円 1998/1

いやー、愉快愉快。面白かった。あまりにも面白すぎたので、本読み仲間のゆうさんに「面白いのなんの」って伝えたら「ご機嫌ですね」と言われてしまった。そう、評者はご機嫌なのである。  評者は、普段はいたってクールな読書人である。本を読みながら、しかめつら

  • 「本のことども」by聖月
  • 2005/11/02 1:35 PM

町田康のことども

◎◎ 『くっすん大黒』 既読書評なしm(__)m ◎◎ 『夫婦茶碗』   ○ 『へらへらぼっちゃん』 既読書評なしm(__)m   ○ 『屈辱ポンチ』 既読書評なしm(__)m   ○ 『つるつるの壺』 既読書評なしm(__)m ◎◎ 『耳そぎ饅頭』 既読書評なしm(__)m   ◎

  • 「本のことども」by聖月
  • 2005/11/02 1:35 PM

夫婦茶碗 [町田康]

夫婦茶碗町田 康新潮社 2001-04 えーと。 大変申し訳ないのですが、向き・不向きで言うと、私には不向きでした…。 2編収録されているうちの1編を読み終えるのが精一杯でした。最後まで読めませんでした。すいません。 響く方には響くのであろうと思いま

  • + ChiekoaLibrary +
  • 2005/11/02 3:20 PM

「夫婦茶碗」町田康

夫婦茶碗posted with 簡単リンクくん at 2005. 6. 9町田 康 / 町田 康著新潮社 (2001.5)通常2〜3日以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る 「夫婦茶碗」「人間の屑」収録。 私が最初に読んだ町田作品。これで町田康にしばらくはまってしまった。

  • 本を読む女。改訂版
  • 2005/11/02 4:44 PM

夫婦茶碗 町田康

 笑える、こりゃあ笑えるぞ~。  妙に古い言い回しを使いたがる主人公の男の語り口調は落語を思わせる。ところが現代の熊さん八っつぁんは独善的な思考を止める事を知らない。おまけにたしなめるご隠居がいないのが今のご時世というものだ。  語り手の男は「おいお

  • カンガルーは荒野を夢見る
  • 2005/11/05 3:08 AM

夫婦茶碗  町田康

 すげぇ。何と書いていいかわからんがとにかくすごい。村上龍の小説なんかだと何故かわからないけど経済が崩壊していて何故かわからないけど外国が攻めてくる。まったくもってわけがわからないから感想を書くときはひたすら罵倒してケチつけて終わる。  しかしこの話

  • a fruit knife and a boy
  • 2005/12/21 11:37 AM

『夫婦茶碗』読了。

 町田康『夫婦茶碗』の感想をこちらに。や、なんというか、町田康の前に町田康なし。という感じだわ…。この徹底的な堕落ぶり。クセになりそう(笑)。まだまだこの作者は追いかける

  • 日々のちょろいも 2nd
  • 2006/02/27 9:29 PM

夫婦茶碗 町田康

夫婦茶碗 この本は「本のことども」by聖月の聖月さんにオススメいただきました。ありがとうございました。 ■やぎっちょ読書感想文 心の声・・・というか独り言 町田康さんはこれが2冊目。何か新しい作家さんを試したいなぁなんて言っていたら、聖月さんがオ

  • "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!!
  • 2008/05/19 12:25 AM

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  • 2012/06/22 11:26 PM