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「GO」金城一紀

ドミノタイトル:GO
著者  :金城一紀
出版社 :講談社文庫
読書期間:2005/09/29 - 2005/09/30
お勧め度:★★★★

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僕は何者?日本で生まれ、日本で育ったけれど、僕は"在日"と呼ばれる。元ボクサーのオヤジに鍛えられ、これまで喧嘩二十三戦無敗。ある日僕は恋に落ちた。彼女はムチャクチャ可愛らしい"日本人"だった−。軽快なテンポとさわやかな筆致で差別や国境を一蹴する、感動の青春恋愛小説。直木賞受賞作。
ずっと気になってた金城さんの本でしたが、直木賞受賞、映画の大ヒットとあまのじゃくの性格が災いして手にするのが遅れました。ブログで評価が高いのを見なかったらおそらくまだ手にしていないだろうなぁ。ブログを始めて確実に読む本の幅が増えています。

紹介文にある通り本書は在日韓国人の高校生・杉原を主人公とする物語です。ただ、恋愛小説かと言うと???ですね。軽快な文章、魅力的な登場人物のおかげですらすらと読めてしまいますが、その文章の奥に潜む主題は日本人があまり考えたがらない人種差・国籍差であり結構ヘビーです。

日本で生まれ、日本に住みながら日本人と同一に扱ってもらえない苦労。外国へ行くことさえもままならない苦労。変えようと思えば簡単に変えられてしまう国籍とは果たしてどんな役割を持つのだろうか。杉原の疑問には答えがなく、そのまま読み手に対する問いかけとなっています。

韓流ブームで韓国文化を紹介する番組等が増えましたが、それでも日韓の歴史観の違いを特集するものは皆無(NHKくらいかな)で、日本の国旗が燃やされるなどの反日デモをニュースで見るくらい。これらのニュースを見せられるだけならば悪感情しか浮かびません。その行動を取るに至る感情や歴史を知らずして、意味を理解するのは不可能と言うものです。

韓国人だけでなく日本には沢山の外国人が住んでいます。肌の色や言葉の全く違う人も一緒に生活しているわけです。国際化する世の中で、私を含めみんながもっと歴史や文化を学び理解していく必要性を感じます。

この本をオヤジがカッコいいとか正一がカッコいいとかで終わらせるのは勿体無い(確かにカッコいいのだが)。自分の考えを直ちにグローバル化するというのは所詮無理な話ですが、数冊、手始めに日韓の歴史について本を読んでみようという気になりました。

+++++

【みなさまのご意見】
Ciel Bleuさん
本を読む女。改訂版さん
たこの感想文さん
本のある生活さん('06/04/24追加)
苗坊の読書日記さん('07/08/07追加)
"やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!!さん('08/02/17追加)


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comment

こんにちは。金城一紀布教活動中のざれこです(笑)大好きなのです。
次は「レボリューション癸魁廖屮侫薀ぁ▲瀬妊、フライ」を是非。文体軽く、テーマはどっしり重いです。

■ざれこさん
ざれこさんとこで見かけて読むことを決めたのですよ。
僕も布教活動のお手伝いしますよ、教祖さま(笑

  • あおちゃん
  • 2005/10/17 11:35 PM

お、うちがきっかけでしたか(にやり)
他にも私が熱狂してるのを読まれた方が、「金城フェアやってましたよね」と言いつつ
読んではまってくださったのです。
その時まではフェアをしてるつもりはなかったんですが。(笑)
こちらでもよろしくお願いしますねー(何者)

■ざれこさん
はまりそうな予感がしてます。
「レボリューションNo.3」や「フライ、ダディ、フライ」は版元を変えて出版されてますが、
中身は一緒なのかな? ちょっと気になってます。

  • あおちゃん
  • 2005/10/19 5:30 PM

うわ、今更ですが
読み比べてないですけど違うって噂は聞かないです。
一緒じゃないかなと。私は古いほうの装丁が断然好きですね。

■ざれこさん
そうそう、昔のほうが断然装丁がいい!
なのに、本屋に無かったので新しいほうを買ってしまいました・・・。

  • あおちゃん
  • 2005/11/28 3:10 PM

こんにちは。
住んでる所が在日の方が多い土地なので、
今回あらためていろんな事を考えながら読みました。
それら重さはあるものの、作品自体はすごく面白かったです。

■しんちゃん
こんにちは。
この本が初金城本だったのですが、一気にはまりました。
さらっと読むことが出来ますが、書かれている内容は結構ヘビー。
いろいろ考えさせられました。

  • あおちゃん
  • 2007/10/15 8:59 PM








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  • たこの感想文
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  • 本を読む女。改訂版
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GO 杉原は私立高校に通う高校生。他の人と違うのは、日本人ではなく、韓国籍であること。 そのせいで、日本人からひどい差別を受ける。 ヤクザの父をもつ加藤以外は高校では誰も話しかけてこない。 その加藤の誕生パーティに呼ばれ、しぶしぶ出かけた杉原の前に一人

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  • "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!!
  • 2008/02/09 9:54 PM