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「定年ゴジラ」重松清

定年ゴジラタイトル:定年ゴジラ
著者  :重松清
出版社 :講談社文庫
読書期間:2005/08/24 - 2005/08/26
お勧め度:★★★★

[ Amazon | bk1 | 楽天ブックス ]


開発から30年、年老いたニュータウンで迎えた定年。途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。「ジャージーは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます」先輩の町内会長、単身赴任で浦島太郎状態のノムさん、新天地に旅立つフーさん。自分の居場所を捜す四人組の日々の哀歓を温かく描く連作。「帰ってきた定年ゴジラ」収録の完成版。
職場までの通勤時間が2時間。そんな郊外のニュータウンに住む山崎さんが主人公。定年を迎え、暇をもてあまし散歩を始めた山崎さんが同じく会社を定年した同じ街に住む3人の"ゴジラ"と出会うところから物語りは始まります。(ゴジラの意味は本書中にあります)

定年などまだまだ先の話、暮らすなら静かで落ち着いてて何もないところがいい。子供を育てるにも絶好の環境だ、とバリバリ働いていたころの山崎さんは思って郊外の家を購入。しかし、定年を迎えた今、果たしてここは終いの場所としてふさわしいのかと自問する。娘の不倫や知り合った朋友の旅立ち。否が応でも家族とは何か、家とは何か、そして自分の定年後の生活は、と考えさせられます。

今の自分を山崎さんに重ね合わせて読みました。夜遅くまで働き、日々同じことの繰り返し。通勤時間は山崎さんより短いものの1時間くらい。定年後の自分などまるで想像できません。早く定年を迎えて悠々自適に暮らしたいなんて思ってもみますが、一日の長さに耐えられるかどうか自信がありません。

連作短編形式を取っている本書ですが、一番印象に残るのは雑誌の取材を受けてニュータウン巡りをする編でしょうか。区画ごとに順々に分譲されていったニュータウンを逆順に遡っていくと、そこにはこれからの自分たちの行く末が映し出されていますが誰もそれには気がつきません。気がつくのはある程度歳が行ってから、後ろを振り返る余裕が出来てからなのでしょう。

重松さんは自身の父親世代をイメージして書き上げたようです。オヤジたちへ優しい眼差しを持って書かれた本書ですが内容はとても深いです。

※トラキチさん主催「今宵、重松作品を語ろう!」にトラックバック。

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【みなさまのご意見】


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comment

こんにちは。
若いときは定年なんて考えないですよね。
でも働いていれば誰でも定年を迎えます。
そうなったとき自分はどうするべきか、難しい
問題だと思います。悔いのないように生きたいですね。
専業主婦の私が言うことではないのかも(^^;

TBありがとうございましたm(_ _)m

まだまだ重松作品ビギナーですが、ここのところ彼の作品にハマっています^^

『定年ゴジラ』にはいずれこれから先に来る未来に対し、
なんだか警鐘を鳴らされているような気がしました。
続けて読んでいると、やはり重松マラーってありますよね^^

  • cyaz
  • 2005/09/06 5:50 PM

この作品は、父親世代への優しい視線がとてもよかったです。
重松作品、着々とすすんでますね。
月に1冊とか言いながら、私は7月8月はサボってしまいました〜また再開せねば〜!

  • EKKO
  • 2005/09/06 9:45 PM

■cyazさん
はじめまして。
立て続けに読まれているようですね。
僕はまだ「流星ワゴン」「きよしこ」は未読です。いい作品のようで楽しみ。
まだまだ僕も重松ビギナーなので、お互いコンプリート目指して頑張っていきましょ〜。

  • あおちゃん
  • 2005/09/07 1:40 AM

■EKKOさん
着々と進んでますよ〜。一度忘れた月があったけど、翌月に2冊読んで帳尻を合わせました。
積読している「かっぽん屋」を読んだら、いよいよ「流星ワゴン」を読みたいなぁって思ってます。

  • あおちゃん
  • 2005/09/07 1:43 AM

■ゆこりんさん
悔いのないように・・・。確かにそうですね。
あのころはこういうことをしていたと後々思い返せるように、悔いなく生活したいです。
ただ、最近よく昨日の夕飯に何を食べたかを忘れてしまいますが・・・。
※誤字があったので再度コメントを書きました。

  • あおちゃん
  • 2005/09/07 1:48 AM

おはようございます。
TBさせていただきました。
重松さんの作品の中でも、何番目かにお気に入り作品です!!
なかなかこの年齢を主役におく事作品って珍しいですよね。

  • ゆう
  • 2005/09/15 10:03 AM

■ゆうさん
日本を支えてきた段階の世代へのオマージュでしょうかね。
最近読んだ重松さんの本は、いじめとか暗い話題が多かったので、
この本はほっこりと心が和みました。
僕も結構気に入っています。

  • あおちゃん
  • 2005/09/15 10:10 PM








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