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「偽りの民営化―道路公団改革」田中一昭

偽りの民営化―道路公団改革タイトル:偽りの民営化―道路公団改革
著者  :田中一昭
出版社 :ワック
読書期間:2005/02/23 - 2005/02/25
お勧め度:★★★★

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誰が民営化を殺したか? 道路公団民営化そのものが「幻」に終わる気配が濃厚となった。小泉改革・まやかしの正体とは? 元委員会トップが語る「民営化が踏みにじられるまで」の全真相。

道路公団民営化を嗤う」に引き続き読んだ本。この手の本を読むときは、同じテーマを扱った本を2-3冊まとめて読んで見たほうが良いと思っている。

著者・田中一昭氏は、道路公団民営化推進委員会委員長代理を務め、国鉄分割民営化にも携わった人物。民営化委員が書いた本といえば猪瀬直樹著「道路の権力」が思い浮かぶが内容を比較してみると、「偽りの民営化」の方が一連の出来事を客観的に扱っている印象を持った。「道路の権力」では全てのことをあたかも猪瀬氏一人が決めたかのように読めたのだが、こちらが真実なのであろう。

田中氏の怒りの矛先は、小泉総理と猪瀬委員の二人に向いている。「民営化案を基本的に尊重する」「私はぶれたことはない。信用してくれ」など、どちらとも取れる言動を繰り返す小泉総理。その姿には国鉄分割民営化時に見た中曽根元総理のような力強い姿はない。

推進委員の総意(途中で2名欠けたが)でまとめた委員会案を、一委員の立場でありながら、誰にも頼まれていないので国交省案とのフィクサー(=調停者)の役回りを演じ、その過程で自分の意見を取り入れることに終始した猪瀬委員。そこには道路公団民営化をまとめた人物として後世に名を残したいという意識が見え隠れする。また、民営化の旗手と見られた猪瀬氏の案は、道路族議員らの主張と本質的にほぼ同じという驚くべき事実も隠されていた。

この本を読み、私がそれ以外に怒りを感じたのは石原国道交通相だ。藤井元道路公団総裁の退陣劇で見せた無様な対応。あの姿をテレビで見たときから大臣としては役不足と感じたが、より一層その気持ちを強くした。

ここであげている本以外にも櫻井よしこ氏(ジャーナリスト)や屋山太郎氏宮川公男氏などが多くの関連書籍が出版されている。先の記事にも書いたが道路公団の民営化は今年10月。それまでに猪瀬氏の著作の再読、諸氏の著作を読破したいと思う。

【関連ページ】


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