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「硝子のハンマー」貴志祐介

硝子のハンマータイトル:硝子のハンマー
著者  :貴志祐介
出版社 :角川書店
読書期間:2005/03/04 - 2005/03/09
お勧め度:★★★★→★★★
※お勧め度変更しました('05/03/12)


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エレベーターに暗証番号、廊下に監視カメラ、隣室に役員。厳戒なセキュリティ網を破り、社長は撲殺された。凶器は? 殺害方法は? 弁護士純子は、逮捕された専務の無実を信じ、防犯コンサルタント榎本のもとを訪れるが…。
4年半ぶりの新作は、今までの貴志さんにはなかった密室ミステリー。あまりお目にかかったことのない2部構成ということと相まって、評価が分かれるところ。

これまでの貴志作品の特徴といえば、丹念な人物と心理の描写。現実世界とは離れた「ありえない世界」に起こる出来事(青の炎は違うが)でありながら、恐怖感や切迫感をリアルに描くことによって、読者に身近な世界と錯覚させてしまうのだ。

今作は貴志さんにとって新境地を開拓するための意欲作なのだろう。全編通じて密室における完全犯罪トリックに重点を置いている。後半部分にこれまでの貴志作品の雰囲気が見えるが、これまでのように人物の背景を丹念に描き出すことはしていない(登場人物が多いというのも原因の一つかもしれない)。

力を入れたトリック自体は、かなり斬新で大掛かり。第1部で仮説・検証の上、捨てられていくトリックたちのほうが好きだったりしますが・・・。犯人自体はおそらくコイツと気がついてしまい、あとはトリックだけだと読み進めたのだが、さすがにこんなことは思いつかない。各方面での専門的な知識が必要。

あおちゃんの評価は星四つ。気になるところが多々ある(犯行動機とかトリック暴きとか)が、「密室ミステリーを書く」という挑戦は概ね成功したのではないか。女性弁護士・青砥純子と防犯コンサルタント・榎本径のコンビでシリーズ化という話もあるとのこと。また4年半も待たされることのないよう切に望む。

追記:思い返してみて、それほど面白かったか?と考え始めちゃったので、評価を星三つに修正しました('05/03/12)

+++++

【みなさんのご意見】


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comment

トラックバックありがとうございます。
メインのミステリーと共に、謎の防犯コンサルタント榎本氏自身もミステリーでしたね。

私も是非続編を...と望んでいます。続編だったら次はそれほど待たされずに済みそうですし!

■raizoさん
いろいろ考えるところがあって、評価を一つ下げました・・・。
榎本についてあまり多くを語らなかったのは、シリーズ化をにらんでいて、今後徐々に明らかにしていこうとしてのこと、と勝手に想像してます。
続編が出るなら楽しみですね。間違いなく買うと思います。

  • あおちゃん
  • 2005/03/12 11:12 AM

貴志祐介って「黒い家」の人だっけ?
私、あの本読んで、あまりの怖さに以降読めなくなって
しまいました。人物描写といい、話の設定といい
あまりにも実際にあった事件と同じだったので・・・
これはホラーではないのですか?

  • 小麦
  • 2005/03/15 2:58 AM

■小麦さん
そうそう「黒い家」のお方。なぜだか貴志作品は全部読んでるのですよ。
前作「青の炎」と本作以外は全部ホラーに分類されるのかな。
世間的には「青の炎」の評判が高いんだけど、それほどでも・・・という感じでした。

貴志作品では、エンタテイメント・ホラー(勝手に命名)の「クリムゾンの迷宮」が一番好きです。読み手を選ぶと思うけど、あまりにもありえない設定で笑えます。

  • あおちゃん
  • 2005/03/15 11:09 AM

TBありがとうございました!
おっしゃるとおり、捨てられるトリックに結構よいのがありましたよねー。これからシリーズ化されるとしたら、楽しみですね!

■きゃんちろさん
いらっしゃいまし。そうですよねぇ、捨てちゃもったいないネタばかり。
こういうのも書けるんだぁ、と新たな一面を見せてもらえましたね。次作も期待しましょう。

  • あおちゃん
  • 2005/03/17 12:01 AM








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