2018/10

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

<< >>


スポンサーサイト

  • -
  • スポンサードリンク
  • -
  • -

一定期間更新がないため広告を表示しています


「魍魎の匣」京極夏彦

魍魎の匣タイトル:魍魎の匣
著者  :京極夏彦
出版社 :講談社ノベルス
読書期間:2004/12/17 - 2004/12/26
お勧め度:★★★★★

[ Amazon | bk1 ]


匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落とせるのか!?日本推理作家協会賞受賞作。

京極さん第2作にして、推理作家協会賞受賞作。この作品で一気にメジャーへ上り詰めたと言っていいのでしょうね。

多発する美少女バラバラ殺人事件。魍魎を祓ってくれるという霊能者。奇妙な箱型の建物。常に手袋を嵌めた小説家。前作以上に謎が満載。どれもこれもネタとして、それ一つで十分満足いくものだけれど最後に修練していくのはまさに見事でした。

タイトルに使われている「匣」には、いくつもの設定がなされています。建物としての「箱」、霊能者が用いるのは「御筥様(おんばこさま)」、そしてバラバラ殺人犯が使う「匣」。その中でも特に「箱」には驚かされました。戦後のこの時代に、このような壮大な試みを行った人物がいたとしたら、間違いなく歴史残っていたであろうと思います。奇人としてかもしれませんが。

京極作品はまだ2作しか読んでませんが、文章がとても美しいですね。流れる文章と言っていい。今作ではその美しい文章によって、京極堂の周りに起こる奇妙な事件がより恐ろしく感じました。「みつしり」という擬態語が、とても不気味で印象に残ってます。

今回の京極堂の薀蓄は「超能力者、占い師、霊能者、宗教者の違い」と「正常と異常の基準」でした。どちらもためになるお話でした。大満足。

+++++

【みなさまのご意見】
Macutieさん
海に塩を撒く.さん
Honey Vanityさん
ROLLIN'さん
上七軒日記さん
読書感想文ブログさん
うだうだぶつぶつさん('05/03/28追記)
読んだモノの感想をぶっきらぼうに語るBlogさん('05/12/09追加)本を読もうさん('07/05/26追加)


スポンサーサイト

  • 16:10
  • -
  • スポンサードリンク
  • -
  • -


related search by amazon
comment

ども。トラックバックありがとうございました。
これからこちらも読ませていただきます。

  • 上七軒
  • 2005/01/04 9:52 AM








preview on
ご利用のブラウザ、設定ではご利用になれません。

trackback

「幸せになることは簡単なことなんだ」

魍魎の匣 箱を祀る奇妙な霊能者。 箱詰めにされた少女達の四肢。 そして巨大な箱型の建物 ――― 箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。 以上、あらすじ(文庫版背表紙より) 京極夏彦先生の京極堂シリーズの第二弾です。 読んだ直後に書

  • Honey Vanity
  • 2005/01/04 2:54 AM

魍魎の匣(京極夏彦) 講談社ノベルス(1995年)

木場修さんの物語なのかなぁ?不死の人間を作りたい研究者、父親を愛してしまった娘、財閥の遺産、うつ病の母親に育てられた子供、無関係に登場していた人たちが京極堂によって憑き物落としをされる過程で運命の残酷さを見せ付けられていく。 魍魎の匣

  • ゆうきの読書日記
  • 2005/01/24 9:12 PM

京極夏彦『魍魎の匣』のこと

京極夏彦『魍魎の匣』のあらすじと感想メモ。

  • うだうだぶつぶつ
  • 2005/03/28 10:20 AM

魍魎の匣 / 京極夏彦

初読みの時は一日二日で読んでたと思うんだけど さすがに何度も読んでるだけあって読速度は速いんだろうけど ノメリコムまでは行かないから1週間以上かかりました。

  • 海に塩を撒く.
  • 2005/03/28 11:13 PM

魍魎の匣 (京極夏彦)

京極堂シリーズは随分前に制覇しましたが、頭の中で混ざってしまって、題名を聞いてもどれがどれやら分からなくなっています。このシリーズには強烈な印象を持ちましたが、作品単体でのインパクトは意外と弱かったのかも… そんな中で『魍魎の匣』は比較的印象の強い

  • 読んだモノの感想をぶっきらぼうに語るBlog
  • 2005/12/10 5:07 PM

魍魎の匣―文庫版

匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落

  • 本を読もう
  • 2007/05/24 9:41 AM