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「道路公団民営化の内幕 なぜ改革は失敗したのか」屋山太郎

道路公団民営化の内幕 なぜ改革は失敗したのか PHP新書タイトル:道路公団民営化の内幕 なぜ改革は失敗したのか
著者  :屋山太郎
出版社 :PHP新書
読書期間:2005/04/21 - 2005/04/23
お勧め度:★★★★

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小泉首相は構造改革のターゲットとして、持論である郵政民営化とともに「道路公団民営化」を挙げた。この二つの民営化で、小泉首相は政・官・財の癒着構造をぶっ壊そうとしたのだ。ところが二〇〇三年暮れに発表された道路関係四公団民営化の基本的枠組みは、絵に描いたような「骨抜きの民営化案」であった。「小泉首相に裏切られた」と辞表を提出する改革派委員たち。満面の笑みを浮かべる道路族のドン…。構造改革の目玉といわれた道路公団改革はなぜ失敗したのか。
国鉄分割・民営化に参画した著者が道路公団民営化の問題点、失敗した原因について書いた本。

道路公団民営化を嗤う」や「偽りの民営化」、「特殊法人改革のまやかし」など、これまで読了した一連の道路公団本と内容で重なる部分が多いが、唯一違う点「イタリアとの比較」がなかなか興味深い。イタリアはEU発足前巨額の財政赤字に喘いでいた。しかし、1992年のマーストリヒト条約で定められたEU加盟条件をクリアするために徹底した構造改革を行い、最初からEUに加盟することが出来のだ。

当時のイタリアは、GDP比約120%の債務を抱え(日本は約64%)、単年度財政赤字は約11%(日本は約1.6%)という悲惨な状況。しかし現在、状況はまさに180度ひっくり返っている。現在の日本は、GDP比約150%の債務を抱え(イタリアは約108%)、単年度財政赤字は7.7%(イタリアは約2.1%)と10数年前のイタリアより状況はひどい。企業なら倒産だ。直ぐにでも改革に着手しなくては、日本という国が倒れてしまいかねない。

イタリアが改革に成功したのは、国民一人一人が事実を受け止め、改革に取り組んだ成果といえる。EUへ最初から参加という国民が一丸となるに値する大きな目標があったから取り組めたと言えなくもない。しかし、選挙時に改革を妨げる議員を軒並み落とし、改革派の議員を当選させるという波を日本でも作ることが出来るのか。日本では政治に対してあきらめムードが漂ってはいないか。政治家不信で政治への希望を無くしてしまっては、元も子もない。

日本では改革派の議員を探すことすら難しい状況なのかもしれない。適切な人選の出来る眼を持っていて、勉強家で、自分が間違えている時は他人の意見を受け入れられる器の広さを持っている人物はいないのだろうか。良くも悪くも昔の政治家はそうだったように思えてならない。

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