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「しゃばけ」畠中恵

しゃばけタイトル:しゃばけ
著者  :畠中恵
出版社 :新潮社
読書期間:2005/04/14 - 2005/04/15
お勧め度:★★★★

[ Amazon | bk1 | 楽天ブックス ]


江戸の大店の若だんな一太郎は17歳。一粒種で両親から溺愛されているが身体が弱くすぐ寝込んでしまう。そんな一太郎を守るべく、手代に身を替えた犬神・白沢、屏風のぞきや小鬼が身の周りに控えている。ある夜、ひとり歩きをした一太郎は人殺しを目撃してしまう。あやかしたちの力を借りて下手人探しに乗り出すものの…。心優しい若だんなと妖怪たちが繰り広げる愉快で不思議な人情推理帖!第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。
どなたかのブログ(かなり前なので失念・・・)で知り面白そうと思っていたのになかなか購入に至らなかった本書だったが、ようやく購入した。

本書はなんといってもまず装丁が目を引く。たくさんの物の怪たち(本書内では妖(あやかし))が、わいわいと楽しそう。4月初旬に見た「情熱大陸」で装丁家・鈴木成一さんが出ていたのだが、鈴木さんに装丁を頼みに来た編集者の方が「部数を伸ばすために鈴木さんの装丁を!」というようなことを言っていた。装丁の力というのは、バカには出来ないほど大きいのだ。

で、本書の内容はというと装丁通り。幼いころから妖に囲まれて暮らす暮らしていた廻船問屋の若だんな・一太郎。ひょんなことから連続殺人事件に巻き込まれてしまう。薬種問屋ばかり襲われていく殺人事件には、つながりなどなさそうに思えるのだが・・・。

体が弱く、両親はおろか妖からも過保護に育てられている若だんなだが、決して世間知らずではなく、機転が利いていざという時の度胸もなかなかのものだ。金銭感覚だけはどうしようもないらしいが。

手代とした働く犬神(人には佐助と呼ばれている)や白沢(仁吉と呼ばれている)を始め、鈴彦姫や鳴家(やなり)など、次々に登場する妖たちがどれも個性的でユーモアたっぷり。すねたり怒ったりなど妙に人間臭かったり、それでいてやっぱり妖なのだと思わせる言葉を発したりと、とても魅力的に書けている。ちゃんと役割が与えられていて、ただ話を盛り上げるだけのキャラクタになっていない。その他登場する和菓子屋の跡取り・栄吉を始めとする人間たちもとても魅力的だ。

調査と推理が実を結び、そして出生の秘密などが徐々に明らかになりながら、ラストは一気に大捕物劇へ。希望に満ちた爽やか読了感を得ることが出来るだろう。

ちょっと物足りなかったのは、江戸という舞台設定ながら時代の空気感が薄い点と重要な妖である犬神(佐助)と白沢(仁吉)の活躍が少ない点。シリーズが2冊出ているようなので、そちらではどうなっているのか期待が高まる。

この本と宮部みゆきさんの時代モノと比較されている方が多かった。いつか宮部さんの時代モノも読んでみようと思う。

+++++

【みなさまのご意見】
あいらブックス!さん
葉兎の本棚さん
のほ本♪さん
Live a Life of Easyさん
東奔西走徒然記さん
幸福論さん
Sakura*Blog**さん
ごったにっきさん
気ままにさん
+ChiekoaLibrary+さん('05/09/30追加)
華麗なるダメ人間の生活さん('05/11/28追加)
本を読む女。改訂版さん('05/12/11追加)
苗坊の読書日記さん('06/08/21追加)
風と雲の郷(旅と読書と資格と・・)さん('06/10/20追加)
しんちゃんの買い物帳さん('07/02/18追加)
乱読系。さん('07/08/07追加)
駒吉の日記さん('07/08/16追加)
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comment

はじめまして。
コメントどうもありがとうございました。
>装丁の力というのは、バカには出来ないほど大きい
これほんとにそうだと思います。現に何冊装丁で選んだか。
シリーズの続きでは、二人(?)が主人公になっているのもありますよ。ただ、短編なのですが。
”霊験お初シリーズ”読まれたら是非TB送ってくださいね。

■葉兎さん
はじめまして。コメント&TBどうもです。
装丁がよくって話も面白かったら最高ですよね。たまに失敗もありますが、、、。
続編では佐助と仁吉が主人公になっているものもありますか!それは楽しみ。
そうそう、続編2冊は短編なんですよね。長編の方が登場人物のキャラが生きると思うけど。

”霊験お初シリーズ”、読了したらTBさせてもらいますね。

  • あおちゃん
  • 2005/04/22 11:59 AM

はじめまして!TBありがとうございます。
少し、ネットを離れていたので、TBに気づくのに
遅くなってしまって申し訳ありませんでした。
続編の「ぬしさまへ」も面白いですので、是非
読んでみてください。私はようやく「ねこのばば」を
図書館で借りることができました。
それでは〜

■まっぴーさん
コメント&TBどうもです。
「ぬしさまへ」も面白いようですね。楽しみ。
読み終わったら、またTBさせていただきますね。

  • あおちゃん
  • 2005/04/25 12:31 AM

確かにあの二匹(二人?)は、肝心なところであまり活躍してなかったですね(笑)。でも本人たちも落ち込んでましたし!!!次回に期待してあげましょう!続きを読むのがほんとに楽しみです。

■chiekoaさん
たくさんの妖が出てくるけど、やっぱり犬神と白沢がお気に入りなのです。
で、活躍がなくってさみしいなぁと思っていたら、続編では二人が主人公になっているではないですかっ。期待してたのとはちょっと違ったけど、二人の素顔を見れてとてもうれしかったのでした。最新刊「おまけのこ」も入手済み。楽しみ!

  • あおちゃん
  • 2005/10/01 3:17 PM

こんにちは^^
この作品大好きなんです。
若だんなも妖たちもとっても可愛かったです。
シリーズたくさん出ていますが、まだ1冊しか読んでいないんです。
もったいなくて読めないって言うのもありますが。
3冊目までは持ってるので、集めて読んでいこうと思います。

■苗坊さん
このシリーズ、とても面白いですよね。
最新作は昨日読み終わり、これでシリーズすべて読了しました。
前作まででちょっとマンネリ感を感じていたのですが、
最新作は久々の長編で楽しめました。
じっくり、ゆっくり読んでいくのがいいと思いますよ。

  • あおちゃん
  • 2006/08/21 12:11 PM








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