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「ねこのばば」畠中恵

ねこのばばタイトル:ねこのばば
著者  :畠中恵
出版社 :新潮社
読書期間:2005/05/31 - 2005/06/02
お勧め度:★★★★

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え!? 身体が弱くて、繊細で、正義感いっぱいの、あの若だんながグレちゃった?
犬神や白沢、屏風のぞきに鳴家など、摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいる日本橋大店の若旦那・一太郎に持ち込まれるは、お江戸を騒がす難事件の数々――。ドキドキ、しんみり、ほんわか、ハラハラ。愛嬌たっぷり、愉快で不思議な人情妖怪推理帖。ファン待望の「しゃばけ」シリーズ第三弾!
シリーズ第三弾は短編5編(茶巾たまご、花かんざし、ねこのばば、産土、たまやたまや)からなる連作短編集。本作も前作「ぬしさまへ」同様、体の弱い廻船問屋長崎屋の若だんなが妖たちを使いながら事件を解決する探偵譚となっている。

事件の謎解き自体は正直どうってことない程度なのだが、若だんなと妖たち、若だんなとそれ取り巻く人間たち(日限の親分や菓子職人栄吉など)のほのぼのとしたやり取りが本シリーズの売りであり、本作でも十分堪能できる。手代たちの監視の目を逃れ、どうにかして自由な時間を作ろうとして奮闘する若だんなの姿が何ともいじらしい。

さすがにシリーズ第三弾ともなると妖の個性も特徴付けられてきており、話の中で重要な役割を担うことが多くなってきた。その分、新しい妖が登場することが少なくなったのが残念ではある。いっそ、冒険譚をやめて妖を中心に話を構成していただければと思うのだが、シリーズの意図とは反するだろうか。

表題作「ねこのばば」よりも最後の2編「産土(うぶすな)」と「たまやたまや」が好編。「産土」は手代佐助の過去についてで、途中どきりとさせられる。「たまやたまや」は、幼馴染に対する若だんなの切ない気持ちがよく伝わってくる。

シリーズ未読の方は途中過去作を思わせる話が入るので、刊行順(しゃばけ、ぬしさまへ、ねこのばば)に読むことをオススメする。

+++++

【みなさまのご意見】
葉兎の本棚さん
Live a Life of Easyさん
Sakura*Blog**さん
*second message*さん
よろず帳さん
b-notesさん
+ChiekoaLibrary+さん('05/12/31追加)
ぞうの耳さん('06/12/06追加)
神楽のお部屋。さん('07/01/10追加)
道草読書のススメさん('07/01/15追加)
書評風-読んだら軒並みブックレビューさん('07/01/20追加)
乱読系。さん('07/08/16追加)


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comment

はじめまして♪
こちらの記事にTBさせていただきました。

私も「産土」「たまやたまや」がお気に入りです。
本作では人間の暗い部分なんかもよく書かれていて、
物語の奥行きがぐっと広がった気がしました。
続きも楽しみです。

■Rutileさん
はじめまして。
読んでからだいぶ時間がたってしまい細かいところまで覚えていないのですが・・・
「ぬしさまへ」で仁吉の過去を知ることが出来、あとは佐助の過去をと思っていたところ、
本作で知ることが出来てとてもうれしかった覚えがあります。
出てくる人たちと妖たちがとても魅力的なシリーズですよね。僕も続編がたのしみです。

  • あおちゃん
  • 2007/01/15 7:13 PM








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trackback

ねこのばば

『 ねこのばば 』  畠中恵<あらすじ>え!? 身体が弱くて、繊細で、正義感いっぱいの、あの若だんながグレちゃった?犬神や白沢、屏風のぞきに鳴家など、摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいる日本橋大店の若旦那・一太郎に持ち込まれ

  • Live a Life of Easy
  • 2005/06/08 2:08 PM

【ねこのばば】 畠中恵

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