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「かっぽん屋」重松清

夢にも思わないタイトル:かっぽん屋
著者  :重松清
出版社 :角川文庫
読書期間:2005/09/28 - 2005/09/29
お勧め度:★★★

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15歳。頭のなかにあることといったらただ一つ、かっぽん−。憧れと妄想に身を持て余す思春期の少年たちの、ひたすらな性への関心をユーモラスに描いて、もどかしい青春の痛みを鮮やかに蘇らせた表題作のほか、デビュー間もない時期に書き下ろされた奇想天外な物語など、全8編を収録。これ1冊で作家・重松清のバラエティと軌跡が存分に味わえる著者初、待望の文庫オリジナル短編集。巻末には貴重なロングインタビュー2本も併録。
重松さん初期の作品集。それだけを理由に集められた短編なので統一感はまったくありませんが、自分の興味に任せて書き連ねていた初期の重松さんを知る上でとても興味深いです。A面B面構成、巻末のロングインタビューなど、本文以外でも楽しめる作品です。

表題作について。思春期の少年たちの性への関心を描いた作品ということになっていますが、自分に素直になれず時間を持て余す少年たちの心の葛藤を描いた作品として読みました(高尚なものではないですが)。仕事で行き詰った時。目の前に大活躍している人を見た時。なんだか不運が重なる時。果たして自分はこのままでいいのかと考えることは誰しもあることでしょう。作中の少年たちもまた何とかしたい、自分はどうあるべきかを悩んだ末、目立つ方法=噂のかっぽん屋探しという行動になったのではないかと感じました。

その他全編通して眺めてみると、初期作品はエンターテインメントを意識した傾向にある思えましたが、「デンチュウさんの傘」など後の重松さんを思わせるオヤジの胸中、人間関係の持つ空気感や緊張感を感じさせる作品もありなかなか楽しめました。絶対読むべきとはいいませんが、数冊重松作品を読んだ後に手にしてみるのはいかがでしょうか。

※トラキチさん主催「今宵、重松作品を語ろう!」にトラックバック。

【収録作品】
すいか
ウサギの日々
五月の聖バレンタイン
かっぽん屋
失われた文字を求めて
大里さんの本音
桜桃忌の恋人'92
デンチュウさんの傘

+++++

【みなさまのご意見】


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