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「流星ワゴン」重松清

流星ワゴンタイトル:流星ワゴン
著者  :重松清
出版社 :講談社文庫
読書期間:2005/10/03 - 2005/10/07
お勧め度:★★★★

[ Amazon | bk1 | 楽天ブックス ]


死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして・・自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか・・?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。
妻の浮気、息子の家庭内暴力、父親との不仲、リストラ・・・。自暴自棄になった主人公の前に現れた一台の車、そこに乗るのは5年前にドライブ中事故死した親子であった。主人公はその車に乗せられて過去へのドライブへと出かけてゆく・・・。今までの重松さんにはないファンタジックな設定ですが、内容はやはり重松さんらしい現実を見つめ直させるものでした。

主人公は車に乗せられ過去と現在を行きつ戻りつするのですが、連れて行かれるのは人生の岐路。しかし、とても岐路とは思えない、平凡な生活の中のある一日・場所です。誰しも生活していく中では常に選択をしていることを強く感じました。それはその日の通勤経路かもしれません。また、急な飲み会の誘いを受けるか断るかかもしれません。もしかしたら、あるときに掛けた一声かもしれません。これらが後に大きな影響を与えたとしたら・・・。全く意識したものでないだけに性質が悪いです。

主人公は最初に連れて行ってもらった場所ではまったく過去を変えることのできません。2度、3度と回を重ねるごとに、過去にも微妙な変化が生じ、主人公も当時取れなかった行動を大胆に行うようになってきます。だが悲しいことに、1度目の出来事は2度目に、2度目の出来事は3度目には反映されていません。

しかし、大切なのは過去を変えることじゃないのです。それは、主人公の取る行動からもわかります。なぜこうしておかなかったのかという悔いは回を重ねるごとに消化されていき、次第に前へ目を向ける行動を取るようになっていく。大切なのは"今の姿を受け入れて、未来をどうするか"ということなのです。

さらりと書かれていますが、重たい話題がてんこ盛り。しかし、ラストに見える一筋の光のおかげで読後感はたいへん良いものになっています。主人公一家の今後を応援しつつ、自分も前を向いて暮せたらと思います。

※トラキチさん主催「今宵、重松作品を語ろう!」にトラックバック。

+++++

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comment

こんばんは。
TB及び、リンクを貼っていただきありがとうございました。
考えさせられる本でしたよね。
重松さんの本の中で上位に位置する本だと思っております。

  • ゆう
  • 2005/10/20 8:38 PM

■ゆうさん
夫婦関係、親子関係って難しいですね。何が最善なのか・・・。
考えすぎもよくないのでしょうが、いろいろ考えちゃいますね。
重松さんの本の中で、お気に入りの一冊となりました。

  • あおちゃん
  • 2005/10/21 1:46 PM

ブログ引越しに伴い、同一内容同一タイトルで再びTBさせていただきました。
重複してしまったことをお許しください。

  • M型めがね
  • 2005/10/27 12:47 AM

■M型めがねさん
了解いたしました。
こちらからも引越し先にもTBさせていただきました。
これからもどんどんTBしてくださいね。

  • あおちゃん
  • 2005/10/31 11:43 AM

こんにちは。
突然失礼します。
東京都板橋区に本拠地を置く劇団銅鑼と申します。
重松清原作「流星ワゴン」舞台化のご案内です。
2月3日〜2月5日相鉄本多劇場(横浜)・2月9日兵庫県立芸術文化センター中ホール(西宮)で上演します。
公演の詳細は劇団銅鑼HP
http://www.gekidandora.com
をご覧下さい。
昨年東京で初演、高い評価を受け、口コミでSOULD OUTを出せた作品です。
お近くでしたら、是非ご覧下さいませ。
よろしくお願いいたします。

劇団銅鑼 制作 田辺素子
〒174-0064 東京都板橋区中台1−1−4
TEL:03−3937−1101
FAX:03−3937−1103
URL http://www.gekidanora.com
e-mail gekidandora@pop12.odn.ne.jp


■田辺さま
はじめまして。
「流星ワゴン」舞台化の件、以前どこかのブログで話題になっていたのを記憶しております。
わざわざご連絡いただきありがとうございます。機会がありましたら、拝見させていただきます。

  • あおちゃん
  • 2006/02/02 10:28 PM

こんにちは。
読み終わった後は、日常のささいな選択によって
自分の人生が変わっていく事があるのかもしれないと、
ちょっと怖いような気もしました。
「今の姿を受け入れて、未来をどうするか」これが出来ない時があったりしますが、
少しずつでも前に進める人生を歩みたいです。

■きつねさん
そうなんですよね。生きていくって常に選択が付きまとうじゃないですか。
それによって、未来が違うなんて・・・。確かに怖いです。
あるべき自分を想像して、それに向かって進みたいものです。

  • あおちゃん
  • 2006/12/28 2:06 PM








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  • 宝島のチュー太郎
  • 2005/10/23 5:56 PM

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