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「影踏み」横山秀夫

影踏みタイトル:影踏み
著者  :横山秀夫
出版社 :祥伝社
読書期間:2004/11/10 - 2004/11/11
お勧め度:★★★

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「ノビ師」真壁修一を主人公とした連作短編集。「ノビ師」とは、深夜家人が寝静まった住宅に盗みに入る泥棒のこと。自分が泥棒だったらそんな危険なことはしたくないなぁ、もちろん泥棒などしませんが。主人公だけじゃなく、刑事や他の泥棒なども他の話に出てくるので、なんだか長編のような雰囲気。かつて法曹界を目指していた秀才でもあるこのノビ師が探偵役となり、毎回何らかの謎解きが行われていきます。

これまで組織の暗部を徹底的なリアリティで暴き出してきた横山さんですが、今回は真壁修一の中耳に双子の弟・哲二が宿るというオカルト的な設定。しかし、これが他の仕事についても成功するであろう真壁が、泥棒家業を続けている理由ともなっています。どうしてこうなったのかの詳細は本文を読んでもらうとして、この設定を奇異に感じさせないのはさすがです(最初はちょっと戸惑いましたが)。お勧めは、「使徒」と「行方」かな。

ラストで物語は一応の完結をみますが、まだ続きそうな雰囲気も。ぜひぜひ続編を長編で書いていただきたいものです。

+++++

消息
盗みに入った家の妻は、夫を殺そうとしていた!?その一件で住居侵入により捕まった真壁。二年間の服役を終え出所した真壁は、その事件を再調査する。

刻印
警察官の死体が側溝で見つかった。泥酔していた警察官の足取りから犯人を追う。

抱擁
かつての恋人だった久子が、勤務先の保育園で積立金消失事件の犯人として疑われることに。真壁は、事件の状況から隠された真実を暴き出す。

業火
盗人狩り。雁谷界隈の泥棒が襲われる事件が続き、ついに真壁も襲われる。誰が何の目的で?そして、本当に狙われているのは誰か?

使徒
塀の中である泥棒から「サンタクロース」の依頼をされた真壁。その泥棒もある人から依頼を受け、5年間サンタクロースを続けていたという。依頼者とは一体?

遺言
宵空きの黛明夫が死んだ。今はの際、真壁の名前を呼んだという。そう聞いた真壁は、死を伝えようと黛の唯一の肉親である父親を探し始める。

行方
突然真壁を訪ね、救いを求めた久子。見合い相手の兄にあとをつけられているという。真壁は、その男の行方を追うがなかなか見つからない。そんな中、久子の住むアパートから火の手があがる。

+++++

【みなさまのご意見】


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comment

横山秀雄いいですよね!私も読書日記やってて、以前「影踏み」をとりあげたことがあります。登場人物の深層心理が垣間見れる気がしますよね。そこが引きこまれるとこなんでしょうか。私のページにもあそびにきてくださいね。又覗きにきます。失礼しました。

  • まさ
  • 2004/11/18 10:27 AM

■まささん
こんにちは。
只今「横山秀夫強化月間」ってことで横山さんの本を読み漁ってるのですが、残すところ「クライマーズ・ハイ」と「出口のない海」のみになりました。ほとんど外れがないですね、横山さんは。
さきほど、まささんのページを見せていただきました。読書傾向が似ているなぁって思いましたよ。後ほどもう一度じっくり読んで、コメント書き込みますね。

  • あおちゃん
  • 2004/11/18 1:46 PM

ども。行き届いたレビュー感心して拝読してます。
横山さんは脇役が魅力的で、あまり饒舌でない筆致がいいですよね。
2004年、私はそれほど読んでいないせいか、新作小説で「これ」って感じたものが少なかったんですが、いかがでしたか?

  • coco2
  • 2004/11/25 1:22 AM

■coco2さん
こんにちは。駄文を褒めていただきありがとうございます。(^^)
横山さんは人物設定が上手ですよね。しかも、説明がくどくなくって、読者に任せる部分があるのがいいと思ってます。自分だったら説明しすぎちゃうだろうなぁ。
実は旧作ばかり読んでいて、coco2さんと同じく新作はあまり読んでないんです。伊坂幸太郎さん「チルドレン」、綾辻行人さん「暗黒館の殺人」、それとこれから読む予定の「出口のない海」くらいです。「チルドレン」は面白かったですよ。

  • あおちゃん
  • 2004/11/25 6:48 PM

こんにちは。この本すごく好きです。
続編とは・・・考え付きもしませんでした。
でも、言われてみれば、出せなくはないですよね。
出て欲しいなあ!
おっしゃるように、長編がいいですね。
TBさせてください♪

■ゆうきさん
視点が横山さんならではですよね。
設定がいままでの作品とは違っていて、それだけで楽しめました。
内容はだいぶ忘れてしまいましたが、もうしばらくこの話を読み続けたい
と思ったのは覚えています。

TBさせていただきました。

  • あおちゃん
  • 2006/01/11 12:19 PM








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trackback

これはちょっとねぇ〜

影踏み 横山 秀夫 【オススメ度】★★★★☆☆☆☆☆☆ 短編集。いつものように警察が舞台ではなく、双子の弟を亡くした窃盗犯が主役である。その弟が自分の中に生きていて会話するという設定にもやや無理があるのだが、これまで読んだ横山作品に比べてストーリー

  • 本と音楽と…
  • 2004/11/16 6:53 PM

影踏み/横山秀夫

 最後の最後にぐわぁぁぁぁってきました。  帯びを見て、ノビ師てナニ?と思いましたが、泥棒の事なのね〜。  トーンは暗めですが、なかなか楽しく読めました。  しかし我が家なんて泥棒にしてみたら、格好の良物件なんやろう。  鍵は開いてるどころか、窓も

  • hdny! blog
  • 2004/11/16 11:54 PM

影踏み 横山秀夫

影踏み横山 秀夫 祥伝社 2003-11by G-Tools 主人公は“ノビ師”の真壁修一。空き巣ではなく、夜、人が寝ている家に忍び込む泥棒。 基本はハードボイルド。でも、修一は、亡くなった双子の弟を自分のうちに宿しており、会話をする事ができる、というファンタジック

  • IN MY BOOK by ゆうき
  • 2006/01/11 1:26 AM

(書評)影踏み

著者:横山秀夫 寝静まった住宅に忍び込み、盗みを働く「ノビ」師・真壁修一。通称「

  • たこの感想文
  • 2006/05/17 8:44 PM

「影踏み」(横山秀夫著)

 今回は 「影踏み」 横山 秀夫著 です。

  • たりぃの読書三昧な日々
  • 2006/07/31 8:20 PM

影踏み

 横山秀夫といえば以前は「警察小説」というイメージがあったが、本作は警察とは正反対にある犯罪者が主人公の連作短編集。  《ノビ師》(深夜、寝静まった民家を狙い現金を盗み出す忍び込みのプロ)を生業とする真壁修一には、15年前に焼死した双子の弟がいる。「

  • higeruの大活字読書録
  • 2007/02/12 9:33 AM